代田亜香子のレビュー一覧

  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    訳者あとがき曰く、「何かのきっかけで一線を越えてしまった人間の、理性と狂気のすれすれのようなものが見えてきます。」
    中年のおじさんなので恋だ愛だいう話はまったくピンとくるものがなく、最初の方の作品はどうも「見えて」こなかった。
    とは言え、「馬商の娘」は、よく分からなかったにも関わらず、なんとも言えない不気味さのせいで、とても印象に残っている。
    もう読むのをやめようと思ったが、「木馬のお告げ」は先の展開が気になりお話として面白く読めた。

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    2018年07月11日
  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    恥ずかしながらロレンスを読んだことがなく、とりあえず子ども向けに訳された短編を読んでみた。
    あまりに素晴らしくすごい作品ばかりなので、驚いた。
    行動と言葉で、言葉を弄さずに登場人物の狂おしい心情を描き、独特の苦みのある余韻を残す。
    いやー、これは大人向けに訳された、もっとたくさん入った短編集をすぐさま買わなきゃ!と思ったが、今岩波のも新潮のも新刊書店では売っていないのね。がっかり。
    こういう子供向けの訳でもロレンスのすごさは伝わるが、子どもには、表題作や「馬商の娘」「乗車券を拝見します」など、わかるまい。わかっても困る。それくらい人間の深層心理(特に「恋愛」という罠にかかる人間の心理)を巧みに

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    2017年05月14日
  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    表題作「ニ番がいちばん」の二番を手に入れる駆け引きが、絶妙過ぎてこわくなる。
    どれも心理描写が深くて、短編なのに長編のような奥深さを感じる。
    時代を感じる部分もあるが、それも含めて衝撃的ではあった。

    あとがきで、長編小説「チャタレー夫人の恋人」が作品のひとつであることを知った。
    大胆でエロティックな性愛と人間心理の描写に衝撃を受けたのは間違いない。






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    2026年02月27日
  • 相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言

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    ネタバレ

    2点気になった誤植というかミスではないかと気になった点があった。



    261ページ、レベッカがジェイムソンとグレイソンと同時に付き合っていたという旨の内容。エミリーの間違いでは?

    177ページ、兄のトビーのことをスカイが口にしたのにという内容。136ページにトビーといってザラやスカイのの弟の末っ子。と書いてあるのにつじつまが合わない

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    2026年01月30日
  • 七月の波をつかまえて

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    波に向かわなければ波に乗れない。困難に目を背けては前に進めない。いい波が来たと感じたとき、思い切って行かなければ乗り遅れてしまう。自分の心が動きだそうとしているとき、ためらってしまうとチャンスを逃してしまう。サーフィンは人生を物語っているようだ。

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    2026年01月03日
  • アイとムリ

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    公園で生まれ育った犬のヨハネスは、公園の【バランスの守護者】であるバイソンたちの【アイ(目)】として公園中を観察する役目を担っている。人間に飼われず自由の身であることに誇りを抱くヨハネスは、ある事がきっかけで、柵に囲われて暮らすバイソン達も自由の身になるべきだと考え始める。公園で暮らす動物たちと協力しヨハネスは人間を出し抜くための作戦を練る。擬人化とも動物観察とも違う、動物視点の冒険ファンタジー。

    シートン動物記とも違う、けれども、ピーターラビットのように擬人化もされていない動物たちの物語。現実には絶対にあり得ないストーリーなのだけど、ヨハネスのスピードや時間や自然の感じ方が豊かな言葉で語ら

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    2025年10月17日
  • 相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言

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    出版社の作品紹介を見たら凄く面白そうと思ったのでもう少しテンポ良く読めるかと思ってたけど違った…
    遺言に隠された謎へは中々辿り着かず複雑だし、エミリーについても後半まで明かされず、展開の進みが遅くて焦ったく感じて途中で飽きてきてしまった。
    全3巻刊行予定の第1巻目の本作ではなぜエイブリーが遺産相続したのかはまだ不明だし、訳者あとがきに物語はこれから加速していくとあったので次巻以降で面白くなってくることを期待したい。

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    2025年09月08日
  • バスカヴィルホールのありえない物語

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    貧しい家庭環境に育つアーサー少年が特別学校「バスカヴィル・ホール」への扉を開いたことから始まる物語。アーサー・コナン・ドイル財団が全面協力しているというだけあってか?ホームズ好きならテンションあがる要素がたくさん。次のお話も楽しみ。

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    2025年04月04日
  • バスカヴィルホールのありえない物語

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    アーサーは、ある日赤ん坊を救ったことから老人の目に留まり、特別学校「バスカヴィル・ホール」への入学が許可される。バスカヴィル・ホールでは、様々な不可解なことが起こっている。アーサーとその友達がその謎を解き明かすという話です。
    古いヨーロッパ、全寮制の学校という雰囲気がとてもよかった。キャラクターたちもみんな個性的で読んでて飽きなかった。ミステリー要素はあまりないが、シリーズのはじめだからキャラクターや設定の紹介に時間をかけている。
    シャーロックホームズが好きな子供は楽しめると思う。

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    2025年01月23日
  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    タイトルが気になって手に取る。
    ロレンスは名前しか知らなかった。
    表題作はまあまあだったけど、リアルな近代の人間を書くのがうまいとわかる。
    よくある環境、不思議な現象、シュールな終わり。
    ❮じわじわくる❯作家だ。

    印象に残ったのは
    馬商の娘
    乗車券を拝見します(集団ヒステリーこわい)
    木馬のお告げ(すごい話だ。私もアーサー王好きとして、馬にランスロットと名付けたい人生だった)

    短編だから楽しめた。

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    2022年11月29日
  • 世界ショートセレクション2 ロレンス ショートセレクション 二番がいちばん

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    第一巻が怪盗ルパンのルブランで、二巻目がD.H.ロレンス~「二番がいちばん」失恋して実家に帰ってきた姉は幼馴染みに惹かれていく。「馬商の娘」父が遺した馬商も倒産が決まり、兄弟は身の振り方を考えるが、27歳のメイベルは池に身を沈めようとして、地域医療に献身している医師のジャックに救われ、着衣を脱がされたと知って愛を迫る。「乗車券を拝見します」世界一危険な路面列車の車掌のアニー・ストーンは検査係主任のジョン・トマス・レイナーに捨てられ、捨てられた車掌仲間を誘ってとっちめるが。「ほほえみ」……。「木馬のお告げ」ポールは家中から金が足りないという声が聞こえてきて、母親に聞くが、父親に運がないからダメだ

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    2017年08月31日