栗沢まりのレビュー一覧

  • 15歳、ぬけがら

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    辛いねぇ、こりゃ辛いねぇ。まさかお母さんがお客様接待中に出会っちゃうなんて。わたしゃあ、びびっちまうよ。(;゜0゜)

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    2024年02月28日
  • 15歳、ぬけがら

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    私の身近にない主人公の暮らしぶりが胸に突き刺ささりました。

    その過酷な環境のなかで
    15歳の主人公が考え、少しずつ強くなっていく姿がとても印象に残ります。

    人に手を差し伸べられるのは、やっぱり人間。

    今は誰かの助けをかりてても
    いつか誰かを助けられるようになれば良い。

    前を向くためのチカラをくれるような物語でした。

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    2022年09月24日
  • 15歳、ぬけがら

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    児童文学というカテゴリーだけど、大人にも読んでもらいたい一冊。

    世の中、理不尽なことが多いけど
    誰かのせいにして不貞腐れてないで
    自分のできることからやってみよう!
    そんな気持ちにさせられます。

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    2018年02月23日
  • 15歳、ぬけがら

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    うん、さわやかな読み終わり。
    終始頑固というか素直になれない主人公なんだけど
    だから物語がしみてくるのかも。
    推進力をもらえるエネルギーのある本。

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    2017年10月13日
  • 15歳、ぬけがら

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    子どもの貧困という言葉をニュースで見たことはありましたが、そこには私の想像以上の事があると思います。

    フィクションですが、こうして小説で子どもたちの思いを疑似体験する事は、考えるきっかけの一つになりました。

    作中にも出てきますが、まだまだ子どもの貧困って理解していない人が多いんだと思います。
    私の職場にも、「一日中ご飯を食べない日がある」と言っている子が遊びに来ます。正直、体臭もキツイです。
    その子が帰った後に、他の職員に、
    「ご飯を食べてないって言ってたけど、貧困家庭なのかな?」と何気なく言ったら、笑いながら、
    「貧困?今貧困って言った?wひどくないw?どんだけw」
    と冗談のように受け止

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    2017年08月17日
  • 15歳、ぬけがら

    購入済み

    泣いたかな

    泣いたかな。
    現実的には身近にはなくて。ふるさと納税とかのプログラムで支援したりはするけど。この作家はSOS
    を口に出せない子供達のそばにいたのかな。
    主人公のその後を見たくなりました。

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    2021年06月16日
  • YA! アンソロジー ひとりぼっちの教室

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    中二の時、気に入らないクラスメートをイジメていた『穂花』。でも、三年になったらクラス中から無視されるよになってまるで透明人間みたい・・・「友達なんかいない」小林深雪

    クラスは違うけど仲の良い幼馴染の『加部慎太郎』。彼のクラスには顔に痣のあるいじめられっ子の男子生徒がいる。誰も名乗り出ないアンケートを取り続ける先生。でも、初めて✖がついた、そう加部慎太郎は言った・・・「これは加部慎太郎に送る手紙」戸森しるこ

    「どうせ私なんて」その言葉を口にする度中学生にループしてしまう『詩織』。イジメている三人組から逃げて屋上でお弁当を食べていると、同じくイジメられている『弥生』と知り合う。『今』が終わりが

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    2020年10月10日
  • YA! アンソロジー ひとりぼっちの教室

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    児童書づくりの参考書として、編集さんから推薦される。特に戸森しるこ氏がすばらしい。どんな教科書や参考書よりも、学生さんが今を生きる考え方を鍛えてくれる一冊。

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    2019年03月01日
  • 15歳、ぬけがら

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    貧困家庭の女の子が、学習支援塾に出会い、希望を見出す。食事っていいなと思えた。
    塾の人ができすぎな点、主人公が不思議にまっすぐな点をのぞけば、自分の世界とも地続きなリアルさを感じて共感できました。

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    2018年05月01日
  • 15歳、ぬけがら

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    経済的に困窮している家庭がいくつか出てくる。主人公の中学生の麻美の家庭もそんな家庭のひとつ。父と離婚した後、母親が精神的に病んでしまい、部屋が汚くて食べるものも着るものも欠いている。
    フィクションだが、経済的にも精神的にも自立できていない家庭の子どもたちの現状がよくわかる。子どもを取り巻く先生や同級生や見ず知らずの大人たちは、貧困家庭に育つ子供たちの背景を理解しないで阻害したり批判的だ。
    そんな中でも、無償の愛を注ぐ、学習支援塾のまなびーに出会うことで、麻美は変わっていく。
    近年、子ども食堂が話題になっているが、この本を読んでその価値を改めて認識した。
    私は大人として、自分の行動を振り返ったが

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    2018年03月29日
  • 15歳、ぬけがら

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    貧困家庭で暮らす、グレてはいないが半ば自暴自棄の中学生が、ある事をきっかけに少しだけ立ち直る話。現代日本において、決してフィクションとは言えない内容で、読むのが辛い。政治家にこそ読んでほしい本。それで税金が兵器の購入ではなく、こういった子どもたちを助けるために、使われるような社会になって欲しいが・・・

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    2017年10月04日
  • 15歳、ぬけがら

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    初めの方は、読むのが辛いほどだったが、意味のある部分だと思う。
    貧困家庭問題は難しいと思うが、少しでも明るい方向に向かっていくには、何ができるのか考えさせられた

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    2025年06月06日
  • 15歳、ぬけがら

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    貧困家庭の児童生徒が主人公の小説で、これまでに身近にはいなかった世帯の話題ですが、その置かれている状況の凄まじさに怯まされることが多々ありました。

    片親でありながら、親は精神的な問題で働けず、家はゴミ屋敷、食事は学校での給食のみ。支援団体の取り組みは「哀れみで、ほどこそうとしているのでは」とプライドを傷つけられるように感じ、非行少年のグループでの「遊び」には道徳的な抵抗があって心から楽しむことはできず、あまりの生きづらさに、まるで「ぬけがら」のように心を殺して日々を過ごす彼女の姿に、やるせない気持ちを抱きます。


    日本の平均的な世帯からは大きく乖離した状況であるが故に、その実態を想像するこ

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    2023年05月28日
  • YA! アンソロジー ひとりぼっちの教室

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    イジメ、クラスでの疎外と孤立をテーマにした短編アンソロジーです。一作品が短いので、深く掘り下げてという感じではありませんが、それぞれ作者のカラーが出ていて、飽きずにサッと読むことができる手軽さがあります。
    個人的には戸森しるこさんの『これは加部慎太郎に送る手紙』がよかったです。

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    2022年02月15日
  • 15歳、ぬけがら

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    読んだのは去年。いまだに読み終わった瞬間の哀しさと遣る瀬無さを覚えている。つくづく思うのだけれど、これは物語のお話なんかじゃなくて、実在する人間の話だったのだ。きっとたびたび思い返す。わたしには何ができるのかと思いながら。

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    2019年09月08日
  • 15歳、ぬけがら

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    今の豊かな時代に、今日明日の食べ物に困っている子供たちがいると思うと、切なくなる。物語の中では、学習支援塾でご飯を出してくれたり、勉強を教えてもらったり、話を聞いてもらったりする場所があったから、少しは救われたと思うけど、ホントに切ない。

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    2018年03月20日
  • 15歳、ぬけがら

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     海外の作品はかなり果敢に厳しい問題に挑戦するけど、日本のYAは学校で読まれることを配慮してか、厳しい問題もソフトに描く傾向がある気がしているが(『カーネーション』『小やぎのかんむり』など。岩瀬成子は例外)、これは、日本の貧困家庭をかなりリアルに描いている。(一般向けなら厳しい現実を描いた作品はいくらでもあるが、この本は児童文学、つまり子どもに読まれる前提で書いている。)
     主人公は両親が離婚し、母と暮らすが、母の精神状態が悪く、家事も仕事もできない状態。狭い家に男を連れ込むこともある。
    貧困とネグレクトが一体化すると、とたんに大人社会の闇が接近する。女子は売春し、男子はチンピラになり、児童は

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    2018年02月18日
  • 15歳、ぬけがら

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    支援塾が押しつけがましく熱血系でないのが、他とは違う感じ。何も解決してないけど、なんだか希望が見えるようでよかった。

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    2017年10月11日