たもさんのレビュー一覧
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すごく面白かった。そして怖かった、、
旦那さまのお言葉がめちゃくちゃ素敵。
「命は燃やし尽くすものだと思う」
その通り。
だから楽園なんてものよりも、今を大事にして生きなきゃいけない。
そして最後のあとがきもとても良い。
「本気で信仰心のある人は、無い人を【見下してる】」
だから、声が届くわけない。本当、そうだと思う。
母が熱心なキリスト教だったからめちゃくちゃ分かる。
最後に。
この本にもあったけど、宗教は結局ビジネスなのよ。
末端の人間は養分として吸われてるだけ。
でもそれを気づかせてあげることは絶対に出来ない。
だからこれらを知って尚、どうしかしてあげようなんて毛頭思わない -
Posted by ブクログ
ネタバレカルト宗教の間違いに気づいたきっかけが子供を愛する気持ちだったのが素敵だと思った。
カルト宗教なんかどう考えても怪しいのに信者になる人は一体何を考えているんだろうとずっと思っていたので、その様子がリアルに書かれていて興味深かった。
NOと言えない自分自身がない人は、違和感に気づいてもあっという間にカルト宗教に取り込まれてしまうものなんだと怖く感じた。
軽い気持ちで入信してみたら厳しい束縛人生が待っているなんて恐ろしい。
一旦入信してしまえば世間から孤立させられて宗教内でしか生きられなくされて辞めたくても辞められなくなってしまうやり方はただの束縛DV彼氏と同じやり方でしかない。
まだ判断力 -
購入済み
二世の方の大変さがわかります
この本の前に「カルト宗教信じてました」を読んでいました。抜けてからもこんなに大変なんだと思いました。辞めたから終わり、なんじゃなくてその時の辛さとかずっと続くのだと思うと、沢山の方が大変な思いをされて今生きているんだということがよく分かる内容でした。
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購入済み
よくがんばったと思います
二世は本当に残念な青春時代を過ごしますよね。
私も成人を機に自分で辞めて既に20年経ちましたが、未だに戻らない学生時代と諦めた夢を思ってしょんぼりすることがあります。
コロナのちょっと前に、母親から、実家に中学の同窓会の通知が届いてたけど行く〜?と呑気なメールが来ました。よく覚えてる人もいないし、今更会いたい友達もいないから行かないよと返事をしたら、そんなもんよね〜と返され、本当にイラッとしました。
誰のせいで、そうなったと思ってるんだと…。
まぁ全てを信者の母親のせいにするつもりはないですが、時々無性に昔を思い出して腹立たしくなることがあります。
今でも謎な聖句を書いた手紙とかくれますけど、 -
ネタバレ 購入済み
信じてました、に引き続き
カルト宗教信じてました。に続いて購入です。たもさんは、子育てを契機にもう脱退する意思を貫いていますが、やはり元二世なので、入信している方の気持ちも分かります。一度脱退して戻った方に対しても、色んな人がいると受け止められるのは、やはりもともと経験があるからこそだと思います。エホバは性犯罪が明るみに出ても、それは組織が不完全だからと開き直れるのは、ある意味生命力の現れかと思いますが、自分はそこまでして自分の信仰する宗教を認められないかと思います。自分もとある宗教の信仰者として、信じて守っていきたいと思います。エホバは自分の中ではけじめのない団体と言う風に映りますが、彼らがそれでも前に進みたいと言う
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ネタバレ 購入済み
ブラック企業と仕組みが類似
自分も、とある宗教団体の2世です。ブラック企業に勤務しておりましたが、悪質な宗教団体と脆弱な企業の共通点を見出だす作品に思えます。NOと言えない、自分達のやってはいけないことは隠し、信仰を継続する。交際に付き添う…など。たっちゃんとかんちゃんはその中でもよく幸せを獲得したと思います。かんちゃんの俗っぽいと言うも姿勢も頼もしいですね。浸礼は、自分も小さい頃滝に打たれる修行を経験したので、重なりましたが、たっちゃんのお母さんのように成人してからとなると、可哀想な洗脳に映ってしまいます。自分はエホバのようにあからさまな怪しい儀式は少なかったのですが、どちらにしてもある程度小さい頃に経験しておいて、後
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Posted by ブクログ
発売と同時に購入。
たもさん著『カルト宗教やめました』
エホバではないが、私自身十代と二十代前半はカルトに所属していたことがあり、
半分は、誰にも言えない、分かってもらえない葛藤に費やされていた。
集まっていた青少年たちは、私たちと何も変わらない純朴で素敵な人々で、
つまり、今この記事を読んでいるあなたが居ても全く違和感がない。
キャンプファイヤーを囲んで歌い、涙ながらに本音を話し合い、全国の同じ信仰を持った仲間と交流し、絆ができ、楽しく幸せな感覚で、魂が美しくなったような、
ああこんな人たちになりたいと思っていた。
こういう幸福も分かってもらえないが、
そういう幸福が埋め込められてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ「カルト宗教信じてました」の続編。
子供の頃から親に洗脳され、カルト宗教を本気で信じていた著者が 我が子の病を経験し、自分が今まで何十年間も信じてきたものは全て嘘だったのだと悟る。
無事洗脳から脱するも奉仕に出る夢を見たり、再び勧誘してくる電話がかかってきたり…根強く残存するカルト宗教のトラウマ。
今まで宗教について詳しく考えたことがなかったので、本当にこんな世界があるのか…と衝撃の連続だった。
部活禁止だとか、10代の恋愛禁止だとか、進学禁止だとか…青春時代を棒に打ってしまいかねない規律がたくさんあることに驚き。
信じる心って大事だけれど、距離感や客観性も同時に大切なものだと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分にとって宗教は全くの未知の世界であり、洗脳された人たちの集まりという漠然としたイメージしかなかった。
本書は、なぜ信者はそこまでのめり込むのか、なぜ洗脳されていることに気づかないのか、様々な疑問を解消してくれた一冊だった。
日頃から鬱憤を溜め、悩みを共有できる友達もおらず、純粋で騙されやすい母がカルト宗教にどっぷりハマり周りを巻き込んでいくところから始まる。
著者は当時小5で、宗教の怪しさを疑うには早い年齢だった。
母からほだされだんだんのめり込んでいく。
数十年かかったにしろ、結果その洗脳から解放されて安心した。
宗教は心の拠り所として機能する分には素晴らしいと思うが、無知に付け込み金を -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作の続編。
なんでかな、私はこちら(2作目)のほうが
とても好きだと思った。
たもさんに、とても親近感を感じるし、
しっかり生きててステキな人。友達になりたいぐらい。
中学、高校、大学、就職、当たり前に経験して身に付くはずのことが、わからない。。。。
トラウマのように夢に出てくる過去の光景。
街角で活動してる信者たち、届くパンフレット、
なんで逃げ隠れしないといけないのか、
と、思いつつ、ドキドキする。
人間関係の距離感がわからない。
お葬式のお作法もわからない。
宗教やってた子、って会話も耳に入る。
もしかしたら、どこかで差別を受けたりしてるかもしれないんだよなって思った。
親の老後も心 -
Posted by ブクログ
エホバ宗教二世の著者が洗脳から宗教をやめるまでのお話。
以前から気になっていた「なぜ人はこんな馬鹿げた宗教にハマるのか」と言う理由が少しだけわかる本。
洗脳とは本当に恐ろしいし、当たり前のように当たり前じゃないことを実行してしまう人達が本当に恐ろしい。
著者は子供を通じて宗教の洗脳から解放されて、本当に良かった。
例えば本当に世界の終末が来たとして、その時に他の人を排除して、自分達だけ助かろうなんて、ものすごく卑しくて傲慢な考え方だし、この本にもあるように、「人が与えられた命を存分に用いることこそ神の意志」という考え方や、例え楽園に行けても愛する人のいない楽園なんてつまらない、という考え -
購入済み
考えさせられた。
ここ最近TVで目にする宗教団体……そう言えば二世の人の漫画あったよなと思い購入。私自身はほぼ無宗教。でも世界的に見れば無宗教なのが珍しいのかな……。
親が無宗教だからなのかな。
しかし親の影響力ってやっぱり凄いと思う。特に子供の頃はそれこそ顕著に出ると思う!
無宗教ではあったが、私的に親の言うことは絶対みたいなところはあった。ただ宗教的思想が無かっただけかも。
しかし子供は凄い!弱々しい存在だが無限の力と言うか純粋な心を持っている。そして子供の思いを尊重できるご両親で本当に良かったと思った。
宗教は心の拠り所なのかな。悩んでる時に答えをくれて、不安な人生の指標になってくれ