大岩オスカールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ口コミで次作を先に読むべきか、
出版順に読むべきかが議論されていたので悩んだが、
出版順に読んでみることにした。
そこに作者の意図があるのかも。
まず、18年も経っていて、
燿子は結婚し子どももいて(しかも相手は立海ではなく)、
スーパーで働いていることにしばらくついていけなかった。
燿子は高校生の頃かなり優秀で、海外で働きたいと思っているくらいだったが、
あっさり結婚したらしい。
そして自身が「おあんさん」に。
遠藤家は更に没落していて、以前に働いていた人々は今は皆いない。
まだ若いのに、何回も転回している人生だなあ。
1作目のなでしこ物語から時間をあけずに読んだので、
あまりにも違うスト -
Posted by ブクログ
ネタバレ2020/6/11
伊吹さん好きやけどこのシリーズだけはストレスがたまる。
子供時代のはすごくよかったんよ。
でも2作目で大人になってて龍治と結婚したって?え?年の差!?え?リュウカ君は?ってなったやん。
そしてその間に何があったのかが本作。
ヨウヨが花開く前に摘み取ってしまったようで、龍治の印象はすごく悪かった。
大人が子供をだましたように思ってたけど龍治は龍治で好きになってしまったんだね。
わかるけどでもハッピーではない。
落ちたところで咲きましょうみたいなことなのか。
ヨウヨは咲いているのか、これは。
リュウカ君も龍治もこれでいいのか。
この後どうなるんやったけな?
自分の記憶のなさが嫌 -
Posted by ブクログ
『なでし子物語』『地の星』に続く三作目。どうやらこの続きも『常夏の光』として連載中のようです。
天竜川の上流、かつて林業で財を成した財閥・遠藤家の大邸宅・常夏荘を舞台にした物語。
どこかバーネットの作品『小公子』『小公女』『秘密の花園』等を思い出させるなかなか良い雰囲気で始まった『なでし子物語』。その20年後、没落した遠藤家を支える若い女主人の奮闘を描く『地の星』。でもねぇ、その方法が余りに小ぢんまりとした手作りお菓子製造であり、その過程もご都合主義満載のお仕事小説で少々がっくり。三作目にはなかなか手が出なかったのです。
で、この三作目『天の花』。
時系列的には『なでし子物語』に続く10年間