向井和美のレビュー一覧
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【女性哲学者20名の経験と功績】
考えてみると有名な哲学者のほとんどが男性だ、というところから、編集者の2人の女性が、重要な思想的功績を残す20人の女性哲学者を紹介。それぞれ、また20名の女性筆者によって書かれている。翻訳者も女性。
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遡ること紀元前、プラトンの時代から、今日にも生きる現代...続きを読むPosted by ブクログ -
見知らぬ人と話すことはその人の人生に少しだけお邪魔すること。まさに読みたかった内容の本だった。
私はよく、ふらふらと当てもなく町を歩いたり海をお散歩したりする。知らない人と話すことが大好きだから。
名前も知らないその人の暮らしや仕事、好きなこと、今日あったことを聞く時間が特別でその数分、時には数時...続きを読むPosted by ブクログ -
"断片的なものの社会学" をよんだ後に、気になってこの本を手に取った。既に私が考えてることを研究してる人がいたか!という感じだった。
束の間の親密さ=ここにいるわたし、ここにいるあなた、をただ認識し合うことで感じる緩く柔らかく暖かな社会とのつながり。何かを成し遂げずとも、何かを買わずとも、少し自分の...続きを読むPosted by ブクログ -
いやあ面白い。フェミニズムとは何かを英米の歴史を元に解説する。
フェミニズムは一枚岩ではなく多面的構造をしている。切り口により目指すものも意図することも変わる。オシャレひとつにしろ、それは束縛なのか自由なのか意見は分かれる。
平等であるためには全員を同じ扱いにすればいいのか。同じでないから生まれる平...続きを読むPosted by ブクログ -
まあまあ読みやすいしスッキリした結論が用意されてない読後感なのも学術書っぽくていいと思う
しかしフェミニズムは派閥が多くて難しいなぁ……Posted by ブクログ -
20名の女性哲学者を紹介した本書は、まずこうして出版できたことに大きな価値があると思います。
なぜなら、そうすることで、ここに書かれているような、男性しか哲学者がいなかったかのような思い込みを無くし、たとえ少数派の中であっても、栄誉ある社会貢献をされた女性哲学者たちがいたことを、知ることができたか...続きを読むPosted by ブクログ -
狭義の哲学ではなく、広く哲学を捉えた場合の女性哲学者の思想と行動。
無視、抑圧の歴史と真正面から戦いを挑む姿も胸を打つが、その思想が性別を問わず、示唆に富んでいることが大きな収穫だった。哲学だけでなく、様々な分野でこのような本が生まれることを願う。Posted by ブクログ -
「女性哲学者の名前を言えますか?」と問われたら、1人も名前が出てこない。そういう人は結構いるのでは?哲学者という言葉は広い意味で使われているが、この本に出てくる女性哲学者の生き方には考えさせられる。女性の立場を考える上で、今読まれるべき本だろう。Posted by ブクログ
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哲学史って、プラトンやソクラテスを始め、本当に男性の名前ばかりだよね。ここでは20人の女性哲学者が取り上げられている。”名前を知っている”レベルまで広げても、私が知っているのは5人かな?6人かな?そのうち2人は小説家としてしか知らず、哲学の功績に思い至らず。
アンスコムに興味が湧いた。Posted by ブクログ