【感想・ネタバレ】未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉のレビュー

あらすじ

「ここではないどこか」への想像力を解放せよ。気鋭のSF作家であり、ITコンサルタントである著者が贈る理論と実践の書!――形骸化したルールや管理指標に絡めとられ、日本社会はいま停滞の中にある。イノベーションの経験も、その記憶すらも失われつつある。意味や価値のわからない仕事を再生産し続ける「制約事項」を爆破し、「本当のイノベーション」に向かって考える自由を取り戻すための思考法。

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Posted by ブクログ

冒頭は難解な内容で読み進めるのに心が折れかけた。が、SFプロトタイピングという考え方はビジネスを創出していく中で非常に有用な方法であると知ることができ、勉強になった。

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2022年01月10日

Posted by ブクログ

SFを読みながら自分のキャリアのことを考えて日本の未来を考えて世界の行く末を考えて、、、我に帰った感じの本だった。
SF作品としても面白いし、ビジネス書としても今までにない感じで良かったし、SF入門としても最高に良かった。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

感想
面白いものに気づく。現在の延長にないものを探す。見つけたらそれを拾う。自分が望む未来を実現できるか。常に仮説は検証され磨かれる。

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2024年01月01日

Posted by ブクログ

コンサルとSF作家の2足のわらじを履く樋口恭介氏が、未来を創造するという思想について書いた本。
主旨は、未来は自分たちの行動が反映される余地があることから完全には予測できず、そして逆に言えば自分たちで創り出すことができる、ということを述べている。
コンサルではロジックが大事だが、そのロジックの出発点は各個人が実現したい未来のビジョンがもとになっているので、まずはそのビジョンを取り戻す。そしてそれを具体的にやる手段としてSFプロトタイピングがあると述べて、その具体例を説明していくという流れになっている。
文章のプロが書く文章なので非常にわかりやすく、すんなり読める「いい歯ごたえ」をもった本でした。

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2023年02月04日

Posted by ブクログ

SFプロトタイピングによる未来の創り方の本。未来は予測できるものではなく、スペキュレーション(思弁/思索/投機)すべきものととらえます、とあり、その必要性・必然性、そして手法論を紹介。未来はキャッチボールで投げるボールのような、というたとえが文中にあり、じぶんの中の「未来」感がアップデートされた本。

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2021年10月31日

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バックキャスティングはよくするが、SF思考を小説にするというのが大事かもしれない。
もっとSFものに日々から触れようと思った。
好きなことだからやる、やりたいからやる、

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2021年09月12日

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2024.12.04 作者のSFおよびSFプロトタイピングに対する思いや考え方が書かれた本。どつすれば良いかはあまり詳しくは書かれてない。そもそも無いのかもしれない。

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2024年12月04日

Posted by ブクログ

「イノベーション」が、予期せぬ「発明」ではなく、既存資源からの「開発」になってしまった。私たちは、既存の制約事項により思考を狭められている。逃れられるのはSFだけ。ここではないどこか、常にオルタナティブを思考/志向すること。

人を動かせるのは、現状分析結果の数字ではなく、質の良いストーリーだという指摘に、なるほどと思いました。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

SFプロトタイピングについての解説書兼入門書。まえがきがかっこいい。SFプロトタイピングの進め方だけでなく、具体的なアウトプットとしてケーススタディも書かれていてわかりやすい内容だった。著者の強く影響を与えたフィリップ・K・ディックの小説を改めて読みたくなった。


p.42
本書を通して、わたしはあなたに語りかけている。

過去から未来へ。
過去のわたしのうちにある、想像上の未来から、現実のあなたのうちにある、実在する未来に向かって。

いま、過去と未来が交錯する場所で、わたしたちの未来を〈再起動〉するために。

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2021年07月24日

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