大泉洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は、大泉洋 の16年間の出来事や思いが詰まったエッセイで、読んでいてとても面白くかつ学びもある1冊でした。
普通なら見過ごしてしまうような出来事でも、大泉洋さんの視点を通すことで笑いに変わる何気ない日常の出来事を面白く語られていて、サクサク読めました。
あと、仕事に対する考え方や周囲の人との関わり方から真面目さや努力家な一面も伝わってきて、ただ面白いだけでなく、裏ではしっかりと考えて積み重ねてきたことがわかり、とても印象的な内容でした。
この本を読んで、日常の小さな出来事でも見方を変えれば面白くなるのだと気づかされるきっかけになりました。気軽に読めて笑えるだけでなく、少し前向きな気持ちにもなれる一冊だと思います! -
Posted by ブクログ
新鮮!臨場感、半端なし!
塩田武士さんによる大泉洋あてがき小説。
映画やドラマを見ているように、小説を読み進める愉しみを発見!
ダヴィンチの企画が発端で、
最初の目論見通り映画化も実現。
映画の原作ではなくて、
あくまでも、あてがき小説。
「存在のすべてを」よりも
私はこちら推し!
出版界の抱える問題を浮き彫りにしつつ、
会社という大きな組織での
裏切り、確執を描く。
主人公の速水=大泉洋が
とにかく魅力的で引き込まれる。
他の登場人物達も個性的で
どこか憎めない。
速水の行く末を
応援。ドキドキしながら読み進めていく。6章の会議のシーンの緊張感たるや!そして、最後そうきたか!と思った後明かされるアナザーストーリー的な速水の過去。情景が美しく浮かぶラストシーン。
うおー! 良かったなあー!
社会派小説好きも
ヒューマンドラマ好きも
大泉洋好きも
大満足の作品のはず。
はい、次の小説読も、って
なれない。これは良い作品の証。
まさに、今日は次には行けません!
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Posted by ブクログ
ネタバレ結構長いのに面白すぎて一晩で読みきった。
その面白さの大きな要因は、大泉洋をあてがきして作られた「速水」というキャラ。どんな困難な状況も機転を利かして解決していく姿は、感心するだけでなく勉強になった。
ちなみに、私はこの本がきっかけで“あてがき”を知った。登場人物がイメージしやすく楽しいのでこういう小説がもっとあるといいのに。
出版業界の話も新鮮で楽しかった。私は電子より完全に書籍派なので、将来紙に生き残って貰うため、売り上げに貢献しようと決心した。
ただ、最後のオチの部分のタイトル回収は、あまり響かなかった。速水はただ会社に裏切られ、行動を変えただけなので裏切りと呼べるほどには感じない。ただ、速水はあんなに書籍にこだわっていたのに、電子書籍を生業にしていたことは複雑な気持ちになった。
〈映画をみて〉
大泉洋が演じるかっこいい速水が見たくて、映画を観たら、小説と全く違う内容だったので途中でやめてしまった。出版業界と数人の登場人物の名前以外何もかもが違う・・・映画自体は口コミサイトなどでなかなか評価が高い。だからといって、あてがきした小説の内容をここまで変えて作者は怒らなかったのだろうか?出版業界について書いた本作に対して皮肉が効きすぎていると思ってしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「水曜どうでしょう」にハマったことを契機に、気軽に読んでみようと手に取った。エッセイは久々に読むが、文章内に記された夫々の時間/エピソードが色濃く、またランダムに並べられているため、日常感があり、彼個人の考え方の変化等を追体験することができた。大部分は面白く時折声に出る程笑ったが、一部では感動的な話も織り交ぜられており、色々な感情を提供してくれた。
特に印象に残った箇所は以下の通り
・「帰るところがあるから安心してどこまでも行けるのだと思う。二十年前の私は一人では札幌の街すらでられなかった。十年前の私はやっと北海道を飛び出し、旅をするようになった。そして最近の私はなかなか北海道にいられなくなった。周囲の環境もどんどん変わっていき、次々と新しいことをするようになった。しかし大切なのは、何をしていてもどんな環境にあっても、今自分がどこにいるのかを理解しておくことだ。忙しさの中で少しずつそれを見失うことがある。自分がどこに居るのかさえ分かっていれば家に戻れる。どこに行こうが、どこまで行こうが家に戻れる。こう思えることが強さだと思う。甘えと言われるかもしれないが、帰る場所を持ってることが、次の冒険につながる原動力である気がする。この先何が起こるかは分からない。でも家に帰ることができれば、そこで準備を整えてまたゆっくりと旅に出ればいい。そう思えると、強くいられる気がする。帰る場所を持ってることを幸せに思える」(p.323) -
購入済み
映画も観たくなりました
塩田武士さんの小説にある歪み。
今回も遺憾なく発揮されており、一気読みしていまいました。
「罪の声」「デルタの羊」「歪んだ波紋」と読んでいますが、未知の領域へ丁寧な取材がなされたと感じるわざとらしくない文章に好奇心が止まらず、読み進めることが出来ました。
映画の登場人物相関図を見るとかなり内容が変わっているようですが、それはそれとして楽しみたい! -
大泉洋ファンはもちろんのこと、彼を面白い、少し興味があると思った方にはぜひ読んでいただきたい。
笑ってしまう。そして文からにじみ出る大泉臭。
映像でも文章でも大泉洋は大泉洋でした。
若かりし大泉洋も味わえる一品。 -
Posted by ブクログ
大泉洋を主人公に当てがき。舞台は2016年前後の出版業界。
こんなん面白いに決まってる!
思えば10年程前から、名だたる雑誌の廃刊のニュースが絶えなかった。
私が学生時代に読んでいた雑誌も随分と数を減らしてしまった。
廃刊した雑誌が今もWEBで存続していると聞くと嬉しくなるが、規模大幅縮小で人員も削減しての運営と聞くと手放しには喜べない。
そして雑誌が消えると小説も発表の場を失う。
数少ない掲載枠を奪い合う形で、日の目を見なかった小説がどれほどあったのだろう……。
雑誌を存続させるためにあらゆる策を講じて東奔西走しても、それが報われるとは限らない。
出版不況は2026年現在も続いている。
しかし毎月どれを買おうか迷うほどの小説が書店に並んでいるのは、きっと速水のような人物の機知と奮闘のおかげだろう。