亀田達也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分のような心理学触れたての人には読みやすく丁度いいレベルの本だった。
この中で自分が気になった箇所をまとめておく。
・オペラント条件づけ
自分の意見に対して肯定/否定されることで
自信を持つ、考えを持ち続ける/自信を失う、考えを改める 傾向が強い
・ホーソン実験
生産性は作業環境や労働条件も大事だが、それよりも人間関係のほうが重要であるということ
・アンダーマイニング現象
動機付けには内発的動機づけと外発的動機づけがある。
前者は物事に興味を持って行動するため長続きしやすい。
テストで報酬を与える事で行動する後者は、一時的にはメリットだが、内発的動機づけを失うという場合もあるため注意 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生物学や社会心理学、脳科学などさまざまな学問を横断する実験社会科学による人間社会の分析と考察。「共感」だとか「適応」だとか、3つ4つの鍵となる項目を大きく見ていく感じです。そうやって、これからの正義やモラルを考えていく上で必要な、その源流(起源)を眺め、踏まえていくという体裁になっています。
たとえばミツバチの群れが集合知を実現している例から、ではなぜ人間社会では集合知が実現しないか(あるいは、しにくいか)についての考察があります。ミツバチの社会は血縁社会で、個人が生き抜けばよいというよりも群れが生き抜けばよしとします。よって、次の営巣地(ハチの巣の構築候補地)を探しその候補地を集合知でもっ -
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ネタバレ・互恵的利他主義
チスイコウモリ
・社会的ジレンマ
共有地の悲劇
・公共財ゲーム実験
他人の目があると規範が守られやすい。
・間接互恵性
評判
・共感
表情模倣
情動伝染→親しい間柄ほど起こりやすい
思いやり行動は哺乳類に広く存在する。
情動的共感
認知的共感
・分配の正義、いかに分けるか
・功利主義
・最後通告ゲーム
→分配の規範は文化によって異なる。
・進化ゲームシミュレーション
・ヒトの脳は格差を嫌う。
・ロールズの思考実験。
→無知のベールを被ったヒトの集団は、社会の中で最も不遇な人々にとっての利益を最大化する政策を生み出すような基本原則が、正義の原理として全員一致で合意される。
マキ