もりちかのレビュー一覧

  • うるしうるはし【電子単行本】 1

    好感の持てる主人公

    漆芸師を目指す男子高校生と旅館の仲居さんのお話。ひょんなことから二人が知り合い、彼が彼女にほのかな恋心を抱きます。年上女性への憧れなのかもしれませんが、若者らしい初々しさが心地よい読了感をもたらしました。大きな展開がなくゆっくり進む話のようで、この二人の関係を見守っていきたくなる作品です。
  • くろタイツ
  • ふしぎなおばあちゃん×12(新装版)
    主人公を引き留める駄菓子屋さんがくれた、袋いっぱいの薄荷飴と、壁に映る着物の子供達の影。お仕置き倉。三年小路。昔読んだ朧気な記憶を頼りながら読み返すとどれもこれも素敵な短編ばかり。女学校通りでやり直したおばあさんの一生に思いを馳せたり、小学生だったあの頃とはまた違う味わい方をできるようになっていまし...続きを読む
  • 6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。【電子特別版】

    先の読めない展開が見事。

    情報量の多い文章なのに読みやすい文体。おにぎりスタッバーで魅せた魅力的な文章に更に磨きがかかってます。先を読ませているのに、それを見事に裏切る展開。裏切られるのが快感になります。ハマる人にハマる、クセになる作家さんです。
  • うるしうるはし【電子単行本】 1

    漆芸の描写をもう少し

    キャラやストーリーは良いと思います。
    特にヒロインの単純に可愛いだけでない艶めかしさがとても魅力的なのは流石です。

    ただ漆芸漫画は希少なのでどうしても細かいところに目がつきます
    細かい技法や手順の説明が省かれているのは作劇上当然なので構わないのですが
    実際に作業してる主人公や父親の手元や筆、机周り...続きを読む
  • 枕営業の眠さん

    ほほぅ。

    下手するとタイトル詐欺言われそう(笑)
    何か、作中の話が自分に当てはまって辛い。
    眠りが大事なのは判るんだが…
    眠さん、その辺に居ないかな(^_^;)
  • あゝ我らがミャオ将軍 1巻
    現実に有り得ない9歳の女の子を指導者とする社会主義国家を舞台にした作品。一応ツッコミどころは多いです。9歳なのに高校生以上の語彙力あるとか、よく国民はクーデターを起こさないで従っているなとか。でもそんなこと気にするのは最初だけ、あとからどうでも良くなるくらい展開に引き込まれます。
  • 6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。【電子特別版】
     このタイトルで、このプロローグで、この結末か。正直納得がいかない。個人的な好みであることは承知の上であるしこのレビューを読むあなたにもその点だけは念押ししておきたい。これをハッピーエンドと受け取る人もいるだろうが、私のように冗談じゃない、きちんと初志貫徹しなさいと無責任に囃し立てる人間もいるのだ。...続きを読む
  • うるしうるはし【電子単行本】 1

    絵が綺麗です

    絵が丁寧に描かれていて読みやすいです。主人公の淡い気持ちが可愛いくて、おもわずにやけてしまいます。この先2人がどうなっていくのか楽しみです。
  • 何度でも永遠
    姉妹に比べて地味。とコンプレックスを持つ環。自分でやりたいことを決めていないことを駄目だと思っているみたいだけど、決められた道を真っ直ぐ進むのもすごいと思う。それがやりたくないことなら考えるべきかもしれないけれど、そうは見えないし。遠慮のない物言いをする浦彦とのやり取りで、今までとは違った面が見えて...続きを読む