大岩オスカールのレビュー一覧

  • 天の花 なでし子物語

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    連作のうちの一編らしいけど前後を知らないままでも興味深かった。静岡は浜松にある旧家の遠藤家の人物たちが昭和から平成に移る時期に織り成す物語。中心は中学校から高校にかけてこの家で暮らした間宮耀子だけど、周りの人物相関図を頭に描きながら読み進めた。なんとも不思議な余韻の残った作品だった。

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    2019年06月01日
  • 地の星 なでし子物語

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    なでし子物語は、何冊かシリーズになっているのを知らずに、これを読んでしまったので、登場人物の関係性がうまく掴めなかった。

    シリーズの中でこの作品は、主人公が、名家に嫁いだが、自分の力で立っていたいという思いから、スーパーでパートを始めるところから始まる。
    働くことにやりがいや生きがいを見い出していくところが、夢があって、胸が躍ります。

    まあでも、現実は、こんなことはなく、、、お金のために働いている人がほとんどじゃないかな?
    やりたいことを仕事に出来たらサイコーなのに、と思っても、金になりそうなやりたいことが見つからないーーー。

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    2025年09月13日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    なでしこ物語、時系列順に読んで3冊目。
    28歳になった耀子がスーパーで働き仲間達と起業する話。まさかのお仕事回。
    なんでスーパー?働かなくて良くない?とも思ったけど、常夏荘を守る流れに。
    龍治は堪らないだろうなぁ。両親を奪われた常夏荘に、妻や娘も奪われて…。
    前向きな終わり方をした地の星。どう着地するのかとても気になるので、最後の常夏荘物語も読んでみたいと思います。

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    2025年04月01日
  • 地の星 なでし子物語

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    「どうして」と嘆かずに「どうしたら」と前に進む耀子に力をもらえる話だった。続編とは知らずに読んでしまったので、前後もいつか読みたい。

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    2024年10月14日
  • 地の星 なでし子物語

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    前作が、境遇の違う子どもたちの成長物語に対して、今作は耀子の成長にクローズアップしたものになっており、やや単調かつ前作の良さが薄まった気もする。とはいえ、耀子のたくましく成長していく姿には、グッとくるし、また熱い気持ちにもなった。
    本作発売後、あまり間を置かず、すぐに次作「天の花」も発売ということで、何かしらの良い効果を狙ってのものなのかもしれない。早速、「天の花」を読み始めた。 ★3.7

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    2024年09月12日
  • 天の花 なでし子物語

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    シリーズ3作目。
    1作目のなでし子物語から8年後。穏やかな雰囲気が一転して、なんとも言えない気分。
    燿子と立海の年齢差、小学生同士だとそんなにも気にならなかったものが、小学生と中学生となるとはっきりした差に感じられる。
    そのあたりがうまく描かれていて、もどかしい気持ちで読んだ。
    そういう意味では、2、3作目にかけての龍治の立ち位置は納得。
    出版順に読むと、「地の星」で腑に落ちない部分が「天の花」で、すっと種明かしされるような感覚になれた。
    ラストはどうなるんだろう…

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    2024年09月02日
  • 地の星 なでし子物語

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    他の方のレビューを読まずに、出版順にこちらから。
    「地の星」を先に読むか「天の花」を先に読むか皆さん悩まれていて、時系列が前後していることに初めて気づいた。

    「地の星」では、いきなり燿子が28歳になっていて、しかも結婚して子どもまでいる!
    予想外の展開で、しばらく流れについていけなかった。
    幼い頃の教えを守っていたら、こんな風になってないんじゃないの?とも思える姿で、ちょっと残念。
    でも、後半からは「自分」が前に出てきて、面白く読めた。

    「どうして」と嘆くのではなく「どうしたら」と考え続ける。
    自分を導いてくれる言葉を忘れないで。

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    2024年09月01日
  • 天の花 なでし子物語

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    小さな神様と踊る撫子の景色。耀子も立海も結ばれるには幼かった。龍治と燿子の結婚はなるべくしてなったのだとわかった。地の星で受け入れがたかった結末にようやく納得がいく。立海は耀子にとって小さな神様だったから。でも本音を言えば2人が結ばれてほしい。龍治は何を思っていたんだろう。

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    2023年11月12日
  • 天の花 なでし子物語

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    なでしこ物語三作目、ですが、時系列的にいうと真ん中作品になりますが、18歳の耀子さんが14歳の中学生のときの話と交錯しながら話は進んで行きます。最後は龍治さんと結ばれて、エピローグでは母になってますが、そのまま二作目の、28歳の耀子さんに続いていくんですね。色々あった、18歳の耀子さんでした。

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    2023年07月08日
  • 地の星 なでし子物語

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    なでしこ物語の続編ですが、母になった燿子さんを中心とした、凋落の一途だった遠藤家立て直しにつながりそうなところで終わっています。この後どうなるのかな?続編はあるのでしょうか?気になるところです。

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    2023年07月03日
  • 天の花 なでし子物語

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    名家の人々のしきたりや、思惑に翻弄される子ども世代の苦悩がもどかしいけれど、常夏荘の人々の暖かさにほっとします。昭和の旧いメロドラマのようで、「なんだかなぁ」と思いつつ先が気になってシリーズ読破したくなる。

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    2023年04月29日
  • 地の星 なでし子物語

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    少し終わり方があっけなく感じた
    また、わりとあっさりと成功してしまったかな
    この作家の作品は家族関係のものをいくつか読んだ
    何も読みやすくわかりやすい
    人生の道標になることも多いと思う

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    2022年10月08日
  • 天の花 なでし子物語

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    先に地の星を少し読んで何か話が飛んでる気がすると思い、天の花を先に読むことにした
    順番はこれで良かったのかしら

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    2022年07月11日
  • 天の花 なでし子物語

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    迷った末に時系列で読みました。うーん…読まなくて良かったかも。2人の回想で進む構成が安っぽく、話の展開も取ってつけたようでがっかりで、冒頭付近の一々の説明書きも余計でした。第1作だけだったら名作になったかも知れないのに、残念です。

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    2022年03月27日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    口コミで次作を先に読むべきか、
    出版順に読むべきかが議論されていたので悩んだが、
    出版順に読んでみることにした。
    そこに作者の意図があるのかも。

    まず、18年も経っていて、
    燿子は結婚し子どももいて(しかも相手は立海ではなく)、
    スーパーで働いていることにしばらくついていけなかった。
    燿子は高校生の頃かなり優秀で、海外で働きたいと思っているくらいだったが、
    あっさり結婚したらしい。
    そして自身が「おあんさん」に。
    遠藤家は更に没落していて、以前に働いていた人々は今は皆いない。
    まだ若いのに、何回も転回している人生だなあ。
    1作目のなでしこ物語から時間をあけずに読んだので、
    あまりにも違うスト

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    2021年10月18日
  • 天の花 なでし子物語

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    8月-28。3.5点。
    なでし子物語完結編。
    高校卒業と同時に、峰生を出ようとする耀子。その理由と、立海との関係を描く。

    第二弾、地の星の前日譚。地の星での疑問点が腑に落ちた。
    複雑な事情だが、よくぞ強くなったな、という感じだった。

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    2020年08月31日
  • 地の星 なでし子物語

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    8月-27。3.5点。
    なでし子物語、続編。
    大人になった耀子中心に描かれる。
    娘と共に常夏荘にきた耀子。スーパーで働き始めるが。

    前作のメンバーも多く出てくる。読みやすい。

    ここに至るまでのストーリーが少なく、情報が欲しかった。
    次作で穴が埋められるのかな。

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    2020年08月31日
  • 天の花 なでし子物語

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    ネタバレ

    2020/6/11
    伊吹さん好きやけどこのシリーズだけはストレスがたまる。
    子供時代のはすごくよかったんよ。
    でも2作目で大人になってて龍治と結婚したって?え?年の差!?え?リュウカ君は?ってなったやん。
    そしてその間に何があったのかが本作。
    ヨウヨが花開く前に摘み取ってしまったようで、龍治の印象はすごく悪かった。
    大人が子供をだましたように思ってたけど龍治は龍治で好きになってしまったんだね。
    わかるけどでもハッピーではない。
    落ちたところで咲きましょうみたいなことなのか。
    ヨウヨは咲いているのか、これは。
    リュウカ君も龍治もこれでいいのか。
    この後どうなるんやったけな?
    自分の記憶のなさが嫌

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    2020年06月11日
  • 天の花 なでし子物語

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    『なでし子物語』『地の星』に続く三作目。どうやらこの続きも『常夏の光』として連載中のようです。

    天竜川の上流、かつて林業で財を成した財閥・遠藤家の大邸宅・常夏荘を舞台にした物語。
    どこかバーネットの作品『小公子』『小公女』『秘密の花園』等を思い出させるなかなか良い雰囲気で始まった『なでし子物語』。その20年後、没落した遠藤家を支える若い女主人の奮闘を描く『地の星』。でもねぇ、その方法が余りに小ぢんまりとした手作りお菓子製造であり、その過程もご都合主義満載のお仕事小説で少々がっくり。三作目にはなかなか手が出なかったのです。
    で、この三作目『天の花』。
    時系列的には『なでし子物語』に続く10年間

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    2019年08月05日
  • 天の花 なでし子物語

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    ネタバレ

    耀子がどうして立海じゃなく龍治と結婚したかが描かれている。
    遠藤家から自立するためにあの母親を頼って横浜は行くがまた裏切られ…売られたと言った方が適切かな。幸薄い内容だけどギリギリで龍治に助けられて浮上。だけど本当の幸せかわからない。ちょっとモヤモヤが残った。続きが楽しみ

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    2018年10月21日