中野剛志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんのきっかけで購入したか失念。
中野さんは、経済産業省を経て、現在、京都大学の先生。
読み終わって、ちょっと悩む。
国民の利益や国家の必要性を正面から説明し、東日本大震災にももっと国家が前面にでるべきだという主張は、魅力的。
経済自由主義、グローバリズムもそれがこれまで国民の富の増加と幸福の実現に比較的つながってきた、ましな制度だと思うから、自分はいままでも賛成してきた。
中野さんのいう「経済ナショナリズム」は、究極的に国民の利益を考えるべきという主張には同感できるが、その手法でうまく経済運営できるのか、という実践論について、不安が残る。
中野さんは国家の政策として、経済自由主義が軽視してきた、「産業政策」「技術政策」「国土政策」「環境政策」「農業政策」にもっと国が国力をかけて資源を配置すべきという。(p147から)
そのとおりだと思うが、経済自由主義者からみると、「産業政策でも技術政策でも、国が関与したものは何もうまくいっていない、むしろ、民間が国に反旗をひるがえした自動車産業などでうまくいっているじゃないか」と、実態論で批判している。
このあたりの議論をもう少し、自分でも詰めてみたい。中野氏の本ももう少し読んでみたい。
もしかしたら、国家政策として大化けするかも。