伊藤和行のレビュー一覧

  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    息子が今風に言うとギフテッド(もういい大人)なので第一章はひたすら共感しながら読んだ。我が子の話かと思った。
    思春期の頃は対人関係で上手くいかないことも多く、わがままに見える性格的なものかと思っていて、親としてもしんどかった。

    ここ最近「息子はギフテッドである」と確信したら(検査の数値含む)、今ま...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    第一章がとくに印象的だった。
    5人の当事者たちそれぞれの、生き生きとした悲痛な叫びが感じられた。


    学校での支援の話題では、支援のために診断基準を設けることが生徒の線引きにつながり、逆に差別意識を生むということが興味深かった。
    あらゆる隠れた才を輝かせることができる教育の形に到達することは可能なの...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    すごい人らの紹介、日本のギフテッド教育の歴史と現状/課題、海外事例の紹介など新鮮な話ばかりで面白かったです。
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    ギフテッド(高IQ含む)の解像度が上がり、また自分の理解不足を痛感した。

    ギフテッドというワードにはポジティブで恵まれた存在という印象が強かったけど、殊に日本ではその同調圧力の強い教育体制から疎外感や不適応を生じさせてる現状があると知った。同学年との話の噛み合わなさや物足りなさっていうのは、自分の...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    朝日新聞の連載記事をまとめた本。高IQの人はある領域で特異な才能を発揮する一方で生きづらさを抱える事が多いといいます。特に興味深く読めて共感できたのはインタビューの部分。授業の辛さ、生きづらさは何となく重なる気がしました。ギフテッドに興味がある方におすすめ。
  • 星界の報告
    "Sidereus Nuncius"は,イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが1610年3月13日に出版した、最初の書籍。

    内容は,望遠鏡による月の表面や木星の衛星などの観察結果が中心。中でも木星の衛星については,時間経過による経過からその回転運動を予測しており,後の太陽中心説においても重要になる。...続きを読む
  • 星界の報告
    『チ。ー地球の運動についてー』
    を読んでテンションが上がり一気読み。

    色々周りに気を使いながら観察して記録してさらに気を使いながら出版して
    それが現在の我々が味わえる
    まさに「まるで、奇跡ですよ。」
  • 星界の報告
    月が昔から苦手だけれど星は好き、な天文学に興味を持ち始めた少女時代にガリレオ・ガリレイを知り、本書が出ているのを数年前に知って読んでみました。
    なんと魅力的な一冊!
    ガリレオ衛星から木星と近辺にある星たちを、自らの手で改良し製作した覗き眼鏡なる望遠鏡で、天体観測的に記録し、地球の動き、太陽や月の現象...続きを読む
  • 星界の報告
    ロマンしかない。

    望遠鏡の仕組みを知ったガリレオが、当時としては驚異的な20倍の望遠鏡を作り、それをもって天体を観測したガリレオによる報告書。

    望遠鏡は当然今の方が数段優れているため、観測したもの自体は小学生の自由研究でもできるレベル。しかし、ガリレオはその観測から月の表面に凹凸があることや、木...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    教育に関する本ですが、制度にも絡むかなともう一段上のジャンル、社会に分類。
    ギフテッドの子供の判別を、学校現場で先生たちができるように研修や知識を得てもらうような方法を指導するというような対処を今後していきたいという話が後半で出てくるのですが、現実的には今は無理なのではと思いました。また、地域差や先...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    ギフテッドだからといって、必ずしも幸せではないことが分かった。ギフテッドと分かるまでの苦悩。周りの子と興味が合わない。深い思考力。

    また、本に出てきた聾者でIQ130の方。聾者なのに頭がいいと妬まれる。
  • 星界の報告
    月の表面と木星の衛星を観察することで、地動説を証明しようとした本。

    おそらく人類で初めてそれらを観察したガリレオの興奮する姿が伝わってくる。
  • ガリレオ

    わかりやすい

    とてもわかりやすく自由研究に役立ちました。
  • 星界の報告
    当時の最新技術である望遠鏡を駆使して木星の衛星の挙動を克明に記録しその傾向(後の軌道)を見出した章は圧巻だった。冬ほぼ毎日夜1時頃に残された記録からガリレオの執着心、好奇心、そして熱い思いが伝わってきたような気がした。
  • 星界の報告
     努めて冷静に振る舞おうとしているが今まで見ることのできなかった物を見ることができた喜びと興奮が伝わってくる。ページ数は多くないが重要な記述が多い。後にガリレオ衛星と呼ばれることになる木星の衛星観察では、動きを詳細に記録することによって周期を割り出そうとし、同時に星の周りを回る星の存在を示すことで地...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    ギフテッドという属性名称は単なるIQスコアと、それを診断した場合に生じるものなので、IQ以外の能力の状態はその優劣も多様だし、IQスコアが高いことが表面化せぬ事も多い。ギフテッドの名称を得ている、という事は何かしらの原因でIQ診断を受けた人である。更に、受診の動機は「生きづらさ」である場合が多いので...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    高IQの人は発達障害と勘違いされたり周囲から浮いて苦労しがち。だが高IQの子を探し育てるエリート教育を行えば社会全体を歪ませかねない。何故ならIQは訓練で上がるものだから…というのは上手く言えないけど希望を感じる話でもあるなぁ。
    大戦末期に日本でもエリート教育が行われていたのも知らなかったし、その選...続きを読む
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    こういう人たちがいるんだって知ることはとても重要だと思う。
    でも一方で、ギフテッドとそれ以外という線を引いてしまうのも苦しむ人が出てきてしまう気がする。ギフテッドという分類があることで救われる人もいると思うけれど、もっと人はグラデーションであることをみんなが受け入れられるようになったら、と思う。
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    ここでも同調圧力が個をつぶす。ギフテッドの子どもたちだけでなく、それぞれが持つ才能をそのまま発揮できる社会を…才能あるゆえのトラブル、悩みに抱えている子に支援を…掛け声は勇ましいが、処方箋は難しい。
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    学校に馴染めないけど、何か才能があるような子をよりよい環境で才能を伸ばしていくようなプロジェクトがあるのを、テレビ番組でみたことがあったのですが、この本を読んで頓挫したことを知った。確かにその番組を見ていたとき、逆に「自分たちは特別なんだ」っていうような他を落とすような方向になるんじゃないかっていう...続きを読む