藤田知也のレビュー一覧

  • 強欲の銀行カードローン

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    カードローンの闇を様々な取材を基に論じた本。
    貸付額は年収の3分の1以内という貸金業法上の規制が銀行に生じないことをいいことに、100万円単位の額を収入証明書なしで貸し付けている銀行カードローンの闇がよくわかった。

    低金利時代における新たな利鞘に目がくらみ、「銀行ならではの緻密な与信管理をしているので貸倒率も低い」と理由をつけつつも実際は一見客にも貸し付け、破綻者が増えているのが実情。
    理屈と実態があってない言い訳というかこじつけは金融機関らしいなーと辟易してしまった。

    主張はほぼこれ一本で展開に幅がなかったのが残念だった。

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    2021年03月08日
  • やってはいけない不動産投資

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    なかなか興味深かった。知識が無いものを買うことの怖さがよくわかる。バーゲンセールで安いからと買った服を着ないのと大きく考えれば同じことか。
    その物件がどういうもので、今後どんなお金を生み出すか。自分の目で確かめずに買う事は言語道断なんだな。私も、人の話を信じやすいタイプなので、営業マンに勧められて買うのは絶対してはいけない行為だとと痛感した。騙されているのが、投資経験のある人というのが始めは意外だったけど、慣れてきた頃が1番危ないという風に考えれば確かになぁと納得。しかし、利益を上積みするってレベルでなく、通帳を書き換えるレベルの犯罪が横行していたとは、、、知らなかった。やっぱり知らないって怖

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    2021年03月04日
  • やってはいけない不動産投資

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    ◾️なぜ読んだか?
    両学長がおすすめしていた
    不動産投資のリスクを知りたい

    ◾️メモ
    ・不動産投資は結局タイミングが全て
    ・いかに安く買えるか、みんなが欲しがるか、値下がりしないか、か全て。=好立地を安く。
    ・物件価格、年収、貯蓄は普通に偽造される
    ・満室もカーテン偽造。
    ・家賃保証(サブリース)は破られる
    ・頭金ゼロ、高利回りは信用できない
    ・仲介手数料3%+6万円

    ・自分の目と耳で決めろ。実質利回りを計算する
    ・コストとリスクを計算。相場だけではNG
    ・ネット、営業の情報で決めるな。
    ・迷ったら引き返せ。
    ・身の丈にあった投資を。

    ◾️詐欺
    ゼロ金利→銀行稼げない→稼げる不動産投資ロ

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    2020年12月31日
  • やってはいけない不動産投資

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    自分も不動産業界にいたひとりとして、リアルにある意味面白く読めました。
    昭和→平成→令和と、体質は変わってないけど、やり口は進化したなぁ、という感じです。

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    2019年07月07日
  • やってはいけない不動産投資

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    カボチャの馬車など、不動産投資についての業者の手口を解説した本です。新書なのでそれほど深い内容は期待していませんでしたが、ネットで見聞きしてきた内容を超えるような特別新しい発見はなかったですね。

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    2019年07月06日
  • 強欲の銀行カードローン

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     消費者金融に代わって拡大する銀行のカードローンをめぐる問題をゼロから取材・調査した書。著者は週刊誌畑が長く、専門性は皆無で、ところどころ焦点がずれているところも散見されたが、その分、生活者の「常識」をもって銀行側の主張(カードローンには顧客の「利便性」があるから貸出規制はできない)のまやかしを崩すことには成功している。実際に著者がカードローンを利用して、あまりの「お手軽さ」を借り手の感覚として「体験」するあたりは、経済専門の記者にはない「体当たり」感があって興味深かった。今後は最も深刻と思われる地方の信用金庫の実情にさらに踏み込むことと、カードローンの急成長と「アベノミクス」との構造的関係性

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    2019年05月28日
  • 日銀バブルが日本を蝕む

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    金融緩和のために日銀が銀行が保有する国債を買い上げても、銀行は得た資金の多くを日銀の当座預金口座に預けているだけだった。その他の一部は、シェアハウス、田舎の木造アパート、都心の商業ビルの投機的資金として用いられた。

    金融政策で緩やかなインフレを引き起こそうとするリフレ派は、昔も今も異端扱いされている。多くの経済学者やエコノミストは、行き過ぎたバブルの崩壊とその後の経済の長期低迷によって、結果としてデフレに陥ったと考える。少子高齢化や人口減少、デジタル化の社会構造の変化によって、成長が高くなりにくくなっている。デフレに陥らないためには、構造改革や規制緩和などを進めて労働生産性を高め、日本経済の

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    2019年03月19日
  • 強欲の銀行カードローン

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    2000年代初めに消費者金融を起因とした自己破産増加が社会問題化し、2010年に漸く総量規制と貸付金利規制が導入された。2016年、その自己破産が13年ぶりに増加したことはなかなか衝撃的である。かつその原因が銀行にあるとは重ねて驚きである。

    そうした問題点を指摘し世に問うという観点では意義があるものの、著者の私見が多く視点もやや偏りがちなのが気になる。特にコールセンターで督促業務をしていたという男性の話、虚偽の可能性がある話を載せる必要があったのか疑問が残るし論調操作の印象さえ受ける。

    昨今、銀行カードローンはメディアを賑わせておりようやく金融庁も重い腰を上げた。看過できないテーマを早くか

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    2017年09月29日