亀田達也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自分のような心理学触れたての人には読みやすく丁度いいレベルの本だった。
この中で自分が気になった箇所をまとめておく。
・オペラント条件づけ
自分の意見に対して肯定/否定されることで
自信を持つ、考えを持ち続ける/自信を失う、考えを改める 傾向が強い
・ホーソン実験
生産性は作業環境や労働条件も大事だが、それよりも人間関係のほうが重要であるということ
・アンダーマイニング現象
動機付けには内発的動機づけと外発的動機づけがある。
前者は物事に興味を持って行動するため長続きしやすい。
テストで報酬を与える事で行動する後者は、一時的にはメリットだが、内発的動機づけを失うという場合もあるため注意 -
Posted by ブクログ
ネタバレたとえばミツバチの群れが集合知を実現している例から、ではなぜ人間社会では集合知が実現しないか(あるいは、しにくいか)についての考察があります。ミツバチの社会は血縁社会で、個人が生き抜けばよいというよりも群れが生き抜けばよしとします。よって、次の営巣地(ハチの巣の構築候補地)を探しその候補地を集合知でもって決定するとき、各々のミツバチは個人の利害なくフラットな目で候補地を判断するようなのです。そして八の字ダンスでのプレゼンを繰り返しながら、群れの多数決で決められた次の営巣地は、客観的に見てもベストなところに落ち着くのだそうです。他方、人間社会では「情報カスケード」と呼ばれる、無条件で他者の情報を