鵜田良江のレビュー一覧

  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ヨン兄弟がここまで脚光を浴びるとは…
    上巻と比べて回想シーンが少なく読みやすかったし、フィクションとも思えなかった。

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    2019年12月17日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    「2017年このミステリーがすごい!」海外部門第1位『熊と踊れ』の続編
    前作に引き続き引き込まれる内容だったが、過去を振り返るシーンが多く、若干もどかしさを感じた。

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    2019年12月09日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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     2016年海外小説部門圧勝の大作『熊と踊れ』に続編が用意されているとは全然知らなかった。あれほどの作品に続編を繋げる馬力をあるとは、この共著コンビ恐るべし。実は本作は二つの作品でセットした二部作との構想を初めから作者らは持っていたらしい。しかも一部は実際にあった事件を元にし、二部は完全なるフィクションで。そのフィクションの第二部は、実際には起こっていないが、起こったとしてもおかしくないくらい自然な筆力で描かれてゆく。

     前作を受けて兄弟も夫婦も親子もばらばらになったところから始まる本書。家族たちの不本意な再会。焼け跡の亡霊のように復活する長兄。彼の犯罪へのさらなる意志が周囲を揺り動かす。兄

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    2019年02月28日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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     2016年海外小説部門圧勝の大作『熊と踊れ』に続編が用意されているとは全然知らなかった。あれほどの作品に続編を繋げる馬力をあるとは、この共著コンビ恐るべし。実は本作は二つの作品でセットした二部作との構想を初めから作者らは持っていたらしい。しかも一部は実際にあった事件を元にし、二部は完全なるフィクションで。そのフィクションの第二部は、実際には起こっていないが、起こったとしてもおかしくないくらい自然な筆力で描かれてゆく。

     前作を受けて兄弟も夫婦も親子もばらばらになったところから始まる本書。家族たちの不本意な再会。焼け跡の亡霊のように復活する長兄。彼の犯罪へのさらなる意志が周囲を揺り動かす。兄

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    2019年02月28日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    暴力と絆の物語。前作と違い今回は完全なフィクションだそう。
    合わせてサーガと呼びたくなる大作に、たまらなく惹かれてしまい、夢中で読んだ。途中何回も叫びたくなり、読後はいつまでも余韻が残る。おもしろかった。

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    2018年10月30日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ネタバレ

    前作から数年後。レオが出所したところから始まる。前作同様に犯罪のにおいに満ちていてその世界観に圧倒される。レオの描く犯罪計画と巻き込まれていく弟たち。兄弟としての形。少年時代にあった絆と今の関係。レオから2人の弟への想いと、弟たちからのレオへの想いのズレ。犯罪計画やそれを追う刑事ヨンの背景もよく、ヨンとレオの犯罪で結びつき、犯罪によって大切なものを失っていくその姿はたくさんの感情がつきまとう。兄弟を求め、拒絶しながら生きていく家族、兄弟の絆の物語。

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    2018年10月10日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ『兄弟の血―熊と踊れII 上』ハヤカワ文庫。

    待望の続編の上巻。父親の暴力の呪縛から逃れるかのように銀行強盗を繰り返し、遂には刑務所に収監された3兄弟。長兄のレオも刑期を終えて塀の外に……傑作北欧犯罪小説『熊と踊れ』の続編である本書はこうしたシーンから始まり、一気に激しさを増していく。

    なかなか読ませてくれる。果たして、暴力と犯罪にまみれた家族の物語は下巻で完結するのか……

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    2018年10月03日
  • ローダンNEO3 テレポーター

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    ローダンNEOシリーズ第3巻です。
    ゴビ砂漠に築かれるアルコン製都市テラニアは、中国軍との一触即発の状態が続きます。
    一方で、地球で発生したミュータント達の活動も激しくなります。
    アルコン人科学者クレストの治療にも進展があります。
    様々な場面が同時進行し、今後にどう繋がるのかが楽しみです。
    第4巻にも期待します。

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    2017年09月27日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ネタバレ

    いつも解説に共感しすぎてしまうから、読む前にさらっと感想を。

    創作って知ってるから割と心中穏やかなまま読めたが、結末…うーん…せつない…
    大切にしたいものは2組ともに兄弟(片方は母も含むが)、そして暴力を防ぎたい側と使うことに抵抗のないもの。
    ただ結末は大きく違い…
    切ない。最初に強盗に手を染めた理由が個人的にはなんとも否定し切れないが故にさらに…
    きっと読み返すことはないと思うが、久々に読んだ犯罪小説、暴力についてかなり考えさせられた。

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    2024年01月08日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    『兄弟の血』は『熊と踊れ』とは違い、創作らしい。
    よかった、、レオがどんどん理解できない人になっていった気がする…
    ちょっと冗長な気もするけど、2組の兄弟どちらもメインとして進むようになるこの話も興味深い。

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    2024年01月08日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ただひたすらに復讐遂行に身を投じていく長兄レオ。練り上げられた奇襲作戦は着々と成功を収め、いよいよ「史上最大の強盗」は最終段階に突入した。そして、レオの協力者の正体を知ったブロンクス警部もまた、警官としての領域の限界へと突き進む。この戦いを終わらせるために…。暴力で繋がれた父と子の、そして流血に縛られた兄と弟の物語は、前人未踏の終着点へ!

    続編は完全なフィクションだとのこと。結末には意見が分かれるようだが、これはこれでよいと思う。

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    2021年05月12日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    獄中で男たちが出会った。ひとりは連続銀行強盗犯。ひとりは終身刑の殺人者。共通点はふたつだ。“兄”であること。そして市警のヨン・ブロンクス警部を心の底から憎んでいること―時を経て、檻の中で育まれた復讐計画は史上最大の略奪作戦としてついに始動する。狙われる「存在しないもの」とは何か。そして彼らの“弟”たちもまた、暴力の舞踏へと駆り立てられてしまうのか?

    未読だった第二作を読む。このタッチがたまりません。下巻に続く。

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    2021年05月09日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    『熊と踊れ』の続編。

    もともと『熊と踊れ』が、実話を下にした作品だったので、ち密ではあるけど、どこかしら小説ではない感じがありましたが、こちらは完全オリジナルですよね?最初から、小説感満載です。

    上巻では、レオもヨンも、双方の戦闘態勢が整ったようです。下巻でどうなるかが楽しみ。

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    2021年04月11日
  • スターリンの息子 下

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    失踪した恋人のパシーを捜しに、サンクトペテルブルクへ飛んだマックス。わずかな手がかりを頼りに彼女の足跡を追ううち、とある人物の影に気付く。巨万の富と権力を用いてロシア裏社会で暗躍するこの男は、ソ連の復活を目論んでいた!この男がパシーを捕らえているのか?彼女は無事なのか?さらに彼はマックス自身の出自にまつわる謎を解く鍵も握っていた…二つの都市と時代を繋ぐ一気読み必至のサスペンス大作。

    あまり話題になっていないようだが、冒険サスペンスとしてお勧め。

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    2020年01月26日
  • スターリンの息子 上

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    1996年2月、ストックホルム。シンクタンクで働くマックスは、音信不通になった恋人パシーの身を案じていた。彼はパシーの住むサンクトペテルブルクへ飛び、そこで、彼女がロシアで急成長している携帯電話会社の技術について情報収集をしていたことを知る。この企業とパシーの失踪には何かかかわりがあるのか?ソ連崩壊直後のロシアと第二次世界大戦末期のスウェーデンを舞台に繰りひろげられるサスペンス長篇、開幕!

    登場人物名さえ交通整理できれば、結構読ませます。

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    2020年01月26日
  • ローダンNEO15 タイタンの秘密

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    土星の衛星であるタイタンでは、古代のアルコン戦艦<イギタ>を発見、地球のアゾレス諸島付近の海底ドームでは、クレストらが古代のアルコン戦艦<トソマ>に乗り込もうとする。クレストはちょっとしたケガが原因でピンチに陥るが、なんとか乗り切る。ローダンらはヴェガ星系でトプシダーの動向を注視しているくらいである。これは、これから起こるであろうイベントへの準備をしているのだろう。次巻は第2シーズンの最終巻である。宇宙の様々な出来事を収束していくのだろうか。イシ・マツ(女性)とイワンのミュータントカップルの動向も気になる。

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    2019年05月14日
  • ローダンNEO13 トーラ救出

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    ローダンが登場。舞台は前巻と変わらず、トカゲのような見た目のトプシダーがうようよしている惑星や地球の海底ドーム。転送装置などスペースオペラらしいSFガジェットも活用してトプシダーと対峙する。囚われの身であるアルコン人のトーラを救出する顛末が少し強引な展開なのが気になったが、それ以外(それも含めて)は物語が動き出して楽しめた。ローダンの正義感も見えてきて、少し上品になってきたかなと思うところもあった。ローダンの行動を制限するような感じもするので、今後どのような冒険をしていくのか期待しながら次巻に進む。

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    2019年04月29日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    再び一獲千金を狙うレオ、
    利用される父親、協力しない弟たち。

    途中で少し客観的になれた。
    多分、それはヨン警部が暴走しはじめたからだと思う。
    ということは、私が肩入れしていたのは、
    ヨン警部だったのだろうか。

    こちらの作品は小説だそうだ。
    そして、最初から二作書くことは決まっていた、とも。
    しかし、もしこの「兄弟の血」を読まなければならないとしたら、
    「熊と踊れ」を勧めるのを躊躇せざるをえない。

    結末が気に入らないとか、
    話がつまらないとか、そういうことではないのだが。

    さらなる続編はあるのだろうか。
    ヨン警部の不正に気が付いたエリサ警部補に
    追及をさせてみたい気がする

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    2019年03月15日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    ネタバレ

    「熊と踊れ」の続編。

    刑務所から出てきたレオ。
    今度の仲間はサム、ヨン警部の弟。

    前作では「引き込まれた」と書いたが、
    もっと、息苦しい。
    何に共感しているのか、
    誰と同一視しているのかわからないが、
    読み進むのがつらい。

    (下巻へ続く)

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    2019年03月15日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    衝撃を持って迎えられた「熊と踊れ」の続篇。
    前作は、9件の銀行強盗はじめ現金輸送車襲撃、軍の武器庫からの銃221挺の窃盗、ストックホルム中央駅での爆破事件…と、矢継ぎ早に重大事件が起きてめまいを覚えるほどでした。
    今作は、前作と比べると派手さは後退したものの、その分、深度は深まっている印象を受けました。
    タイトル通り、血を分けた「兄弟」が大きなテーマとなっています。
    刑期を務め、刑務所を出たレオは再び犯罪を画策します(それも驚くような奇策。内容はもちろん、読んでのお楽しみ)。
    前作で共に罪を犯した2人の弟は、既に社会生活に復帰しています。
    再び、弟たちとともに犯行を遂行できるのか。
    このあたり

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    2019年02月04日