星野真のレビュー一覧
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人と契約する悪魔にも
いくつかのタイプがあり、上級・下級の階級差もあるので、個々のエピソードもそれぞれ印象が違います。
前半のダイアナお嬢さんと、後半のハリエットさん、ある種の対比にもなっていました。ちょっと意外な、悲しい結末も。
移動では汽車も出てくるんで、昔住んでいた英国を思い出しました。
剣十字団には、日系の隊員もいるようで、日本刀を武器にしていましたよ。
作画は単行本化にあたり、かなり修正が入っているようです。旅もの、好きですね。 -
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悪魔がおもしろい
超上級悪魔なのに常識を知らなかったり、宿もないような道に迷い混んだり、いろいろ抜けているのがおもしろい。小さい下級悪魔とまた再会できればいいなあ。可愛かったし。
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説明できないおもしろさ
登場人物も設定も倒錯しまくって
色々こじらせまくっていて
もうワケが分からない!ってなる感じがおもしろいです。
普通な人がいないけど、良い人しかいない世界。 -
Posted by ブクログ
島に居た頃とは全く異なる殺しを求められたイサギが考えるは役目と使命の違い
八雲を殺すのは彼と無関係なイサギにとって役目に成り得ない。けれど使命と言える程の何かも持たない
そんなイサギが島に居た頃でも、島から出た後でも変わらず持ち続けているのが刀であり、刀に纏わるのが「斬聖」の二つ名となるわけか
「斬聖」の名に懸けて罪を斬り落とすと宣言したイサギは己の在り方をひとまず見つけられたと言えるのだろうね
他方で対峙する八雲にも背負って捨てられない名があると判る構図はいいね
彼とて「透奴」と呼ばれ蔑まれ生きてきた。だから同じ「透奴」でありながら「斬聖」になったイサギを認められない
この世全てを恨む八雲の絶叫。あまりに強烈で身勝手で大切なものを全て捨て去った壮絶な八雲の憎しみを上回る暗部をまさかイサギが持ち合わせているとは思わなかったよ⋯
剣を握る前に手に取った自衛の為の殺人術。剣士を愚弄するかのような戦い方はけれどイサギが生きるため身に付けた生存術そのものだね
ただ、イサギはその技で八雲を殺しはしなかったね。殺しに至る技がイサギの役目そのものではなく、使命を果たす為の手段であるから捕らえるだけで留められる
そうすれば、本当に八雲の罪を糾弾すべきツバキへと役目を引き継げる
そう出来たから慚愧絶えない境遇でもそれぞれが己の想いを口に出来たのかもしれない
ツバキを加えての新たな旅道中は賑やかなものに
イサギもツバキもそれほど他の土地に精通している訳では無いものだから初めて目にするものへのリアクションが可愛くて面白いね
それでもイサギの世間知らずはツバキの数段上だったけども。竜のキーホルダー(?)に興奮する姿は年相応な印象があるね
でも、そう呑気に過ごしても居られそうもない事態が早くも生じているね
御三家が勢揃して、タツナミの孫が何やら陰謀の標的にされそうな状況。真っ先に飛び出したイサギ、そして邂逅したキヨナミ
イサギはどのような死と直面する事になるのだろうね -
Posted by ブクログ
剣の腕前により天下に名を知られると言えば誉と思えるけど、イサギの場合は斬首の腕前によって”斬聖”と知られているというのは何とも哀しい話。つまり知られるだけの首を斬ってきたという事だろうから
あまりに忌み事の匂いが濃すぎて人どころか竜すらも近寄らないイサギに唯一平然と接するタツナミという人物はそれこそ親父を想起させる人物に思えたのだろうな…
「きょうもやるぞ!!」と言われた瞬間のイサギの表情ったら普通の少年みたいだし
イサギにとって人と相容れない理由は首切りだけでなく、罪人の記憶が見えるという特殊な能力に拠る部分もあったのかな
彼にはそれだけ自分を否定する理由がある。だからこそ、それすらも平然と受け容れたタツナミを特別に思える。だからこそ、タツナミの首を斬らねばならぬ境遇も相手の平然とした顔も受け容れられない
ならば、何もかもを受け容れた上でイサギに「お前も使命を果たせ」と言い渡したタツナミの言葉はイサギの今後を決定づける言葉であり、それに則って首を斬れたイサギはタツナミの意志を継ぐ人間と言えるのだろうね
本作の加速度が上げるのはここでイサギが継いだのが意志だけでなく竜に関する記憶も含まれていた点か
本作の世界において崇高な存在である竜の死を導いた記憶はあまりに特別。それを目的にチエナミが近付いてくるのも、それを理由にイサギが島の外に出る事も在る種当然
ここでイサギの相方となるチエナミは逆にタツナミから継げなかった人間か。だから最初は継いだイサギに噛み付いたし、タツナミの竜殺しを引き継ごうとする
イサギが望んでタツナミを継いだ訳では無い点と比べると大違い。その為か、年齢的にも社会的にもイサギの先達者と言えるチエナミは島の外に出る彼の案内役となるね
けれど、その先達の構図が引っ繰り返ったのが人斬りのシーンか
チエナミの剣技や捌きは悪いわけじゃなく、むしろ剣客と評せるもの。ただ、イサギを前にすれば腕前の違いも心構えの違いも歴然。もはやイサギの斬り姿は美しいとまで言える
イサギを見てチエナミは己の未熟を悟るけど、一方で悟れるが為にイサギの未熟も見えるというのは面白い
イサギもチエナミも不足がある。そんなバディが竜殺しという難題にどう挑んでいくのだろうね -
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タグまだだけど祝アニメ化
アニメ化言っていいんですよね?
それ知らずに雰囲気が良さそうかなと読んだあとで、検索したら情報ありました。
ちょっとしたことだけど、話が1夜2夜と数えてありますね、そういうの好きで。
絵のない絵本を連想するーと思ったら冒頭がやはりそうなのかなという感じ、おとぎ話風はじまりです。
中盤テイストがちょっとどっちつかずに見えたけれどアニメは雰囲気ありそうで期待したい。
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Posted by ブクログ
男子校が校則変更により突如全生徒が女装とか出落ち以外の何物でもないね!
一応メインとなる太刀川辰祈だけは女装が似合っているものの、その他は総じて女装が似合っていない点は「まあ、普通そうだよなぁ」と妙な納得をしてしまう
男子生徒の女装が決行された理由として、素行不良の生徒を女の子になりきらせることで淑女らしさを手に入れ矯正させる目的が語られる。が、そもそも素行不良な生徒だらけの学校で女装を強行したのに反対の声を上げた生徒が1名しか確認できないって時点で、ここまでの蛮行しなくても程々の改革を積み上げていけば風土の回復はできたんじゃない?と思わなくもない
本作の奇妙な面白さとしては辰祈の性格が挙げられる。舞台となる学校で唯一女装が似合っていて女装に対してノリノリな辰祈だけど、非常に「男」らしい心を持ち合わせている。
やりたい事もなく、ただ日々をこなしていただけで特別ではなかったと述懐する辰祈。そんな辰祈だから女装を頼みたいなんて無茶を言われた瞬間から、女装を使命だと大見得切って言えてしまう辰祈は見た目も仕草も女性的なんだけど心がどこまでも男らしさに溢れている。その心意気は女装に反対の声を唯一上げていた剣崎が惚れ惚れとしてしまう程の男っぷりなのである
その後の話も基本的に女装した辰祈が男らしさを示す展開が続く。淑女らしさはどこへ行った?と突っ込みたくなるが、辰祈の潔さとカオスな世界観によってそこら辺は割とどうでも良くなってくる
もう一つ奇妙な面白さを上げるとするなら、このような女装モノなのに辰祈が普通に女性教師の鎧塚さとりに恋してしまう点だろうか。他の男子生徒が辰祈の男らしさに惚れるとかじゃないんだとか意外に感じてしまった
でも、男性が苦手なさとりと男らしさに溢れる辰祈のふれあいはどこか初々しさが感じられ、それはそれで楽しめる内容になっている -
匿名
ネタバレ面白い。だが究極の二番煎じ。
【ネタバレ含。閲覧には注意されたし】
私見ではあるが、HUNTERxHUNTERの影響を多大に受けていると思われる内容が続出する。激アツな展開もあるし面白いには面白いのだが、正直どれもこれも二番煎じで全く感動できなかった。制約と誓約とか、恩人を殺されてゴンさんになるとか、超サイヤ人みたいな設定とかはモロ王道なので触れないにしても。
①大悪魔の契約には、契約者自身に加えて、近しい者や愛する者を含む複数人の命を代価として必要とする場合がある。
②「悪魔の力は癒すのには不向き」
③一級戦闘員の強者達を「レアモノ」と呼称
④敵に操られてると知りながら身内に会いに行く
⑤その身内の特徴が白髪ないし銀髪で、しかも幻獣(悪魔)ハンター
⑥「鎖野郎」「死で償え」「お前(あなた)は光だ」
ここまで来ては、もはやリスペクトとはとても言えない。ただのパクリだ。元ネタとして意識しているのも確定と言っていいだろう。
よく登場人物に命を吹き込むというが、借り物のセリフではキャラに魂が宿るわけはない。借り物のセリフはそのキャラの覚悟や経験をより軽く、より薄くする。ついでに作者の作品に込める熱意も全く感じられない。
というか瀕死のキャラが結局元通りになったり、敵の手に落ちた身内が主人公の手で解放されたりと、ご都合的な展開が目立つ。これらを見るに、作者はおそらく「元ネタとなった作品にはこうなってほしかったのだろう」という欲望が透けて見える。
最初の方は「展開がアツい」「ダークの中に光を見る作品」「日常パートも大好き」という感想を抱いたが、よく良く考えれば自分の好きな作品から着想を得ているのだから、そんな感想を抱くのは必然だった。
何も考えず読んでいた過去の自分が滑稽にすら思える。
作品単体として見ればかなり面白い。シナリオでは100点満点で90点は下らない面白さがある。だが所詮そんなのは先人の知恵に裏打ちされた、金メッキの紛い物でしかない。