高橋芳朗のレビュー一覧
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おもしろかった〜
JINさんは、こんなにも気を遣ってターンテーブルを回していた!とか
宇多丸さんはMCをこんなふうに考えている!とか、
Dさんの溢れるステージ愛、とか初めて知ることばかりでおもしろく読めた。
私は地方の、「自分のテリトリーから出ない人」で、出待ちもしないファンですが、次のライブがますます楽しみになった。
日記毎に「ブログの奴隷」(自分で言ってた)Dさんの写真が入っているのもいいし(JINさん大好きだね!)、各県の思い出の味、冒頭の3人揃ってのインタビュー、巻末の特集、全てが良かった。(装丁も)
もちろん、3人それぞれから素晴らしい言葉を引き出した高橋芳朗さんの仕事あってこそ。
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MCU映画の音楽(劇伴ではなくポップミュージック既存曲の引用。近年では『エターナルズ』のBTSが話題になったのも記憶に新しい)を考察した一冊。歌詞の意味はもちろんリリース当時の背景まで著者2人の知識量に裏打ちされた分析に知的好奇心を大いに刺激される。日本の映画評論ではどうしても洋楽の観点は漏れがちなのでそういう意味でも貴重。やはり『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンの選曲がMCU全体に与えた影響は大きかったんだなと改めて。劇場で曲を聴いた時にこういう文脈を理解して「おぉ!こう来たか」と思えたら映画がもっと面白くなる。
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個人的にラップグループであるライムスターの宇多丸さんが好きで、宇多丸さんがパーソナリティをしているアフター6ジャンクションというラジオは愛聴しています。ラジオの中でも盛んに紹介されていた本書を読んでみましたが、昨年行われたライムスターの47都道府県ツアーの裏話やライブ哲学を知ることが出来、読み物として非常に楽しめました。
「細かいところまで考えてライブやっているんだ」というのが良く分かる内容で、私自身はライムスターのライブは見たことが無いのですが、この本の内容を踏まえてライムスターのライブを見てみたいな、と思ったりもしました。特にMCで何をしゃべっているのか、が非常に気になりました。
また -
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ライムスター宇多丸さんと、その仲間達4人(計5人)の対談集。宇多丸さんのラジオ等でおなじみの構成作家の古川耕さんとか、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんの2人は分かるけど、他の2人はあまりなじみが無い感じだけど、メンバー5人がいろんなテーマに対して好き放題話をしているのは非常に面白い。いろんな角度から世相を斬っていて、読んでいて爽快というか痛快というか。
こういう感じのラジオをやると面白いのにね、とも思ったりもしたけど、こういう話ってラジオでやると密度やら構成が薄くなり、(構成や編集を経た)本だからこそ濃密な内容を楽しめるのかもな、とも思ったりもした。(最後まで読んでみたら、古川さんも同じ事を書 -
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RHYMESTERが2019年に47都道府県48公演に及ぶ全国ツアーを敢行した際に、ぴあアプリで連載されたライブ論に追加して写真、インタビュー、対談などが収録されています。
日本語ラップ黎明期から活動しているグループでありながら、現在進行系でライブアーティストとして進化を続け、日本語ラップのみならず他ジャンルのライブアーティストからも賛美を得ているRHYMESTER。彼らが「KING OF STAGE」を名乗り、なぜ今も第一線で続けられているのかが、彼らの口から語られています。
入念な準備、重ねる練習、散りばめられたK.U.F.U.(工夫)があり、ライブ本番に臨んでいることがわかります。
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ラブコメレビュー。
かつて観た映画は、そうだったそうだった、とうなづきつつ。観たことのない映画は観たくなる。
新しいジェンダー観にアップデートされた我々が、楽しめる映画、安心して楽しめそうな映画を教えてくれます。
ラブコメは、幸せな気持ちになりたい、元気になりたいから観る。だから、なんとなく最後がどうなるのかは、先に知ってもいいのだ!安心してみたい!と、私は思います。
『キューティーブロンド』なんで好きなのか再確認。
『プラダを着た悪魔』ラストに納得いかなかったけど、いま観たら印象変わるかな。
『ホリデイ』そーなんですよ。わかる!
★『恋愛だけじゃダメかしら?』邦題どうにかして!これ読んでみ -
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ラブコメ(ロマンティックコメデ)映画をジェーン・スーさんと高橋芳朗さんの対談形式で紹介。
ロマコメ好きなので、とりあげられている映画のほとんどを見ていたのが自分でもちょっと驚いたけど、同時に、内容をほとんど覚えていないことにも驚いたー。対談のなかでも語られているけど、若いころに見たものを今見返したらまた印象も感想も変わるんだろうなと思って、また見返そうと思った作品がたくさん。
それにしても、この対談形式の雰囲気が、山崎まどかさんと長谷川町蔵さんの対談形式にそっくりーと最初思った。対談形式ではあるけれど、実際に対談して収録したんじゃなくて、原稿で書いたのかな?と思ったり。(山崎まどかさんたちの