白川美也子のレビュー一覧

  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマケアの基礎知識を、素人でも平易に理解できる物語形式の本。ケアする側の章もあり、自分を切り離して他人としてケアする考え方をする癖があるため、個人的にありがたかった。
    1ページ読んで休憩して読んでも、本が読者を置いていかない本なので、読んでて辛くなっても少しずつ読める。

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    2025年11月23日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマは「冷凍保存記憶」という例えがすごく分かりやすかった。トラウマを思い出すときは、解凍が行われて当時の記憶が一度に蘇るので圧倒され、再冷凍しようとする。(回避・抑圧・解離)。

    日常の中で、どうしても避けてしまう行動や人物、シチュエーションなどがあるが、きっとトラウマが関連しているのだろうなと思った。

    しかも、幼少期にトラウマ体験をした場合は、白い犬に噛まれたから→犬恐怖症になるのではなく、白くてふわふわしたうさぎを怖がるようになる、というようにフラッシュバックの引き金が分かりにくいというのも、自身の過去を紐解く上でヒントになりそうです。自分が、何を避けて、抑圧して、無いものしているの

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    2025年08月12日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    自分はおそらくcPTSDなんだろうなと思っていたら、ある精神科医の先生が勧めてくれたので読みました。
    「再演・再被害」を知って、避けることができないと思える自分の身に起きたことが理解でき、心理教育になった。当然のことながら、この本を読むだけではcPTSDは治らないので、よい治療者と巡り合うことができればいいな。

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    2025年06月21日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    ネタバレ

    (トラウマの)再演が起きているサインは、自分が「被害者」になったり「加害者」になったりしていることなんだ。
    「あの人に〇〇された!」というのは
    被害者になっている。
    「だから〇〇してやった!」というのは
    加害者になっていることなんだ。
    大切なことは、
    被害者にも加害者にも、
    そしてそれを傍観する人にもならない、
    三角形の3つの角の真ん中に
    しっかりと立つことなんだよーーー

    ちょっと前に読んだが面白かった。トラウマを持っている身としては、ためになる上に、三角形の3つの角の真ん中、という言葉は、わかりやすくて身に染みる。被害者意識になってしまっている時は上の言葉を思い出しています。

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    2025年01月25日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    カウンセラーに勧められ読み始めた。
    まさか自分とトラウマは無縁だと思っていたが、特にトラウマにはDESNOSと言う症候があり、自分にも明らかに身に覚えのあった。
    重いか、軽いかはあるが、人は皆経験により認知に偏りができ、その認知が自己を傷つけ、何度も同じ経験を繰り返してしまうと言うことがあることを40過ぎまで知らなかった。でも、読み終えて、おそらく多くの人がこの本を読んで思い当たることがあるのではないかと感じる。自分を大切にするための第一歩としてこの本を読むことができてよかった。

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    2024年07月01日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    物凄い良かったけど、フェミニズムの知見は浅い感じ。サバイバーは読むべきだけど、その前にアリス・ミラーの「魂の殺人」読んでから

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    2023年07月04日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

    購入済み

    トラウマ入門として

    トラウマに悩んでいた時に、購入しました。なぜフラッシュバックが起こるかなど、わかりやすく書いてあり、専門知識がなくてもすんなり読めました。トラウマがある人は、手元に置いておいて損はないと思います。

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    2022年05月13日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    思ったより薄く、そしてわかりやすく、でもとても役に立つと思った。トラウマの被害を受け、苦しんでいる当事者でも、さらりと読めて自己理解ができるようになっている。

    子供の頃に父親の感情に任せて殴られ続けた体験が、トラウマになっているのだと最近気づいた。その事を認めることすら、話すことすら、恥であると感じて生きてきた。
    知識は力になる。自分が感じることを素直に表してゆくこと。受け止めてゆくこと。そして知ってゆくこと。回復の過程はゆっくりでもいま確実に歩き始めたなと思える。そんな気持ちになれる本だった。

    色んな技法を学ぶなかで、自分も支援者になろうかという気持ちも生まれてくる。だけどいまのところ半

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    2022年02月22日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    新卒の時の職場で、いじめとパワハラを受けたことがずっとトラウマになっていました。
    自分が悪かったからなにをされても仕方なかったのだと、
    ずっと自分で自分を責めてきましたが、
    この本を読み、本当はそうではないのだとわかりました。

    少しずつでも、今ここの領域を広げていこうと思うことができました。

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    2021年05月22日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    ネタバレ

    分かりやすかった。「赤ずきん」だけでなく、「悪者」とされがちな「オオカミさん」もまたトラウマを抱えて苦しんでいる被害者なのだとしていたところが印象的だった。

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    2020年11月08日
  • 子どものトラウマがよくわかる本

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    子どもに焦点を当てて、トラウマと支援について説明されています。
    読みやすくて、わかりやすいです。
    子どもの支援を行なっていく上で、手元にあると安心だなと感じました。

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    2020年10月22日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマケアについて、ストーリー仕立てで理解しやすく、読みやすい。目を背けたくなる過去の出来事も、症状の一つと思うと楽になる。トラウマケアについて、もっと深く知りたいと思えた一冊

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    2020年08月13日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    単回性のトラウマをもつ「赤ずきん」
    慢性的で複雑性のトラウマをもつ「オオカミ」


    赤ずきんを襲った狼も、3匹の子豚の家を壊した狼も、もしかしたら何か心に抱えているのかもしれない。
    その視点が、とても面白く、わかりやすかった。



    支援を受けることのメリットを知った。

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    2020年06月18日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    当事者目線、支援者目線どちらも書かれていて、どちらの視点も持つ自分にとっても非常に理解しやすかった。辛い経験を乗り越えたからといって、他の人の支援をすることに執着する必要はないということに胸を打たれたような思いがした。思い返せば、思春期の頃から、自分と同じような子どもを救いたいという思いから、支援者への道を目指し始めたことに気づいた。ただ、今の私にはやりがいのある仕事になっており、自己を探求する機会にもなっている。著者のように、全てを手放す段階にはまだまだ遠いが、自分自身のトラウマを解放して、地にしっかりと足を付けた支援者となりたい。

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    2020年05月09日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマケアとはなにかを分かっていることは、患者と関わる上で重要だと思います。
    薬剤師としてできる心理面へのアプローチは少ないと思う。トラウマケアはひとりでやるものではないし、親身になりすぎて医療者が体調を崩してしまってはどうしようもない。
    患者とっての気軽な雑談相手になれればいいな、そのとき患者の気持ちの変化を汲み取ってあげられたらいいな、くらいの心持ちでいたい。

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    2020年03月12日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    そう目新しいことが書いてある気はしないけど、傷つくことと回復することについて、今まで自己流でいろいろ勉強してきたことがうまくまとめられているような感じですごく良かった。今の自分だから素直に読めるところもあるとは思う。難しくはないけど、何度か読み返して、自分が無理せず生きられるように努めたいと思えた。でもやっぱり、最初から幸せな人にはだいぶ敵わないだろうというのがつらいかな。マイナスを癒せてもプラスが得られるわけではないから。もっと早くにこういう本が出版されてスタンダードになってて欲しかった。

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    2019年03月21日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    かわいらしいイラストと読みやすい文章で、トラウマとトラウマケアについて学べる本。
    「赤ずきん」と「おおかみ」の物語を軸に、一般的に知られている物語の向こう側で起きていることを想像し、必要なケアについてともに考えていくことができます。

    繰り返し読む一冊になりそうです。

    その後再読。(R2.7月)

    トラウマの理解が深まりました。
    トラウマが人に与える影響。それに対し、どのようにケアしていくか。
    支援者として留意すること等、とても参考になりました。

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    2017年08月11日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマ支援に関わる人、そして当事者や家族にも役に立つように書かれた良書。トラウマ治療には色々な専門的な技法があり、類書はそれを中心に書かれている事が多く、つい引いてしまうことがある。この本は現場感覚で書かれており、技術以前の問題がかゆい所に手が届くように伝えられている。単回性のトラウマと慢性的なトラウマの違い、トラウマからの回復、災害トラウマへの対処、と続き、最後に支援者が知っておきたい大切なことを当事者にも役に立てるように書かれている。読み進める内に読者も回復に付き合える感じがしてくる良い読後感がある良書であった。

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    2016年08月21日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    すばらしい本 当事者や援助者、家族や周囲の人、つまりすべての人に読まれてほしい。
    トラウマケアにおいて大切なことが丁寧に、平易にかかれてる
    知識と理解は力になるはず。

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    2016年06月18日
  • 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

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    トラウマはなぜ苦しみを引き起こす?被害と加害はなぜ繰り返される? 災害トラウマの特徴とその支援は?
    赤ずきんとオオカミの物語仕立てで、トラウマによる症状、回復のプロセス、支援の方法について学んでいきます。
    医療・保健・福祉・司法・教育などの場でトラウマを受けた人と関わるスタッフ、そして当事者とご家族も読める本です。
    トラウマ記憶の特徴は、時間が経っても鮮明であること、思い出す時に不快感や痛みを伴うこと。
    トラウマ記憶が生々しい感覚や感情と共に蘇るフラッシュバックを起こさないための方法、トラウマ記憶を信頼出来る人に打ち明けることで過去の出来事としてトラウマ記憶の処理をする方法、トラウマ記憶に

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    2023年10月09日