向井和美のレビュー一覧

  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    ネタバレ

    【知らない人との貴重なつながり】
    見知らぬ人と話すことの可能性について、話されています。

    見知らぬ人との会話、都会に生きているときに私たちが他者と一定の距離を保っていることを、「儀礼的無関心」と呼んだりするらしい。

    この社会的距離は、公共の場や街中での快適さを保つためという目的がある。
    一方で著者は、この無関心をときに破ってみることを勧めていました。
    なぜなら、ずっと無関心を貫いていたら、人と経験を共有する機会を失ってしまうから。


    ・生の経験の意義。
    著者は、他者と意識を通わす経験には、目には見えない心の作用があり、意義があると強調します。

    注意深く、普段の無関心の儀礼

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    2024年06月03日
  • 読書会という幸福

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    『読書会』
    気になってはいるのだが、元来臆病な人間で人前で話したりも苦手だし、自分に合いそうな読書会コミュニティを見つけられないということもあって敬遠してきた。
    だが読書会に関する本は好きで、いくつか読んでいる。
    本書はその読書会のなかでも刑務所内の読書会を描いた傑作ノンフィクション『プリズン・ブッククラブ』を翻訳した向井和美さんの本ということで手に取った。
    これは素晴らしかった。
    本への愛も素晴らしいが、読んでいるだけで読書会に行きたくなるようなワクワクに満ちていた。
    難しい本に挑戦するのにも一人だと挫折することもあるが、読書会で話すという課題があると頑張って読もうと思えるという部分。
    そん

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    2024年01月29日
  • はじめてのフェミニズム

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    いやあ面白い。フェミニズムとは何かを英米の歴史を元に解説する。
    フェミニズムは一枚岩ではなく多面的構造をしている。切り口により目指すものも意図することも変わる。オシャレひとつにしろ、それは束縛なのか自由なのか意見は分かれる。
    平等であるためには全員を同じ扱いにすればいいのか。同じでないから生まれる平等性もある。
    何よりも女性が性の自律的な主体であり、決して誰かの快楽や利益のために利用される対象ではないのが大切。
    そこにセクシャルマイノリティ、社会的地位、貧困、人種問題なども絡まし展開する論法に感銘を受ける。

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    2023年12月08日
  • はじめてのフェミニズム

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    まあまあ読みやすいしスッキリした結論が用意されてない読後感なのも学術書っぽくていいと思う
    しかしフェミニズムは派閥が多くて難しいなぁ……

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    2023年10月07日
  • 読書会という幸福

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    新聞の書評を読んで興味がわき手に取った新書です。

    冒頭、「わたしの両親は、けんかばかりしている夫婦だった…..」から始まり「わたしがこれまで人を殺さずにいられたのは…..」という文章を読んで、この本はどんな展開になるのだろうと少し心配になってしまいました。

    でも、読み進めると好感を持てるようになりました。著者の30年に及ぶ読書会での活動や、本をとおして人とつながる熱い想いが、丁寧に語られています。また、翻訳家である著者が翻訳家視点での読書を語る部分は、今まで気づかなかったことを教えもらい、新鮮な気持ちで読みました。

    本書は古典文学を中心に、200冊近くの本を取り上げています。読んだことが

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    2023年03月14日
  • 読書会という幸福

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    読書は一人で楽しんでもOKです。でも他の読者と話し合うと、文学を通して深い人生の話もできる。読書会に行くのが恥ずかしい・緊張する・ハードルが高いと思ている自分も感想を共有したくなった。

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    2023年02月04日
  • 読書会という幸福

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    長年読書会に参加してきた翻訳者である筆者によるエッセイ。作品論あり、読書論、読書会論ありの、多彩な内容となっていて飽きさせない。チョイスされている本は、ともすれば「高尚」と揶揄されかねないような、文学畑の本たちです。本を通じて人とつながること、本を通じれば、人と繋がり合うことができる幸せが、存分に語られている。

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    2023年01月19日
  • 読書会という幸福

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    読書会の楽しさを知らせてくれる面白い本だ.小生も某所の読書会のメンバーだが、運営のことなど参考になる点が多かったが、小学生で本を読まない、or 読めない人がいることには驚いた.大人で読書をしない人は多いが、子供の時は何かしら読むものと思っていたので意外だった.筆者の参加している読書会では有名な古典作品に取り組んでいるようで、凄いなと感じたし、議論の内容も素晴らしいと感じた.

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    2022年10月27日
  • 読書会という幸福

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    2022.9月末、JWAVEの早朝番組の最終回で紹介され、すぐ予約した本。

    読書会に参加したいと思いながら、なかなかできないので、何か良い知恵がもらえたら…と読み始めました。
    司書、翻訳家。私にはまぶしい肩書の著者が、30年参加している読書会に誘われたきっかけ、そこで読まれた作品リスト、著者の半生を時々のぞかせながら、読書会を成功させるヒントなどもコラム的に紹介。とても有益でした。

    「本好きの生徒は往々にして内向的」
    「(著者の師匠と著者が)ふたりとも内向的で話下手」
    自分もやっぱり内向的と再認識…

    読書会はある意味社交界…だから成功させるヒントも必要なのでしょう。

    自分自身はパートナ

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    2023年11月28日
  • 読書会という幸福

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    30年余り続く読書会の秘訣は課題本にふだんでは手に取らないであろう古典本を深く読みいろんな人の感想を聞く楽しみらしい。私が参加する読書会はおすすめ本を紹介することが多いですがオンライン開催になってからは全国たまに海外からもといろんな意見が聞け楽しいですよ。

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    2022年07月13日
  • 哲学の女王たち

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    20名の女性哲学者を紹介した本書は、まずこうして出版できたことに大きな価値があると思います。

    なぜなら、そうすることで、ここに書かれているような、男性しか哲学者がいなかったかのような思い込みを無くし、たとえ少数派の中であっても、栄誉ある社会貢献をされた女性哲学者たちがいたことを、知ることができたからです。

    イギリスで大学教育が女性に許可されるようになったのは、19世紀もだいぶ遅くなってからのことで、要するに、どれだけ才能や知性があろうとも、大学で学ぶことを許されなかったということです。

    その影響もあり、もし女性が書いたと知られたら、哲学的小説とは認めてもらえまいと思った、「ジョージ・エリ

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    2023年06月25日
  • 哲学の女王たち

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    狭義の哲学ではなく、広く哲学を捉えた場合の女性哲学者の思想と行動。
    無視、抑圧の歴史と真正面から戦いを挑む姿も胸を打つが、その思想が性別を問わず、示唆に富んでいることが大きな収穫だった。哲学だけでなく、様々な分野でこのような本が生まれることを願う。

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    2021年11月22日
  • 哲学の女王たち

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    「女性哲学者の名前を言えますか?」と問われたら、1人も名前が出てこない。そういう人は結構いるのでは?哲学者という言葉は広い意味で使われているが、この本に出てくる女性哲学者の生き方には考えさせられる。女性の立場を考える上で、今読まれるべき本だろう。

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    2021年10月17日
  • 哲学の女王たち

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    哲学史って、プラトンやソクラテスを始め、本当に男性の名前ばかりだよね。ここでは20人の女性哲学者が取り上げられている。”名前を知っている”レベルまで広げても、私が知っているのは5人かな?6人かな?そのうち2人は小説家としてしか知らず、哲学の功績に思い至らず。

    アンスコムに興味が湧いた。

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    2021年09月09日
  • 哲学の女王たち

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    これまで、いったいどれだけの才能が台所の流し台に、あるいは洗濯の水とともに流れていったことだろう。

    訳者あとがきに本書を端的に表す1番のパンチラインが。

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    2021年06月23日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    ‘「わたしにとって、見知らぬ人に話しかけるのはちょっとした冒険だ。それは、楽しみであり、反抗であり、解放でもある。つまり、わたしの生き方なのだ」’

    著者のキオ・スタークは他者との出会いを日々研究している物書きの方。
    ニューヨークのブルックリンで暮らし、毎日見知らぬ人に声を掛けつづけている。

    ...もしかしたら日本でやっていたら変人かもしれない。いや、こうして本になるということはアメリカでもそうなんだろう。‘不寛容の時代’と言われて久しいし、『知らない人』を排除する動きもある。日本でも『知らない人』が『知らない人』を傷つけたり、命を奪ったりする犯罪も多い。「誰でも良かった」なんて、まるでテン

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    2018年06月15日
  • ふたりの読書会 無期受刑者との本をめぐる往復書簡

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    本を読むことで、これまで自分が意識していなかったことや、当たり前だと思っていたことが違うかもと気付かされる。

    他者の気持ちを考えることができ、自分を客観視できる。

    そんな本の良いところを改めて感じた。

    私も読書会に参加してみたいけど、それほど感想を言えないし熱をもって語れないから、やっぱりそういう場には行けなさそうだなぁと。
    もっと一つ一つの事柄を深く理解して言語化する力が必要だと思った。

    今はこういうところで思ったこと書くだけでも良いのかもしれない。

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    2026年07月12日
  • ふたりの読書会 無期受刑者との本をめぐる往復書簡

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    本書は副題にもあるように無期受刑者である50代前半の男性 大矢さん(仮名)と翻訳家の向井和美さんとの本をめぐる往復書簡である。
    大矢さんは27歳の時 罪を犯し20年以上服役している。
    はじまりは編集者経由で向井さんの元に届いた刑務所からの手紙だった─。


    私は“読書会”というものに参加したことがないのでよくわからないけれど、本書を読んでいるとだんだん大矢さんと向井さんの濃密な会話を傍らで聞いているような感覚になっていった。


    刑務所という様々な制約があるなかで 大矢さんは全身全霊で本を読み 感想を書いている。溢れ出る思いが止まらない。といった感じだった。


    「本というものは善人にも極悪人

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    2026年06月02日
  • 読書会という幸福

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    (2025/04/06 2h)

    読書会を主催するにあたって読んだ3冊目の本。
    翻訳する側から見た読書、コラムの読書会についてなど興味深く読んだ。
    巻末の課題本リストもありがたい。

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    2025年04月06日
  • 読書会という幸福

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    感想
    同じ体験を共有する。同じことを考える。違う意見を持つ。だけどそれが良い。そういう考えはなかった。ここだけは譲れない。一冊の広がり。

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    2024年10月15日