郡山史郎のレビュー一覧
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著者は、伊藤忠、ソニー等で働き、ソニーでは常務取締役や、子会社の社長、会長、顧問を歴任し、その後はプロ経営幹部の派遣・紹介を行う会社を設立した人。本書出版時の2018年時点で何と83歳(!)だが、現役のビジネスマンである。
そんな著者が3000人に及ぶ再就職希望者をサポートして見えてきた、定年前後でやってはいけないことを中心に心が目を記したものが本書である。
著者は人生100年時代と言われる現在、90歳まで働くことを目標とし、働き方も45歳までを「第一ハーフ」、残り90歳までを「第二ハーフ」と二つに分け働き方を考えるべきであると主張する。
その観点から言えば、本書は第2ハーフに入った人だけではなく、まだ第一ハーフにいる人たちにこそ読んでほしい本である。
もちろん、定年前後の人たちが本書の第一ターゲットであり、著者の実体験に基づく数々の定年前後の戒めが記載されているので、第二ハーフの人たちにすぐ役立つ実用書として非常に有用性が高い書となっている。
厳しい話が多いが、現実を理解するためにも全サラリーマン必読の書である。 -
Posted by ブクログ
定年とセカンドライフをテーマとしつつも、人生を45年で折り返す2つのラウンドに分けて考えること、後半の第2ハーフも働き続けることこそ健康や生きがいにつながると主張する。
気力体力が充実した第1ハーフと、その衰えの一方で経験を重ね対応力も円熟する第2ハーフの働き方、稼ぎ方を別物として考えること、第2ハーフは周囲に貢献しながら少しの収入でコンパクトに暮らすように生き方も見直すことなど。
年金もあてにしながら、少しの収入があれば生活できること、嫌なしがらみには礼を欠いても構わないことなど、なるほどと思う点も多かったが、どれだけ気をつけていても事故や病気、家族の介護などで働くに働けない状況もあり、本書で想定しているような90歳まで働くことが実現されないこともあるだろうが、それが現実のものとなれば受容するしかない。
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Posted by ブクログ
今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。
記録によれば、定年退職を2年半後に控えた2021年後半に読んでいます。私が社会人になった平成元年には、皆、60歳の誕生日月に定年退職するのが一般的でしたが、それから平均寿命が延び、年金支給時期が5年後ろ倒しになるにつれて、65歳まで働くことが一般的になってきました。
更には、10年位前には「人生100年」というフレーズのもとに、希望すれば70歳まで働ける道も開かれてきている様です。しかし自分の親や先輩を見ていても、本当に健康でやりたいことを楽しくできる年齢は、昔からそれほど代わっていないと思います。
いつまでどの様な働き方をするかは、60歳までにどの様な生活をし、どの様な資産形成をしてきたかに関係してくると思いますが、この本を参考にしてこれからの生活設計に活かしていきたいです。
以下は気になったポイントです。
・気力、体力のピークが大体、25−30歳と言われる。そこから下降曲線に入って、体力のみならず知識労働者としての力も大体45歳で下降曲線に入ると言われている。45歳から筋力、持久力も明らかに衰えを感じる。筋肉の代わりに体脂肪がつきやすく、持久力も無くなってくるので、徹夜作業はできない。酒も深夜まで飲みたくなくなる。45歳からは老眼も進む(p42)45歳を超えた人間の経験は、もうほとんど使い物にならないというのが筆者(執筆時86歳)の実感である(p48)
・仕事人生を終えるのではなく、違う戦い方をする後半戦へシフトする。新たなマインドセット、価値観のもとで仕事人生をリスタートさせる。今後のキャリアパスは自分で決める。何をエンジンにするかは、高級でも出世でもなく「好きなこと」「楽しいこと」「幸せ」である。(p55)
・退職を前に配置転換などの真っ只中で、まさに50代シンドローム状態に陥っている人といえば、1986ー1991年のバブル期に入社したバブル世代である。そもそも55歳定年だったところを、2013年の改正高年齢者雇用安定法で60歳までに延長、さらに65歳までの再雇用という道筋を立てた。そんな状況の中、2021年の改正高年齢者雇用安定法では、70歳定年法ということになる(p69)
・改正のポイントは、以下の5つからどれかを講じるよう努力義務がある、1)定年を70歳に引き上げ、2)70歳まで継続雇用する制度導入、3)定年制廃止、4)70歳までに継続的に業務委託契約を締結する制度導入、5)70歳まで継続的に社会貢献事業に従事できる制度の導入、4)は雇用ではなく、これまで勤めてきた会社からフリーランスとなり仕事だけを受注す流、5)は社会貢献事業への転籍で、会社の雇用から外れる(p71)
・2022年に年金に大きな変化があった、老齢厚生年金の支給停止基準が代、支給開始は65歳であるが、60ー65歳未満で企業で働いている人は、毎月の給料と年金基本金額の合計が28万円を超えた場合には、超過分の厚生年金の半額がカットされるが、2022年4月からは、それが47万円となる(p83)
・給料、肩書、仕事内容を追いかける「競争社会」は、新入社員から自然定年の45歳を迎えるまでの血気盛んな人々が生きる社会である(p85)仕事をより好みしない、給料の高さにこだわらない、ワクワクすることを軸にする、この三つは実質定年を迎えて仕事人生の後半戦を幸せに生きる上で外せない要件である、これらをいかに早く準備しておくのかが、実質定年の後半戦を味わうための最大のコツである(p120)
・定年格差を乗り越える方法、1)働く=幸せ、だと認識する、2)過去を捨てる、3)痛い目にあう覚悟を持つ、4)何でもやります、を口癖とする、5)好き、得意を掘り下げる、6)準備は早ければ早いほどいい、7)コミュニケーションとITスキルは磨き続ける、文章は3C、わかりやすく(Clear)・簡潔に(Concise)・丁寧に(Courtesy)、8)求人サイト、人材紹介会社を当てにしない、縁故(友人、知人、同僚、親戚など)、9)改めてマナーに気を配る、10)働く先を一つに絞らない(p162)
2021年9月17日読破
2024年6月28日作成 -
Posted by ブクログ
ネタバレ企業は、求人は出しているが、採用する必要はない。
20代30代には売り手市場。
有効求人倍率を支えているのは中小企業。
お金と人間関係、これが本音であっても、表に出してはいけない。その仕事がやりたい、という。
求人サイトには3社以上登録しない。情報過多で選べなくなる。
人材紹介会社は1社には絞らない。
余計なことは書かない。面接ではしゃべりすぎない。
自分を成長させたい、という回答を好む。
転職エージェントは、採用されればお金になる=求職者の味方ではない。
中途採用=即戦力。40代は実績で判断される。年齢の壁は越えられない。
転職回数は3回まで。外資系は回数はとやかく言わない。
転職ブームなので、回数でフィルターを掛けざるを得ない。
人材紹介業界は、転職をあおるが実際は採用条件は厳しい。
業種の専門性と職種の専門性、営業でもいまやつぶしが効く職種ではない。市場が細分化している。特定業種の特定職種、をアピールする必要がある。
「社員の人格を認めて、最大の自由を与える会社」
結婚相手探し=まず女性を一人選べ。つぎにその人のなかによいところがあるかどうか、考えろ。
会社選びも同じ。好き嫌いを直感で決めてもよい。
迷ったら転職しない。
3ヶ月以上かかる場合は採用されない。
慰留されても転職は辞めない。
どんな組織でも、生え抜きのほうが有利。役員にはなれない。出世には限界がある。 -
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【他幸】
45歳を過ぎると先が見えてきます。いい意味でも悪い意味でも。
そこからは先のことも考え出す必要があります。
わたし自身で言いますと正直、「雇われる」ことはもう辛くなってきています。
ただ、バリバリ働けるのは70~75歳くらいまでだと思うと残り20年もない状況です。
好きなことをせず、人生に悔いが残るのは何とも悲しいです。
好きなことをするべきです!
しかし、最低限、食うに困ることがないように経済的な計算はしておく必要があります。
人生における大まかな支出、それに対して年金、退職金、資産の合計で賄えるのか?
年金、退職金などは計算できます。あとは何歳までに資産をいくらにしておけば大筋問題ないのかを把握しておく必要があります。