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Posted by ブクログ 2019年08月30日
人のモラルを他の生物とも比較しながら論じた本書。
一見悪癖とも思えるような人のゴシップ好きなども、相互評価という形で社会を成り立たせる一助になっている、との事。
確かに、悪癖とはいえデメリットばかりであるなら、人はとっくにそんなもの捨て去っていただろう。
他の悪癖、悪徳についてもメタ視...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月22日
進化生物学、行動科学、心理学、脳科学、経済学といった研究から実験社会科学という手法用いて、モラルに関する問題を論じている。
文系、理系の学問領域を横断的に研究した結果を提示しながら、最終的に、帯に書かれている【私たちの脳は、「仲間うち」超えて、平和な社会を築けるのか】という問いに対する解決策へと導...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月28日
ヒトが人として存在しているというのは,どういうことなのか? 社会的な存在としての人は,ヒトが生き残っていくために,どんなはたらきをしてきたのか。
「実験社会科学からの問い」という副題のある本書は,進化の過程を経て現在の社会を作っている動物の姿を通して,ヒトの進化という視点で人の社会を見直すと何が...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月03日
「生物学では、生き物を「適応」のシステムと捉える立場が主流です。」
他者と「社会」を構成することで、生き残ってきたヒトが、「社会」に適応した個体を結果して選択して残してきた、遺伝的な形質とは何か。
自動的に動き出す遺伝的形質が最適に働く社会のサイズと、現代の社会のサイズの違い。
幾世代を経ない...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
人文科学と自然科学の接続をめざす野心的な試みにも見えるが、どうも周辺分野の学説を浅く広く紹介するにとどまり、終盤では人文寄りの話に終止している。「実験」社会科学を掲げているものの、社会心理学では昔から実験はごく当たり前だしね。
最後通告ゲームの結果に見られるように、ヒトの社会行動にも進化的な基盤を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月03日
オビの「いま・ここ・私たち」とある。「いまここ」本であれば読むしかないだろうといい感じで手に取ってみました。
多くの心理学の実験の結果などから「人の心とは大体こういうもの」という定義が長く続き、4章あたりから「いま・ここ・私たち」と功利主義などの解説に入る。
ロールズの無知のベールを実現不可能と...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月08日
文化的・形式的な所作は一見くだらないけれども、実は大きな文化群の中で暮らしてきたからこそここまでヒトの思考能力や言語化能力が高まったんだという説が斬新。単純に意味ないでしょwという理由だけで簡略化していくと、ヒト自体の力が下がる可能性もあってそんな簡単な話ではないなと思った。そうはいっても現代は考え...続きを読む
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