森埜こみちのレビュー一覧

  • わたしの空と五・七・五
    中学受験の時に塾のテストで出題されて読み始めた。

    主人公の空良は、中学生になって、新しい環境に馴染めずに浮いている。靴箱に文芸部勧誘のチラシが入っていたのをきっかけに文芸部の仲間と出会い、俳句に触れ、また主人公も少しずつ変わっていく。

    どの登場人物も、それぞれ個性的で、みんな素敵。そして、読み終...続きを読む
  • すこしずつの親友
    「親友って、どうやったらつくれるの」
    「親友は、たぶんつくるものじゃなくて、出会うのよ」
    わたしの問いに伯母さんはそう言った。
    いますぐ親友が欲しいわたしに伯母さんは笑って言った。
    「すこしずつの親友になら、すぐにでも出会えるわよ」
    それはなぜか旅先で出会うことが多い、本当はどこにいても会えるのだけ...続きを読む
  • わたしの空と五・七・五
    最初は谷崎先輩って怖い人だな〜って思ってたけど、読んでいったらすごい先輩だなぁと思いました。私は、俳句や短歌が好きなので谷崎先輩や、冬馬先輩を尊敬しました。でも、小林さんや、空良さんの俳句もすごくいいと思いました。
  • わたしの空と五・七・五
    中学校に入学して、何となくクラスのグループにも入りそこねて、部活動もこれといって入りたいものがない…そんな女子が
    「しゃべりは苦手でも
    ペンをもったら
    本音をぶちまけられる者よ!
    文芸部に入るべし。」
    というチラシにひかれて、分芸部をのぞいてみる。
    俳句を作る楽しさや句会で認めてもらう嬉しさ。
    友達...続きを読む
  • 彼女たちのバックヤード
    YA 作品です
    中学生の女子3人グループ、それぞれの視点で、章毎に入れ替わりながら描かれています
    表面的な付き合いだった3人ですが、あるきっかけから、お互いの家族の事情や過去の出来事などを知ることになります
    今までお互い感じていた誤解や思い込みという枠を越えて、相手を理解していく過程が分かりやすく描...続きを読む
  • 彼女たちのバックヤード
    中学。詩織、千秋、璃子の仲良し3人。ある時、璃子の弟のゆうの噛みつき事件によって、仲がギクシャクし、それぞれが背負ってきた背景と本音が徐々に明かされる。
    各々が持つ環境の立場で経験してきたコンプレックスや声にならない想いを、考え共感することで読み手も心の溝を埋められる気がする。高学年でも読める話だが...続きを読む
  • すこしずつの親友
    伯母さんの感性が素敵だなと思った。
    こんな伯母さんがいたら、たくさん話が聴きたくなりそう。
    ゴッホとゴーギャンの関係性も初めて知った。
    私自身は親友と呼べる人がいるかいないか、そもそも親友の定義も正直わからずにいる。
    でも、一瞬でも同じ時を過ごし、思いが通じ合うことができたのかなと感じる人は何人も思...続きを読む
  • 彼女たちのバックヤード
    中3の三人の少女。一人の家に遊びに行った時に、その弟が突然噛んだことから、話が展開していく。初めは重苦しいが、三人それぞれの背景をよく読ませて、おもしろい。
  • すこしずつの親友
     オーストラリアのエアーズロックを現地の先住民は「ウルル」と呼ぶこと、慣れない所に出かけると、乗り場を間違え慌てていると知らない人の足にスーツケースの角が当たり気まずい空気が漂う事もあるが、申し訳なさそうに謝ると解ってもらえる事、銃を肩から下げた男を見かけたら旅の予定を変えてでも命を守る事などが書か...続きを読む
  • すこしずつの親友
    すこしずつの親友もいう考え方が
    とてもすてき。
    こんな大人が周りにいたら、
    どれだけホッとするだろう。

    伯母と姪という、
    あの優しい関係は
    親子では出せないんだろうなあ。
  • わたしの空と五・七・五
    中学生の話なんだけど、
    そうだね、中学生くらいだと新入生と三年生ってずいぶん違う。
    三年生はあこがれの先輩でずいぶん大人。
    それでいいかな。
    読みやすいし、気持ちもよく伝わってくる。
  • わたしの空と五・七・五
    周囲と自分との温度差を感じながら過ごしていく中で、無理をせず楽しみながら自分らしく過ごせる居場所に巡り合う。
  • わたしの空と五・七・五
    部活に迷っていた空良はチラシに引かれて文芸部に入り、句会に参加することに。みずみずしい俳句が良い。自分の心と向き合うことになる、心に刺さるいくつかの事件や人も中学生ぽくて懐かしい。
  • すこしずつの親友
    「親友」っていうものに憧れる時期って、確かにあるなぁと思い出した。
    すこしずつの親友って、とても素敵。
    こういう物の見方を教えてくれる大人が身近にいたら、すごくいいだろうなと思う。
  • わたしの空と五・七・五
    文芸部に入部した女の子が、句会を通してクラスメイトや部員たちと心を通わせていく様子が、穏やかにつづられています。大きな事件は起こりませんが、新入生の期待と不安に揺れる心情や、先輩たちの頼もしさが、俳句を通じで丁寧に表現されている印象を受けました。読みやすく、ボリュームも多くないので、小学生のお子さん...続きを読む