児玉敦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不思議な読後感。
おもしろくて、ページをめくる手が止まらない!
というわけではなく、どういう着地をするのか、
気になって最後まで読んだ、という感じ。
嘘を与えると成長する木、という、途方もない設定なんだけど、関わる者みんながそれに取り憑かれ、
信じてしまう。そのことにそれほど違和感を感じなかったのは、それだけこの作者に筆力があったからだろう。
主人公の少女は完璧なヒロインではなかった。
悩み、時に卑屈になり、親の愛情に疑問を持ったり飢えていたり。かと思えば、この時代に似つかわしくない大胆さで意見や行動をする。
世の中の多くの少女が持つそんな特性に、読んでいて共感する部分も多いかもしれない。