向井和美のレビュー一覧

  • はじめてのフェミニズム

    Posted by ブクログ

    まあまあ読みやすいしスッキリした結論が用意されてない読後感なのも学術書っぽくていいと思う
    しかしフェミニズムは派閥が多くて難しいなぁ……

    0
    2023年10月07日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    新聞の書評を読んで興味がわき手に取った新書です。

    冒頭、「わたしの両親は、けんかばかりしている夫婦だった…..」から始まり「わたしがこれまで人を殺さずにいられたのは…..」という文章を読んで、この本はどんな展開になるのだろうと少し心配になってしまいました。

    でも、読み進めると好感を持てるようになりました。著者の30年に及ぶ読書会での活動や、本をとおして人とつながる熱い想いが、丁寧に語られています。また、翻訳家である著者が翻訳家視点での読書を語る部分は、今まで気づかなかったことを教えもらい、新鮮な気持ちで読みました。

    本書は古典文学を中心に、200冊近くの本を取り上げています。読んだことが

    0
    2023年03月14日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    読書は一人で楽しんでもOKです。でも他の読者と話し合うと、文学を通して深い人生の話もできる。読書会に行くのが恥ずかしい・緊張する・ハードルが高いと思ている自分も感想を共有したくなった。

    0
    2023年02月04日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    長年読書会に参加してきた翻訳者である筆者によるエッセイ。作品論あり、読書論、読書会論ありの、多彩な内容となっていて飽きさせない。チョイスされている本は、ともすれば「高尚」と揶揄されかねないような、文学畑の本たちです。本を通じて人とつながること、本を通じれば、人と繋がり合うことができる幸せが、存分に語られている。

    0
    2023年01月19日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    読書会の楽しさを知らせてくれる面白い本だ.小生も某所の読書会のメンバーだが、運営のことなど参考になる点が多かったが、小学生で本を読まない、or 読めない人がいることには驚いた.大人で読書をしない人は多いが、子供の時は何かしら読むものと思っていたので意外だった.筆者の参加している読書会では有名な古典作品に取り組んでいるようで、凄いなと感じたし、議論の内容も素晴らしいと感じた.

    0
    2022年10月27日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    2022.9月末、JWAVEの早朝番組の最終回で紹介され、すぐ予約した本。

    読書会に参加したいと思いながら、なかなかできないので、何か良い知恵がもらえたら…と読み始めました。
    司書、翻訳家。私にはまぶしい肩書の著者が、30年参加している読書会に誘われたきっかけ、そこで読まれた作品リスト、著者の半生を時々のぞかせながら、読書会を成功させるヒントなどもコラム的に紹介。とても有益でした。

    「本好きの生徒は往々にして内向的」
    「(著者の師匠と著者が)ふたりとも内向的で話下手」
    自分もやっぱり内向的と再認識…

    読書会はある意味社交界…だから成功させるヒントも必要なのでしょう。

    自分自身はパートナ

    0
    2023年11月28日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    30年余り続く読書会の秘訣は課題本にふだんでは手に取らないであろう古典本を深く読みいろんな人の感想を聞く楽しみらしい。私が参加する読書会はおすすめ本を紹介することが多いですがオンライン開催になってからは全国たまに海外からもといろんな意見が聞け楽しいですよ。

    0
    2022年07月13日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    20名の女性哲学者を紹介した本書は、まずこうして出版できたことに大きな価値があると思います。

    なぜなら、そうすることで、ここに書かれているような、男性しか哲学者がいなかったかのような思い込みを無くし、たとえ少数派の中であっても、栄誉ある社会貢献をされた女性哲学者たちがいたことを、知ることができたからです。

    イギリスで大学教育が女性に許可されるようになったのは、19世紀もだいぶ遅くなってからのことで、要するに、どれだけ才能や知性があろうとも、大学で学ぶことを許されなかったということです。

    その影響もあり、もし女性が書いたと知られたら、哲学的小説とは認めてもらえまいと思った、「ジョージ・エリ

    0
    2023年06月25日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    狭義の哲学ではなく、広く哲学を捉えた場合の女性哲学者の思想と行動。
    無視、抑圧の歴史と真正面から戦いを挑む姿も胸を打つが、その思想が性別を問わず、示唆に富んでいることが大きな収穫だった。哲学だけでなく、様々な分野でこのような本が生まれることを願う。

    0
    2021年11月22日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    「女性哲学者の名前を言えますか?」と問われたら、1人も名前が出てこない。そういう人は結構いるのでは?哲学者という言葉は広い意味で使われているが、この本に出てくる女性哲学者の生き方には考えさせられる。女性の立場を考える上で、今読まれるべき本だろう。

    0
    2021年10月17日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    哲学史って、プラトンやソクラテスを始め、本当に男性の名前ばかりだよね。ここでは20人の女性哲学者が取り上げられている。”名前を知っている”レベルまで広げても、私が知っているのは5人かな?6人かな?そのうち2人は小説家としてしか知らず、哲学の功績に思い至らず。

    アンスコムに興味が湧いた。

    0
    2021年09月09日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    これまで、いったいどれだけの才能が台所の流し台に、あるいは洗濯の水とともに流れていったことだろう。

    訳者あとがきに本書を端的に表す1番のパンチラインが。

    0
    2021年06月23日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

    Posted by ブクログ

    ‘「わたしにとって、見知らぬ人に話しかけるのはちょっとした冒険だ。それは、楽しみであり、反抗であり、解放でもある。つまり、わたしの生き方なのだ」’

    著者のキオ・スタークは他者との出会いを日々研究している物書きの方。
    ニューヨークのブルックリンで暮らし、毎日見知らぬ人に声を掛けつづけている。

    ...もしかしたら日本でやっていたら変人かもしれない。いや、こうして本になるということはアメリカでもそうなんだろう。‘不寛容の時代’と言われて久しいし、『知らない人』を排除する動きもある。日本でも『知らない人』が『知らない人』を傷つけたり、命を奪ったりする犯罪も多い。「誰でも良かった」なんて、まるでテン

    0
    2018年06月15日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    (2025/04/06 2h)

    読書会を主催するにあたって読んだ3冊目の本。
    翻訳する側から見た読書、コラムの読書会についてなど興味深く読んだ。
    巻末の課題本リストもありがたい。

    0
    2025年04月06日
  • 読書会という幸福

    Posted by ブクログ

    感想
    同じ体験を共有する。同じことを考える。違う意見を持つ。だけどそれが良い。そういう考えはなかった。ここだけは譲れない。一冊の広がり。

    0
    2024年10月15日
  • はじめてのフェミニズム

    Posted by ブクログ

    (西欧)フェミニズムも200年の歴史がある。
    その間にフェミニズムは、「フェミニズムズ」となった。

    あるフェミニストのある主張が、他の立場のフェミニストには受け入れがたいものになる。
    現代のフェミニズムが「インターセクショナリティ」(交差性)を無視できなくなっているからだ。
    そうして、そのフェミニスト同士の軋みが、反フェミニズムの動きを利することになってしまったりする。
    それから、フェミニズムはファッションアイテムのように、消費されるアイコンになってしまったりもしている。

    本書は、こうした複雑な現代フェミニズムの状況を、「支配」「権利」「仕事」「女らしさ」「セックス」「文化」の各局面から見

    0
    2024年03月10日
  • はじめてのフェミニズム

    Posted by ブクログ

    はじめての、と銘打っているわりにはわかりにくい。フェミニズムが相反する主張をしており、それぞれの言い分を取り上げるせいで、結局何がしたいのか話について行きづらい。例えば、化粧。男性優位社会に迎合するもので反対すべしという意見と、自分の好きな選択なのだから奨励すべしという意見があり、それぞれに理由があるように思う。
    色々な切り口からフェミニズムの議論が紹介されるけど、いまひとつ消化しにくい。

    0
    2024年03月06日
  • はじめてのフェミニズム

    Posted by ブクログ

    フェミニズムに関する諸問題について、歴史的変遷とフェミニストたちの運動について、平易な文章で説明されている。元々が海外の研究者の著書を翻訳したものであるせいか、問題意識の共有が少し難しく、なかなかこちらの頭に入ってこないところもあった。

    0
    2024年01月04日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    哲学の話よりも、能力ある女性が活躍する難しさや学問の世界で奮闘してきたかの歴史を知ることができる一冊。
    印象的だったのは、オックスフォード大学のモッズアンドグレイツという古典学コースで同時期に学んだ女性4人組が女性哲学学派として全員活躍できた理由が、戦争で男性が少なくなったからということ。少数派の意見はとりあげられないのは女性だけでない。アフリカの先住民、LGBTQ等。人は何かを考える時に、自分の視点からしかモノを見ていないことに気づくことも哲学に関わる一歩なのではないだろうか。

    0
    2023年11月11日
  • 哲学の女王たち

    Posted by ブクログ

    知らない人の方が断然多かった。哲学の世界でさえも、女性の扱いはひどいものだったということがよくわかった。そして、男性の作った歴史で勉強してきているから、こんなにも同性の著者たちについて知らないのかと妙に納得。たくさんの人を取り上げている関係で、1人ひとりの紹介は短い。もうちょっと深く知りたいなと思った。

    0
    2023年06月14日