大泉洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
俳優(俳洋)大泉洋さんが長年にわたって綴ったエッセイをまとめた書籍。
期間が長いので、その時々で書かれているエッセイの雰囲気や内容の変遷も面白い。
最初の頃は、まだまだ肩に力が入っているなと感じられ初々しい。
しかし時を経るにつれて文章がこなれてきて、おぉずいぶん慣れてきたじゃないかとおもわされる。
内容も笑えるホラ話から始まり、生きることの意味を考えたり、芸能人として生きることだとか、家族のこと(特に祖父のこと)など。
当時の事に対する今の考えの注釈が入っているのも面白い。彼女に振られたからこんな事書いてるとか、祖父の死の影響の文章だとか。
この本を読む人が楽しめるような、水曜どうでし -
Posted by ブクログ
仕事の休憩時間にちょっとずつ読み、面白いしボリュームもあるので長く楽しめた。
特に、片足をギブスで迎えた、中学の入学式の話には笑った。また、team NACSについても成り行きだったり現在の関係性だったりがわかった。
終盤では、「水曜どうでしょう」について語ったり、結婚前の家族への挨拶がどんなものだったか、自分の肩書きがただの俳優ではなく芸人でもなく…バラエティ俳優?という悩みなど、より興味深い話題だった。ますます著者のことを好きになった。
結局、夢は目覚めるまでが現実で、目覚めたあとが非現実なのだ。こう考えると今過ごしているこの時間が果たして現実なのかどうか。p51 -
購入済み
映画の「騙し絵の牙」を見た後で、原作は少しストーリーが少し違っているらしいと知り読んでみた。
いや少しどころじゃなくて全然違ってる。というか主役級の数人を除いて登場人物も違うし展開する話も力点も結末もなにもかも違う。どちらもそこそこ面白かったのでこれでもいいけれど、映画の改変の大胆さとそれにもかかわらずに原作のテイストを残している点に驚く。