若林栄四のレビュー一覧

  • 黄金の相場予測2017 ヘリコプターマネー

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    あくまでも予想は予想であるので、どこまで予想できるのかはともかくとして、
    黄金分割という思考方法はたいへん理にかなっていて、
    諸行無常との表現がふさわしく感じられる。

    為替や株式も人間の行為のあらわれであると受け止めれば、
    そして、それも自然の一部だと考えれば、
    何らかの法則に支配されるというのも自明なのか。

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    2017年03月26日
  • 覚醒する大円高

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    著者の予想が当たるかどうかは別として、
    そのポリシーはとても好感が持てる。

    すなわち、予想である以上、たとえば日経平均であれば、
    「●●年××月に◇◇円になる」
    と値段だけではなく、時期もセットしなければ、
    予想とは云えない、というものだ。

    それは当たり前と云えば、当たり前だけれども、
    ウェブに溢れる予想と云われるものを読むに、
    意外とそうはなっていないものが散見される。

    あと、運命論というか、相場に神がいるというか、
    こういった類の思考方法が個人的には好き。
    人によってはオカルトめいたように思うかもしれないが。

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    2016年04月10日
  • 不連続の日本経済

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    読んだ後のすっきり感が半端ない。さすがに2007年時に当時のドル円124円台の時に2011年に75円になると予言した方!
    「円安になる理由も『円高が終わったから』というのがいちばん簡単にして要を得た答え」(p101)というのも黄金分割理論があってこその言葉だが、面白い。
    金融に興味がなくとも、年月による黄金分割理論はプライベートにも活かせるかもしれないなぁと思う。

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    2013年01月20日
  • 不連続の日本経済

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    今後米国経済は復活し、ドルは上昇する。欧州もECBの対応やESM発足で底はつけたとのこと。相場には日柄が大事という点は賛成。休日も日柄に入ってくるという分析はあまり聞かないが、筆者の長年の研究の結果なので説得力あり。

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    2012年12月24日
  • 黄金の相場学

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     2007年年初発行の書籍であるが、2008年4月現在ドル・円相場はほぼ著者が予測する通りに推移している。

     サブプライム問題やユーロの台頭などで現在ドルの基軸通貨の地位が揺らぎつつあると報道されているが、
    著者によるとその流れは2010年まででそれ以降はドルが暴騰するとのことである。

     前著と比較すると細かい予測の変化はあるものの大きなトレンドの予測について変更はないようである。
    プロにとって大局を予測するほうが、ちまちまとした日々の変化を予測するよりもたやすいのかどうかは分からないが、
    本書で述べられている、2010年までドル安その後に大幅なドル高という予想には相当の確信を持っているよ

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    2009年10月04日
  • パーフェクト ストーム 迫りくる世界同時「大不況」 黄金の相場予測2019

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    10年以上に渡って新刊が出ればすぐに買って読んでいる若林氏の本ですが、ネットで確認したら2019年に出されたこの本だけ読み忘れていました。ちなみにこの本が15冊目となります。

    彼の本は株・為替・金価格がどうなるかを、具体的な日時を示して予測することに特徴があります。今回は出版されてから5年も経過しており、彼の予測がどの程度当たっているかを確認しながら読むことになりました。

    筆者の若林氏が原稿を書いた頃には、何年にも渡って経済に大きな影響を及ぼした「コロナ」については全く予想できていないので、彼の予測はその分ズレて(遅く)成っているかも知れません。彼は2019年に大恐慌が来るとしていますが、

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    2024年09月29日
  • 人為バブルの終わり

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    この本の著者である、若林氏の本は、もう何冊も読んでいます。為替や株価の動きをマクロ経済の指標を駆使して説明することが多い中で、彼の論調は、為替・株価等のチャートの形や日柄から、その動きが説明できる、というものです。

    もう何十年と彼の本を読んできましたが、いまだに、彼の書いた本が売れているということは、予言を一定の割合以上で当ててきたからに他なりません。

    この本では、2018年(今年)に、恐らく最後の円高になり、それに伴い、日本株安となることが示されています。その後(東京五輪後の2022年)から日経平均は、暴騰(4倍)となるとのことです。私の感覚では、全部の株式が上がるのではなく、社会に貢献

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    2018年02月18日
  • 人為バブルの終わり

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    相場は神意で動いている、という考え方、
    物事の捉え方には共感できるものがある。

    そう言いつつも、トランプ大統領を批判する言説は、
    ひとつの達観からかけ離れているようにも思えるのは気のせいだろうか。

    ちなみに中国経済は大崩壊しない、その理由の付け方は、
    まさに著者らしいもので、とても新鮮だった。

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    2018年01月23日
  • 黄金の相場予測2017 ヘリコプターマネー

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    最近は若林氏は毎年一冊は新作を書かれていますね、為替や株式市場、ゴールド、原油価格などを長期間にわたるチャートの形や、暴落した時からの日柄で予測して、それを今まで当ててきた凄い人です。

    これから5年間(2022)まで、金利が徐々に上がる、株は暴落、円は急騰、と教科書的にはあり得ないコンビで動いていくそうです。株価が下がって円高になるのは、果たして日本人にとって良いことなのでしょうか。同じ給料でもドル換算で見ると給料が上がって見られてしまう外資系に勤務している私にとってどう考えるべきなのでしょう。

    この本によればゴールドは上昇するようです、株は平均株価が下がるということですから、将来性のある

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    2017年03月19日
  • 覚醒する大円高

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    若林氏の相変わらず面白くてすごいところは、株が今後∴(いつか、そのうち…)いくらになるでしょう、ではなく、経済本の多くが書けない「いついくらになるか」を計測してみせる事。ファンダメンタルズに重きをおくエコノミストの予想が半々どころか尽く外れてる様を見れば、あながち彼の分析を異端視することもできまい。我国では、利上げに踏み切った米国を好調だとの報道が多いが、イエレン女史と取り巻く環境は、やはり福井総裁の時と同じ轍を踏んでいるように見えてならない自分は、米在住の若林氏の推測に理解を示すものです。

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    2016年06月04日
  • 富の不均衡バブル

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    ピケティよりも先に不均衡に目をつけたんだろうか。
    相場感もその後の動きをよく捉えていてすごいわ、この人。まぁ全部は当たらないけどね、もちろん。

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    2016年03月21日
  • 覚醒する大円高

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    待ってました!という感じの若林氏の最新作(2016.3.12現在)です。社会人数年目の頃に半信半疑で読んだ若林氏の本に書いてある内容(円高になる時期やレベル)が当たっていたので、それ以降、彼の本が出るたびに愛読しています。

    彼は為替や株の将来動向を解説しますが、そのベースになっているのが、経済・社会動向に焦点をあてるのではなく、それらのチャートが持つエネルギー(波動)を解析している点が独自です。彼の本の中には「日柄」や「黄金比」という言葉がよく登場しますが、人間の思いや行動の結果が為替等のチャートに反映されるという考え方は大変興味があります。

    また、多くの本では、円高になると言っても、その

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    2016年03月12日
  • 世界経済の破断界

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    今まで何冊も彼の著作を読んできましたが、この本は若林氏の最新作(2015.12現在)です。先日、本屋さんに立ち寄った時に平積みされていて気づきました。

    若林氏の本の特徴は、為替や日経株の最高値・最低値を、チャートの形の特徴を、理論的に解析して、その日付までも明確に記す点にあります。多くの評論家は、自分の予想が外れたのを恐れるため、あいまいな形でしか示しませんが、若林氏の場合は、その考え方と共に、最近数十年の結果がその理論で説明できることを示したうえで将来を予想しており、この点が明らかに異なる点です。

    若林氏によれば、円高から円安、株安の状態から好転しているのも、「アベノミクス」のおかげでは

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    2015年12月13日
  • 世界経済の破断界

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     アメリカ、ヨーロッパ、中国 不況。
    日本だけが2025年まで株価が上昇する。大予言。
    今まで出版された著著の中で当たっているから、少々うさんくさいところがあるが信じたくなる。

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    2015年11月24日
  • 富の不均衡バブル

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    最近は割りと外していると思うのだが、その都度チャートを修正して解釈しているので、まあ、理論としては間違っていないのかもしれないが・・・。ファンとしてはもっとバシッと予測を当てて欲しい。

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    2014年09月04日
  • 富の不均衡バブル

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    この本の著者である若林氏が書かれる内容の特徴は、株価やゴールドの価格の推移を図形的に解析して、さらには未来の価格のレベルと時期を予想することです。

    彼の持論は、株価等は経済のファンダメンタルズではなく「日柄」で決まるというもので、起点となる時期と最高値等の時期との間には、数学上の重要な数字(162,81,40.5等)が関連している様ですね。これをもとに個人が現在から2030年にかけての投資戦略を立てるにあたっての明確な指針を示してくれています。

    結論から言うと、2015年からの変化があり、日経平均は上昇、米国ダウは本格的な暴落、通貨では円安ドル高とのことです。ゴールドは確実に上昇するようで

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    2014年06月29日
  • 不連続の日本経済

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    ネタバレ

    一物一価が成り立つとき、国内でも海外でも同じ商品は同じ価格で取引されるので、二国間の為替相場は二国間の同じ商品を同じ価格にするように動き、均衝相場である 資産買い入れ基金の増額や、金融機関の貸出増加を促す貸出支援基金の創設などの追加金融緩和策が取られた ガスの海外輸送は技術がむずかしく、コストもかかるから、天然ガスはその生産される大陸で消費されるのが最も効率的である 資本主義の世界において、貧富の差の是正は恐慌がその役割を担ってきた 相場に黄金分割を適用する際のポイントとなる重要数字62、162、262、424、31、81、131、212

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    2013年04月05日
  • 黄金の相場学

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    「相場のことは相場に聞け」、つまり、
    「相場は、つまるところサイクルであり、そのサイクルにはパターンがある。そのパターンを見分けることが、マーケット予測の要諦である。」とチャート分析の重要性を説いてます。
    とは言っても、実際は「相場はいろいろと変装してくるので、その変装を見破る基本的なルールをもって対峙する必要がある」ので結局は難しい・・・。
    最終章に金融商品別の細かいピンポイント予想あり。

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    2009年10月04日
  • アメリカ経済の終焉 破裂する資産バブルと政治の堕落

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    黄金分割という考え方にはとても共感を抱くが、
    前段のトランプ大統領批判は特に本論とは関係ないと思う。

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    2019年01月07日
  • 覚醒する大円高

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    栄四、かく語りき、相場は、波動である。よって相場は、自ら動きたいほうへ動く。相場は記号、波が満ちたり、引いたりするように、相場は満ち引きする。それにうまく乗って、うまく降りるのが、唯一の方法。これは、実感でしょうね。 そして、恐怖、欲望、傲岸、謙虚、ありとあらゆるものが湧いてくる世界。ある程度、悪い奴でなければ、生き残れない世界。結局、もうすでに決まっているもの、いかにして発見するのか、に懸かっているいるという。何やら、物理学の授業であります。

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    2016年10月09日