西淑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレほんと、この人の言葉が好き。私が大切にしたいと思ってることを掬い上げてくれるよう。
動画やゲームなどの人から与えてもらう楽しみだけではなく、自分で楽しみを創り出せる人になるためには、「感じる」「分かち合う」経験をいかにしてきたかだなと思った。
・今回改めて実感したのは、虫や草花や木々や土など、人間でない者たちの存在がいかに、子どもたちの才能を引き出していくかだ。「教室」で「人間」の話だけを聞くという特殊な環境に「education」を閉ざしてしまっては、あまりにもったいないのである。
・食べ物や、資源を社会で分け合うときも、厳密な数値や計算を提示すると、いかにも公平感を演出できる。だが、分 -
Posted by ブクログ
子どもが数と出会うというのはどういうことなのかを優しくエッセイ調で書いた本。
挿絵も美しい。
著者のお子さんが乳幼児期の体験がもとになっている。
子どもはどうやって数的概念を取得するのか、言葉などの発達とも絡めながら書かれている
あいまいで数のない世界から、客観的で数値化された世界へ
一度数字で囲まれた世界にいるとそれが当然のようだが、数字がない世界を味わうことができる時期も限られているんだなぁとも思わされた。
・「あと10日で引っ越す」「注射は2秒で終わる」など「かぞえる」ことが未来に備える手助けになる
・楽しみな未来は数えなくていい
(「いつまでこの家に住めるの?」→「まだま -
Posted by ブクログ
ネタバレ何かを真剣に見つめている横顔には、
嘘がありません。
真剣な人は、人からどう見られるかを考えて
取り繕う余裕はないからです。
何かを見つめる横顔は「素顔」そのものです。
だからこそ、
その人の価値や生き方がそのままに表れます。
その人の人間的存在が鮮やかに浮かび上がり、
そのほんとうの表情に
人は自然と惹きつけられるのです。
何かに一生懸命になってたり、
真剣になってたりする人は、
素顔がしっかり入ったすてきな横顔を持っています
そんな横顔には多くの人が惹きつけられます。
さらに、人の横顔に興味がある人は、
人を「人間」として捉える力のある人です。
そういう力を持つ人もやはり、
強い魅力を放 -
Posted by ブクログ
深い夜にそっと開きたくなる短編集。
千早茜らしい、静かでやわらかな言葉が夜の闇に溶け込み、眠れない時間を少しだけ特別なものにしてくれる。物語ごとに添えられた美しい挿絵も印象的で、文章の余韻をさらに深めていた。
とりわけ心に残ったのは第三夜「水のいきもの」と第四夜「あめ」の話。どちらも日常と幻想の境界をたゆたいながら、人の孤独や願いをすくい上げるような優しさがあった。水や雨というモチーフが持つ透明な寂しさと潤いが、夜に読むからこそより鮮やかに胸に染みる。
眠れない夜のための物語らしく、読後には心が静まり、少しだけ安らかな気持ちになれる一冊。