樋口恭介のレビュー一覧

  • 反逆の仕事論 AI時代を生き抜くための”はみ出す力”の鍛え方

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    反逆の仕事論 AI時代を生き抜くための"はみ出す力"の鍛え方
    著:樋口 恭介

    近い将来必ず到来する「AIが人間の仕事を奪う時代」に、必要とされる人材であり続けるためにはどんなスキルが必要なのか。そして、そのスキルはどうすれば身につくのか。本書では、そんな実践的な話を「正しくはみ出せる人材」を根底として説明されている。

    今後到来する本格的なAI時代に、自分の人材価値を保ち、会社で自分の居場所を保持し続けるためには、「はみ出せる力」を身につけておく必要がある。

    構成は以下の5章から成る。
    ①マジメな社員から淘汰されていく
    ②今後生き残る「正しくはみ出せる人材」像とは
    ③上

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    2025年07月27日
  • 構造素子

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    自分がまさに読みたかったやつ

    人の生死 人生 物語 愛...

    言葉では表せないと分かっていても、それらを言葉というコードで記述しようと足掻くこと。人が紡いできたコードに今を生きる人々が書き足していくように、これまで続いてきた歴史を未来に繋げていくのだなと私は解釈しました。

    難解で、一周ではまだまだ消化不良なので、また今度読み直します

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    2023年03月18日
  • 異常論文

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    わけわからんものと面白いのが交互に出てくる感じ。掃除、SF作家、樋口一葉、四海文書、とかが良かったが最後のレナディアン語がすごく良い

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    2022年01月28日
  • 異常論文

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    ネタバレ

    * テクノミュティス
    円城塔とはいえ、最初にこれは心を折られるので、もっとわかりやすいやつを持ってくれば、と思ったが、異常論文というコンセプトとしては、読みやすいよりもむしろこういうやつだという気もするので難しい。
    数式が出てくると、なんとか意味を理解しようとトライしてしまうので勘弁していただきたい。
    予測と想像により存在そのものが上書きされるとかなんとか。

    * レウム語
    一番好きかもしれない。ただし、現実と虚構が混ざっており、複雑。ザグロス山脈が存在するのか調べないようにしている。
    遺伝子に全員が聴覚異常を持つレウムという民族… 確かにそういうのは有り得そうではある。その民族は音声による会

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    2022年01月14日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    冒頭は難解な内容で読み進めるのに心が折れかけた。が、SFプロトタイピングという考え方はビジネスを創出していく中で非常に有用な方法であると知ることができ、勉強になった。

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    2022年01月10日
  • 異常論文

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    面白い。みんな良い意味でポエムになっているが、小川哲の『SF作家の倒し方』…これ、よく怒られなかったなぁ…どの作品も面白い。

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    2021年11月20日
  • 異常論文

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    論文形式で書かれた短編小説集。ではこの作品は終わらない。小説と論文という正反対の方向性を持つ種類の文章の中間に全く新たなジャンルを確立している。文章は存在するはずだった世界を抜け出し、私たちのいる現実世界へと浸出すると同時に私たち自身もすでに異常論文の世界に取り込まれている。記述されている異常論文が読者によってコンパイルされ、脳内に展開を始めた時点で異常論文の時空世界はすでに新たな現実として存在を始める。

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    2021年11月12日
  • 異常論文

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    面白い。とても。
    星新一賞で初代グランプリの方の作品も論文形式を取っていた。他にも以前京都で開催された異世界生物学?みたいなものも異世界の事象(例えばドラゴンの吐く炎)を研究して考察するみたいなお遊び半分真面目半分のものでとても楽しかった。
    論文やレポートという形は現実と虚構の認識が重なって、空想の世界が現実のものとして感じられる。
    論文形式をとることでさらにSFの世界というか可能世界を体験することができる。
    『異常論文』は小説でありながらもしもボックスでありタイムマシンでありSFそのものだ。

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    2021年10月27日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    SFを読みながら自分のキャリアのことを考えて日本の未来を考えて世界の行く末を考えて、、、我に帰った感じの本だった。
    SF作品としても面白いし、ビジネス書としても今までにない感じで良かったし、SF入門としても最高に良かった。

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    2021年07月15日
  • すべて名もなき未来

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    SF小説を私自身多く読めていないのが現状なのでこの本の批評という観点で見るのは難しいですが、読み物としては非常に面白かったです。
    気になる小説も多く見つかったのでぜひ読んでみたいと思いました。

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    2025年10月27日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    感想
    面白いものに気づく。現在の延長にないものを探す。見つけたらそれを拾う。自分が望む未来を実現できるか。常に仮説は検証され磨かれる。

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    2024年01月01日
  • 異常論文

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    ネタバレ

    物によっては☆5もあり、☆3もあり、論文もあり、小説もあり…というごちゃ煮でした。試みとしては面白いと思うし、この形態であるが故に生まれた作品も多々あり、引き続き楽しみにしていますという感じ。

    特に好きだった作品は以下
    ・「掃除と掃除用具の人類史」松崎有理
    ・「裏アカシック・レコード」柞刈湯葉
    ・「『多元宇宙的絶滅主義』と絶滅の遅延──静寂機械・遺伝子地雷・多元宇宙モビリティ」難波優輝
    ・「SF作家の倒し方」小川 哲
    ・「四海文書(注4)注解抄」酉島伝法
    ・「解説──最後のレナディアン語通訳」伴名 練

    特に「四海文書(注4)注解抄」は読んでいる最中にどんどん面白くなって、これ続き読みたい!

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    2023年11月30日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    コンサルとSF作家の2足のわらじを履く樋口恭介氏が、未来を創造するという思想について書いた本。
    主旨は、未来は自分たちの行動が反映される余地があることから完全には予測できず、そして逆に言えば自分たちで創り出すことができる、ということを述べている。
    コンサルではロジックが大事だが、そのロジックの出発点は各個人が実現したい未来のビジョンがもとになっているので、まずはそのビジョンを取り戻す。そしてそれを具体的にやる手段としてSFプロトタイピングがあると述べて、その具体例を説明していくという流れになっている。
    文章のプロが書く文章なので非常にわかりやすく、すんなり読める「いい歯ごたえ」をもった本でした

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    2023年02月04日
  • 異常論文

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    しばらく前に買い、読み進めていたものの途中で挫折。ゴールデンウィークに時間があったため、ようやく読み終えることができた。

    内容は本当に意味不明。巻頭言にもあったが、現実と虚構が入り混じりすぎている。登場している作家ですら現実なのか虚構なのか、実際にはいないんじゃないかと思ってしまうほどの異常さ。自分の知らないどこかで実際に起こっていそうな出来事や事件、それらの表現とリアルさ。理解しようにも理解できない。わかりたくてもわからない。不気味で脳内がぐちゃぐちゃになるのに読み進めたくなる作品。スペキュレイティブ・エンジン。

    ここに評価を書きたくなったのも、異常論文が紛れもなく「強い小説」だったから

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    2022年05月05日
  • 異常論文

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    なかなか読むのにエネルギーを費やした本だった。そもそも論文を読みなれていないので、正常な論文と異常な論文との区別がつかない私である。どう読み、どう感じればいいのか戸惑う作品だった。異常論文とは事実を追求すると見せかけた虚構と思えばいいのだろうか。難しい作品ばかりだが、最初の「決定論的自由意志改変攻撃について」(円城塔)は未来を予測できないことを尤もらしい数式で読者を煙に巻くようで面白かった。最後の「解説--最後のレナディアン語通訳」(伴名練)は最も小説らしい作品で素直に楽しめた。

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    2022年01月08日
  • 異常論文

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    学術論文の体を取った虚構作品を”異常論文”という定義し、23本の作品を収めたSFアンソロジー。23本もあれば多様性も極めて高くなっており、質のバラつきはあるものの、数作品に関してはちょっと驚愕してしまうようなクオリティであり、アンソロジーとしてのレベルは非常に高い。

    最も驚愕したのは、鈴木一平+山本浩貴による「無断と土」という作品。これは架空のVRホラーゲームの謎を解説した人文学の論文テイストの虚構であるが、その作品で引用される菅原文草なる20世紀前半の詩人にフォーカスする。実際のテクストなどの分析を元にしながら、このVRホラーゲームでなぜ彼の作品が引用されたのかを明らかにしていく体を取って

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    2022年01月02日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    SFプロトタイピングによる未来の創り方の本。未来は予測できるものではなく、スペキュレーション(思弁/思索/投機)すべきものととらえます、とあり、その必要性・必然性、そして手法論を紹介。未来はキャッチボールで投げるボールのような、というたとえが文中にあり、じぶんの中の「未来」感がアップデートされた本。

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    2021年10月31日
  • 未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉

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    バックキャスティングはよくするが、SF思考を小説にするというのが大事かもしれない。
    もっとSFものに日々から触れようと思った。
    好きなことだからやる、やりたいからやる、

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    2021年09月12日
  • すべて名もなき未来

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    感想が難しい。
    果たしてこれは批評なのか、小説なのか、なんなのか?
    樋口恭介その人を知れただけでとりあえず価値あり。
    Twitterを見たところ、パートナーから読む本等かなり影響受けており、本当にラディカルなのは妻、とのこと。
    気になる。

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    2020年09月28日
  • 構造素子

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    途轍もなく難解な文章が続いていく。
    いくつもの人生を俯瞰的に疑似体験できる、と捉えることが出来た。
    ただ読む人をひたすらに選ぶ本である、というのが率直な意見。

    IT関連の仕事をしているが故に多少の理解はできたがエンジニアなどでないと本質は理解できないのではと感じてしまった。

    読み切れれば、読後感は良い。
    体力がいる書籍である。

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    2025年09月12日