多賀谷正子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
レトリックの本。
総ページ数500以上の分厚さのため、丸1ヶ月くらいかかってしまった。
レトリックとは何かっていう話から、日常で使えるレトリックまでレトリックに関することなら幅広く網羅しているが、その内容の広さから一回読んだだけで全てを理解して吸収するのはなかなかに困難。
途中に、著者の家族を使った実際の例みたいなのが、多数掲載されているが、それ本当にそうなるとは限んなくね?みたいなことが多くて気になった。それもあり、割と読んでいて腑に落ちないことが多かったが、全て読みきってみるとなんとなく腑に落ちている気がして不思議。
巻末の要約を最初に読んでから、全体の流れを把握した方が絶対にわかり -
Posted by ブクログ
30章からなる「レトリック」という伝える為の技術は、主に政治家が他の政治家と討論する時や大勢の前で政策やイデオロギーを訴える際に使われていたり、又はメディアや広告の世界が自分たちの方へ大衆を扇動していくために使われていると知ることは世の中の動きや常識を知る上で決して無駄ではないと思った。こういう本を読みたかった。だがしかしその内容を自分のものにするには、本を一読するだけでは到底使いこなすことは出来ない、著者が自分の息子に教鞭をつけた時のように何度も何度も下書きを繰り返し、考えなければ出来ないものだろうと思う。大学で学ぶべき内容、こんな授業があったら是非学びたいと思う。またもう一度読み直してみた