R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このミス海外編2018年版1位。フロストシリーズ第6作目であり作者のR.D.ウィングフィールドの遺作。このシリーズ本当に好きで、長い小説嫌いの自分も無尽蔵のギャグの連発にひかれてあんまり長さを感じないやつでした。しかしながら、毎度毎度同じパターンでさすがに飽きてきたのかも。今回のは上司が殉職した直後のフロストのリアクションがひど過ぎるって感じがしたし、毎回出てくる殺人事件も変態度がエスカレーションしてしまったこともあって、泣けるとこや心温まるとこ、鳥肌のシーンよりイヤミス系に振れてしまった気がする。まあ、どういう訳だかあんまり楽しめなかった。
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Posted by ブクログ
上下巻あるとは言っても事件の数がすごい。人間の足首を咥えた犬の登場から、複数の少女の行方不明、店の脅迫と次から次と事件が起きる。また署内ではマレット署長とスキナー主任警部はフロストの追い出しにかかっていて、フロストの横領を見つけたのでフロストも転勤承諾書にサインするしかなくなってしまう。寝るヒマがないフロストだが、この本の面白さは場面場面で繰り出されるフロストの悪態、自嘲ぶりだろう。コメディとしてシーンごとに楽しむかんじだ。結構笑える。コメディミステリってジャンル(があるとするなら)ダントツだろう。
家宅捜査令状がいるだろうと言われると『なんだ、その品のない言葉遣いは?口を石鹸で洗ってこさせる -
Posted by ブクログ
作者が亡くなられたと前の巻にあったのでこれが最後のフロスト警部かぁ…と思ったら後書きを読むと違う人が続きを書くらしい。まあテレビドラマにもなった人気シリーズらしいし、キャラが立ってるからお話は作りやすいんだろうなぁ。後書きを読む限りだとテレビドラマは刑事コロンボみたいな感じだったんだろうか?
まあとりあえず最後のフロスト刑事。嫌味な同僚アレン警部はどうしたんだっけ?それにしてもさらにろくでもない警視が来るとかイギリスの警察も人手不足が問題なんだろうか。相変わらずのオーバーワークなフロスト警部が色々抱え込んでにっちもさっちもいかなくなりつつなんとなく事件が解決する辺りは安定の展開。
でも今回は