大泉洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物が多くて最初は少し混乱しましたけど、読み進めるうちに自然と整理が出来ていくのは、きっとキャラの書き分けが秀逸だからでしょう。
逆に言えば、それだけ個性的なキャラが乱立しているのですけど、そこにわざとらしさがなく、大袈裟にも感じないのは、出版業界という特殊な舞台による先入観から、実際には知らなくてもそうなんだろうなぁと受け入れてしまうからでしょう。
終始、臨場感とか不条理とか、やるせなさ、熱量、策略、打算…といった、あらゆる「現場」ならではの息遣いやライブ感が伝わってくる物語です。
出版業界のリアルな苦境や、混沌とした展望なども垣間見ることが出来、こうして本を手にすることのありがたさと共に、その裏で起きている複雑なシステムについつい思いを馳せてしまいました。
エピローグがなくても、なかなか味わい深いオープンエンドとも受け取れる結末でした。
しかし、長めのエピローグで物語の風味は一変します。
ここからややネタバレになりますが、エピローグの前半では胸スカの勧善懲悪の展開があり、後半では速水の過去にフォーカスされ、タイトルの深い意味が回収されます。
やはり、このエピローグがあることにより、この作品の素晴らしさが際立つと思います。 -
Posted by ブクログ
読み応えのある本でした。ちょっと難しそうかなと思って読みはじめましたが、展開が面白くドラマのようにさくさく読めました。
特にp.160-161の所が印象に残りました。安くて手軽で時間潰しばかりに時間を使ってしまっていると、自分の生活を反省しました。昔は一日中本を読んでいられたのに、今は読んでいてもついついスマホに手が伸び、分からない単語を調べようと思っただけでも、そこからSNSを開いてしまったり…
これからはスマホ依存から脱することが豊かな人生に繋がるのかと考えたり、何も考えずに生活してしまっていたなと、この本を通して色々と考えさせられました。
最後の解説で大泉洋さんを元に小説が作られたと知り、びっくりしました。読み終わった後に知ると、速水さんと大泉洋さんはどうしても重ならなかったです(笑)
実写化されたと思っていたので、どうして章毎に大泉洋さんが出てくるの?と疑問に思っていたので、それも最後に回収できてよかったです。 -
Posted by ブクログ
俳優(俳洋)大泉洋さんが長年にわたって綴ったエッセイをまとめた書籍。
期間が長いので、その時々で書かれているエッセイの雰囲気や内容の変遷も面白い。
最初の頃は、まだまだ肩に力が入っているなと感じられ初々しい。
しかし時を経るにつれて文章がこなれてきて、おぉずいぶん慣れてきたじゃないかとおもわされる。
内容も笑えるホラ話から始まり、生きることの意味を考えたり、芸能人として生きることだとか、家族のこと(特に祖父のこと)など。
当時の事に対する今の考えの注釈が入っているのも面白い。彼女に振られたからこんな事書いてるとか、祖父の死の影響の文章だとか。
この本を読む人が楽しめるような、水曜どうでしょうの話やNACSの話もたっぷり。
大泉洋さんを知る人ならば楽しく読める作品だと思います。
どうでしょうについて書かれている中で、いいなと思った部分を抜粋します。
『どうでしょう』は必要悪なんかじゃなく、僕が何よりもやりたい番組なんだ。船から降りるつもりなんか毛頭ない。
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Posted by ブクログ
仕事の休憩時間にちょっとずつ読み、面白いしボリュームもあるので長く楽しめた。
特に、片足をギブスで迎えた、中学の入学式の話には笑った。また、team NACSについても成り行きだったり現在の関係性だったりがわかった。
終盤では、「水曜どうでしょう」について語ったり、結婚前の家族への挨拶がどんなものだったか、自分の肩書きがただの俳優ではなく芸人でもなく…バラエティ俳優?という悩みなど、より興味深い話題だった。ますます著者のことを好きになった。
結局、夢は目覚めるまでが現実で、目覚めたあとが非現実なのだ。こう考えると今過ごしているこの時間が果たして現実なのかどうか。p51 -
購入済み
映画の「騙し絵の牙」を見た後で、原作は少しストーリーが少し違っているらしいと知り読んでみた。
いや少しどころじゃなくて全然違ってる。というか主役級の数人を除いて登場人物も違うし展開する話も力点も結末もなにもかも違う。どちらもそこそこ面白かったのでこれでもいいけれど、映画の改変の大胆さとそれにもかかわらずに原作のテイストを残している点に驚く。