あらすじ
「希代のトークマスター」ライムスター宇多丸を筆頭とする5名のクルーが、正論&暴論ごちゃ混ぜのボンクラトークを繰り広げる! 各界に熱狂的ファンを持つ伝説の座談本が「増補文庫版」として完全復活。約7年ぶりの再会を果たしたクルーによる公論同窓会、書き下ろしコラムも追加し、親本読者も楽しめること間違いなし。今なお色褪せぬ名著を1000ページ超の圧倒的ボリュームでお届け!
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Posted by ブクログ
ライムスター宇多丸さんと、その仲間達4人(計5人)の対談集。宇多丸さんのラジオ等でおなじみの構成作家の古川耕さんとか、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんの2人は分かるけど、他の2人はあまりなじみが無い感じだけど、メンバー5人がいろんなテーマに対して好き放題話をしているのは非常に面白い。いろんな角度から世相を斬っていて、読んでいて爽快というか痛快というか。
こういう感じのラジオをやると面白いのにね、とも思ったりもしたけど、こういう話ってラジオでやると密度やら構成が薄くなり、(構成や編集を経た)本だからこそ濃密な内容を楽しめるのかもな、とも思ったりもした。(最後まで読んでみたら、古川さんも同じ事を書いているね。)
ともあれ、これ、編集した人、何日かかったんだろうな、と軽く頭がクラクラする大作だと思う。宇多丸さんが好きなら読んで損なし。
Posted by ブクログ
終盤に触れられているように、公論が公論足りえているのは、活字化する編集の妙である。元となる「打ち合わせ」をライブで聞いたところでダラダラと長すぎるだろうし、ほぼ駄話に終止するだろう。その中から光る部分をすくい上げ、つむいでいくある種繊細な営みが見事。
トークでは大人のダメな部分を曝け出してはいるものの、月日が経つにつれ本業で各々それなりな実績を積み上げていくところがどこか感慨深い。
Posted by ブクログ
とにかく長くて読むのが大変だったと印象しかないけど、たまにエッジの効いたことも書いてあった気がします。9割くらいはしょうもないことが書いてあったと思います。「面白かったか?」と問われると、「面白かったかもしれないけど読むのが大変だった」としか答えられないなあ(・ε・`*)
あ、自分のウリを3つ挙げていく『3つのカード』のくだりは面白かったかも。