mameのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった!
呼人と呼ばれる“何かを引き寄せてしまう人“たちの短編集。どの話も読後感が良いので、私の好きなタイプの本。
雨を引き寄せてしまう紫雨と、かつて絵で紫雨に負けて悔しいと思っているあかり。でも、負けたと言う思いはあかりが一方的に思っていただけで‥。こういう負けず嫌いな気持ちわかる。
表紙はたんぽぽを引き寄せるつづみ。つづみは母親との関係に悩む。
鹿を引き寄せるツトムは、自分が呼人になった事を知りショックを受ける気持ちが丁寧に描かれて共感できる。
小林さんは、呼人支援局の職員。何気にこの後の話にも登場する。
男を寄せる彗正の話。実はこれが一番好きかも。
最後は鳥を寄せるくいなと真帆の -
Posted by ブクログ
ネタバレYAの作家もいろいろだけど、かなり独特の作風の長谷川まりる(ちなみに綴りはMarie Lou)。
自分の意思とは無関係に、何かを呼び寄せてしまう人、「呼人(よびと)」を巡る連作短編集。
この作品の世界では五万人に一人の呼人がいて、呼人と国に認められると、何を呼ぶかによって支援があったり、制限を受けたりする。
呼人は同じところに留まれない。だから旅をする。旅をしたいからするのではなく、旅をせざるを得ないのである。
学校に行けなかったり、友達と遊べなかったり、親とギクシャクしたり、自分を疎ましく思ったり。そしてそもそも自分の意思とは関係なく、何かを呼んでしまうというのが、かなり辛い。
5番目の物語 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
1 スケッチブックと雨女
2 たんぽぽは悪
3 鹿の解体
4 小林さんの一日
5 男を寄せる
6 渡り鳥
「呼人」とは、なにかを引き寄せる特殊体質をもつ人のこと。原因不明だが、差別の目で見られることも多い。定住できず、旅をして暮らさざるをえない。
これが特殊設定ミステリとかSFだったら、異能力戦隊ものみたいになるのだろうけれど、彼らの送る日常生活が描かれている。
望んだわけでもない特殊能力が突然発現し、しかもコントロール不可能というのはとんでもなく不自由だし、孤独だろう。
当事者と支援者、家族との間にですら大きな溝がある。
それでも、人との出会いを通して、前を向いて進んでいく姿 -
Posted by ブクログ
この本の中で描かれる呼人は、実際にはいない特殊体質の人たちのことだけれど、現実世界には呼人と同じような扱いを受けているマイノリティの人たちはたくさんいる。
その人たちに対して、本書に出てくるような理解ない人たち、配慮の足りない人たちのような振る舞いを、果たして私はしていないかと、我が身を振り返りながら読んだ。
特に母と子の関係については、勉強になることも、反面教師にしようと思うことも書かれていた。
自分の体質や育つ環境は、選ぶことができない。
でも、その中でも選択できることはあるのだということ。苦しんでいるあなたを見て、心を痛める誰か、助けになりたいと願う誰かがいるのだということ。
もし呼人 -
購入済み
奈良に行きたい
美味しいものをつくろう。食べてもらおうとがんばる主人公と様々な訳がある兄弟と周りの人。京都も良いけれど奈良にも行きたいなとしみじみおもいました?
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「呼人」とは、何かを呼び寄せてしまう人。
そんな特異体質を政府認定されると
人によっては一箇所にとどまり続けられず
家族と離れて暮らさなければならないことも。
(そのかわり保護の対象になる)
そんな呼人と世間との関わりを描いた6つの話。
雨女のクラスメイトに憤る小学生からはじまって
たんぽぽを呼ぶ娘と森の家主との交流では
呼人なことが家族に与える影響を知った。
ある日突然、呼人になってしまった高校生や
呼人支援局で働く青年のこと
人を魅了してしまうタイプの呼人の苦悩も
生まれつきの呼人な少女の気遣いも
みんなみんな…何かの比喩でもある気がする。
不思議な読後感でした。 -
Posted by ブクログ
台湾料理が紡ぐ、縁と成長の物語
まず、タイトルを勘違いしていた。
「姉妹」じゃなくて「妹妹(メイメイ)」。中国語で、妹のことだそうだ。
本作では、様々な台湾料理と中国茶が登場する。どれも本当に美味しそう。
ちなみに、あらゆる料理やお茶の名前には、中国語読みのふりがなが振られている。これが難しくてなかなか覚えられない。例えば、木柵鉄観音茶(もくさくてっかんのんちゃ)は、ムーザーティエグァンインチャ、だ笑
本作には、なかなか素直に生きられない人たちが登場する。
婚活のために無理に男ウケを意識したり。人のために尽くそうとして自分を蔑ろにしたり。
でも、美味しい料理や人との関わりを経て、みんなそ