木内登英のレビュー一覧

  • 世界経済、最後の審判 破綻にどう備えるか

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    相変わらずわかりやすいが、著者の他の本との比較で新味を求めたいところ。例えば、格差の議論(本当は格差拡大ではなくて成長の低下)などは、目から鱗で、過去との比較とか、もっと掘り下げて欲しかった。

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    2019年04月18日
  • トランプ貿易戦争 日本を揺るがす米中衝突

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    NRIのメルマガ時代から愛読していた内容。よく整理せれていて、とてもいい勉強になる。やはりトランプ政権はなんなのだろうか?そこそこ上手くいっていたけど、トランプがダメにしたというのが、本書で度々語られるストーリー。アメリカ大丈夫か?

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    2018年12月03日
  • 決定版 銀行デジタル革命―現金消滅で金融はどう変わるか

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    元日銀審議委員によるキャッシュレス本。日銀での経験を踏まえ、日本でキャッシュレス化を進めるためには、公的機関のリーダーシップが必要との主張には、共感するところが多い。日銀の中で正面からこういう議論をすると、嫌がられるんだろうな。NRIで出している著者のdaily report もおススメ。

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    2018年10月03日
  • 異次元緩和の真実

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    日本銀行の元審議委員の著書。当時の審議委員の中では佐藤氏と並んで黒田総裁・岩田副総裁に真っ向から対立していたが、その背景となる理論的根拠が丁寧に解説されている。翁所長、早川局長、木内審議委員とOBにこれだけ支持されない政策とは…

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    2018年06月03日
  • 決定版 デジタル人民元―世界金融の覇権を狙う中国

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    中国がなぜデジタル人民元の発行を急ぐのか?
    デジタル人民元が採用されたらどうなるか?
    など様々な角度から書かれていて面白い

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    2021年12月03日
  • 決定版 銀行デジタル革命―現金消滅で金融はどう変わるか

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    文章のなめらかさ、分かりやすさのレベルが高くて読みやすかった。深いナレッジを得たい人向けではないけれど

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    2020年03月25日
  • 決定版 リブラ―世界を震撼させるデジタル通貨革命

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    ‪フェイスブックが発表したデジタル通貨のリブラが世界の金融に与える影響を考察した一冊。万全の準備で受け入れるべきというスタンスでメリットとリスクの両論を併記してくれているのは勉強する上で助かる。ただ、金融の前提知識が乏しい自分にはやや難しい部分も。特に中銀デジタル通貨の話は理解が追い付かず…‬

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    2020年03月08日
  • 異次元緩和の真実

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    タイトルは、〜真実とあるが、内容は前日本銀行政策委員会審議委員としての意見。日銀の政策に対して批判的に自論を述べている。日銀は破綻のリスクを抱えており、非常に舵取りが難しい状況にある。異次元緩和の前に戻るには(それは何ら国民にとってのベストではないが)、市場と長期的な信頼関係を構築し、十数年かかる状況。

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    2018年05月01日
  • 決定版 デジタル人民元―世界金融の覇権を狙う中国

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    デジタル通貨の波が中国から
    「覇権争い」が今デジタル通貨・暗号通貨のプラットフォーム構築と波及へと注目され始めた。中国主導型の「中銀デジタル通貨」は民間の金融機関への関与を最小限に公的な中国銀行が主となることを目指し、中国国内での実証実験のみならず「一帯一路:64カ国」への波及と世界の金融機関をリードするための動きを加速し始めた。世界の貿易等含めた世界の金融決算は圧倒的に「ドルベース」だがこのデジタル通貨によって大きく変わる可能性もあり、米国はデジタルドル通貨の早期導入は圧倒的シェア持つ現状維持のため慎重だ、とある。日本は未だ計画もない。ここにも日本のデジタル化への遅れは後進国並み以下になるの

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    2024年10月25日
  • 決定版 デジタル人民元―世界金融の覇権を狙う中国

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     通貨は大きく分けて、法定通貨と民間デジタル通貨の2種、さらにデジタル通貨の口座型とオフライン型がある。本書によると、中国で通貨のデジタル化が進んだ要因の一つとして、偽札や強奪など、犯罪面を防ぐ意図があったと考えられる。(その意味で日本の現金率の高さ、は治安、安全が高い根拠となる)また、人民元の普及で、ドルとの覇権争いはどうなるかも考察する。著者によると、あくまで普及率を高めて、取引できる範囲を広めることであって、特に覇権を狙うわけではないという。

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    2024年01月28日
  • トランプ貿易戦争 日本を揺るがす米中衝突

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    アメリカは昔から他国に責任を転嫁し続けてきたことがわかった。
    日本の未来は暗い。
    対処法ははっきりしない。

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    2023年12月14日
  • 決定版 デジタル人民元―世界金融の覇権を狙う中国

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    米国の金融覇権に対抗し、中銀デジタル通貨の発行で“人民元通貨圏”の形成を目論む中国。その切り札である「デジタル人民元」の実態に、元日銀審議委員が迫る書籍。

    中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨を「中銀デジタル通貨」と呼ぶ。
    中国は、2022年の冬季北京五輪での披露を目指してデジタル人民元の発行準備を進めていると見られ、主要国で初めて中銀デジタル通貨を発行する可能性が高い。

    中国がデジタル人民元を発行する背景には、米中の対立がある。
    米国は、国際間のドル決済に用いられるSWIFT(国際銀行間通信協会)のネットワークを通じて、世界の資金情報を握れる。また、SWIFTはテロ支援国家に対する経

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    2023年02月19日
  • 決定版 リブラ―世界を震撼させるデジタル通貨革命

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    全世界の通貨がリブラで代替出来るとすれば、革命的な世の中になると思う反面、リブラ一強の時代になる事を各国が黙ってみているはずもない。
    CBDCと相関関係になるような設計で生き残るのではなかろうか。
    もはやリブラという物さえ存在していないが、間違いなくデジタル革命は起こり金融業界は劇的な変化を遂げる序章なのだと感じた。
    ボタンひとつで、遠く離れた家族に送金できる未来が待ち遠しい。

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    2021年03月19日
  • 決定版 リブラ―世界を震撼させるデジタル通貨革命

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    リブラについて執筆時点での概要が詳しく記述されている。一方でリブラを取り巻く環境は目まぐるしく変わっているので、記述されていた内容も時間と一緒に的を得なくなっていまいそうな気もする。

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    2021年03月08日
  • プラットフォーム経済圏 GAFA vs. 世界

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    プラットフォーマーが提供するウェブ閲覧・検索、SNS などのネットサービスの多くは「無料」で利用できる。しかしユーザーは、知らないうちに個人データを利用される、SNSを通じて考え方を誘導されるなど、大きな対価を払っている。

    プラットフォーマーは「場」を提供するだけで、ユーザーの投稿には関知しないのが基本姿勢。だがFacebookは、個人データ漏洩問題を起こしたこと、世論操作が目的の投稿があったことなどを批判され、コンテンツをチェックするようになった。
    その結果、チェックのコストが高まり「限界費用ゼロ」という、プラットフォーマーのビジネスの前提は崩れつつある。

    検索サイトのアルゴリズムは、検

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    2020年10月18日
  • 決定版 銀行デジタル革命―現金消滅で金融はどう変わるか

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    ブロックチェーン・ビットコインの話もあるが、本書の本筋は「銀行」そのものがどういう変化をしていくのか?の話。
    お金そのものの変化がこれからどうなるのか?
    本書では「案外、現金がまだまだ残って、電子マネー化は時間がかかる」旨が書かれている。
    単純に保守的という話でない。
    日本の文化的背景や、現在の銀行システムの状況を考えての回答の導きなので、説得力はある。
    自分でも意外と今でも現金を使っているからだ。
    何より本質は「現金を不便と感じない」に尽きるだろう。
    逆に電子マネーなどの方が不便を感じてしまうほど。
    チャージしたりも手間だが、そもそも種類が多すぎる。
    SUICAしか使えなかったり、ドコモID

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    2020年05月16日
  • 決定版 リブラ―世界を震撼させるデジタル通貨革命

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    実はそこまで興味がなかったのだけど、、、読んでおこうかなという感じで手に取りました

    知りたい事は多く書かれていましたね
    箇条書きに書くと以下のような感じ

    ・主要法定通貨のバスケット価格と連動するためにビットコインのようにボラティリティが高くない
    ※これが一番知りたかった

    ・リブラのような暗号通貨が流通する事は既存の金融機関には歓迎するものではない
    当たり前か

    ・リブラの危険性を感じて(という建前で実は自分たちの事しか考えてない)各国の金融系の人がリブラ潰しに動いているようだが、リブラを潰しても別のインターナショナルで支払いにも使えるような暗号通貨が出てくるのは間違い無い

    ・中国がデジ

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    2020年03月22日
  • 決定版 リブラ―世界を震撼させるデジタル通貨革命

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    (国民)国家から見れば、facebookはライバルなのだろう。歴史的に見て、国家は最近の出現であり、その国家を超える存在が生まれるのも、また歴史的必然だろう。

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    2020年02月10日
  • 世界経済、最後の審判 破綻にどう備えるか

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    ネタバレ

    物騒なタイトルですが、昨今の非伝統的な金融政策によって歪が発生している世の中を、多角的な視点で解説してくれてます。
    レイ・ダリオが小難しく言ってることを、私のよな凡人でも理解できる形にしてくれている1冊です。

    『マイナス金利』という書籍と並行して読んだのもあってか、今の世の中(金融・経済)がかなり異常な状態になってることが伝わりました。

    この著者が言ってることが全てではないにしても、現状を知っておく事は大切です。

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    2019年09月15日
  • 決定版 銀行デジタル革命―現金消滅で金融はどう変わるか

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    「デジタル通貨」の現状、可能性、課題などについて
    の解説。

    民間銀行も新しい金融サービスに参入しないわけにいかないが、参入すればジレンマに遭遇する。
    例えば、デジタル通貨がクレジットカードに代わって利用されれば、預金決済で得られるはずの手数料を失うことになる。
    また、フィンテック企業は、銀行システムを利用して利便性の高いサービスを顧客に提供する。手数料は銀行に支払われるが、顧客情報や取引履歴などのビッグデータがフィンテック企業に集中する。

    デジタル通貨は「ビットコインなどの仮想通貨」「民間銀行のデジタル通貨」「中央銀行のデジタル通貨」の3つに大別できる。

    仮想通貨は「決済の処理スピードが

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    2019年07月20日