伊藤和行のレビュー一覧

  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    小学校中学校と平等で平均的な教育を受ける義務を、もう一度考え直す必要があるんじゃないか考えさせられた。
    右利き左利きとあるように、脳は色んな特性を持って人は生まれてくる。
    一人一人、オーダーメイドの教育は難しいにしても、生まれつき知能の高い子供は、小学校入学前と中学校入学前に検査をしてほしい。
    そして学校では学ぶことへの自由を与えてやってほしい。好奇心や高度な学問の学びに、先生たちは寛大になってほしい。
    そうすることで、子供たちは救われるのです。
    自由にしてもらえた知能の高い子供たちは、どんどんと伸びていきます。自分の力で。
    どれほど辛い思いをしているか先生たちは知らないのです。

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    2025年06月07日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッドの方の実体験を章立てにして読める。
    教員として、どのような支援、授業がいいのか
    勉強になった。
    ギフテッドの専門書ではないので、
    定義づけや対策などは書いていない。

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    2024年08月26日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    息子が今風に言うとギフテッド(もういい大人)なので第一章はひたすら共感しながら読んだ。我が子の話かと思った。
    思春期の頃は対人関係で上手くいかないことも多く、わがままに見える性格的なものかと思っていて、親としてもしんどかった。

    ここ最近「息子はギフテッドである」と確信したら(検査の数値含む)、今までの生きづらさに全て納得し、なぜそういう発想になるのか、そういう行動をとるのかが納得出来るようになり、息子に対する向き合い方がやっとわかってきた感じ(未だに親も振り回されて大変)。

    でも息子は常に脳がぐるぐる働いているから日々クタクタで、相変わらず生きづらそうで大変だろうな、一生そうなのかな、自己

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    2024年03月26日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    第一章がとくに印象的だった。
    5人の当事者たちそれぞれの、生き生きとした悲痛な叫びが感じられた。


    学校での支援の話題では、支援のために診断基準を設けることが生徒の線引きにつながり、逆に差別意識を生むということが興味深かった。
    あらゆる隠れた才を輝かせることができる教育の形に到達することは可能なのだろうか?

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    2023年10月18日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    すごい人らの紹介、日本のギフテッド教育の歴史と現状/課題、海外事例の紹介など新鮮な話ばかりで面白かったです。

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    2023年08月13日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッド(高IQ含む)の解像度が上がり、また自分の理解不足を痛感した。

    ギフテッドというワードにはポジティブで恵まれた存在という印象が強かったけど、殊に日本ではその同調圧力の強い教育体制から疎外感や不適応を生じさせてる現状があると知った。同学年との話の噛み合わなさや物足りなさっていうのは、自分の中と周りからの孤立感を際立たせるのだな。

    国のギフテッド支援政策が、その異能ゆえの困難を支援するという方向性であること。これには賛否色々あるだろうけど、才能を選抜して伸ばす方策では学力競争を加速させる懸念はその通りと思う。その先のある種の成功した人生が約束されている盲信に捉われそう。そういった意味

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    2023年07月15日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    朝日新聞の連載記事をまとめた本。高IQの人はある領域で特異な才能を発揮する一方で生きづらさを抱える事が多いといいます。特に興味深く読めて共感できたのはインタビューの部分。授業の辛さ、生きづらさは何となく重なる気がしました。ギフテッドに興味がある方におすすめ。

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    2023年07月03日
  • 星界の報告

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    "Sidereus Nuncius"は,イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが1610年3月13日に出版した、最初の書籍。

    内容は,望遠鏡による月の表面や木星の衛星などの観察結果が中心。中でも木星の衛星については,時間経過による経過からその回転運動を予測しており,後の太陽中心説においても重要になる。

    簡潔な記述は科学的姿勢の模範である一方で,献辞であったり“Cosmica Sidera”(後に“Medicea Sidera”と改名)であったりリップサービスともとれる面もあり,当時の科学者の事情が伺える。

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    2022年02月03日
  • 星界の報告

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    ネタバレ

    『チ。ー地球の運動についてー』
    を読んでテンションが上がり一気読み。

    色々周りに気を使いながら観察して記録してさらに気を使いながら出版して
    それが現在の我々が味わえる
    まさに「まるで、奇跡ですよ。」

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    2021年05月22日
  • 星界の報告

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    月が昔から苦手だけれど星は好き、な天文学に興味を持ち始めた少女時代にガリレオ・ガリレイを知り、本書が出ているのを数年前に知って読んでみました。
    なんと魅力的な一冊!
    ガリレオ衛星から木星と近辺にある星たちを、自らの手で改良し製作した覗き眼鏡なる望遠鏡で、天体観測的に記録し、地球の動き、太陽や月の現象をガムシャラに、地道に記録し、報告した一冊です。
    ガリレオ先生はやはり偉大な方だと再認識しました。

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    2021年05月12日
  • 星界の報告

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    非常に面白かったです。

    月の表面やガリレオ衛星に関する書籍であることは知っていましたが、特に月の起伏についての記述が興味深い洞察がされており、楽しみながら読ませていただきました。

    もう一つ「おっ」と思ったのは、月の表面に関する話の終わりに、がっつり太陽中心説を支持する記述がされていたことです。

    ここからガリレオ裁判に繋がっていくのだなぁと。

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    2025年09月04日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッド=天才というイメージが払拭された。外国の取り組みも紹介されていたが、平均的であることを良しとする日本の伝統的な教育観ではなかなか難しい部分があるな、と感じた。
    ギフテッドとは逆に、学習障害のため既存の公教育ではついていけないお子さんたちが身近にいるが、その両者ともに対応が必要。
    もはや平均に寄せようとする教育観は捨てて、どんな特性のある子供達も能力のある無しにかかわらず、その存在が大切なのだと思えるような社会になって欲しい。

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    2025年08月05日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッドについての本を読んだことがなかったので気になり、読んでみたのがこの本でした。

    「ギフテッド=天才」というイメージが崩れ、「それぞれの個性を持つ一人ひとりの人たち」としてギフテッドがイメージできるようになりました。

    英才教育の弊害、やってみて起きてきたことについてのインタビューも興味深く読みました。
    先入観にとらわれず、知ろうとすることの大切さも合わせて本書から学びました。

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    2025年03月05日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッド=天才ではない。超人的な才能があるのはギフテッドの中でもごく一部で、ギフテッドのうち9割はIQ120〜130。
    知能検査の最高値と最低値の差が15以上あると集団生活で生きづらさを感じることがある(私の場合は128-96の32)。
    スコア自体は最低値でも平均の内範囲内だが、最高値との差は15を大きく上回る。
    凸凹が大きいと困難を抱えやすいとか。。
    確かに、最低値だった「処理速度」をもとめられる場面では確かにダメダメだった記憶しかない。。

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    2025年02月08日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    教育者はもちろん、生きづらさを感じてる当事者やその家族にも読んで欲しい1冊。
    少しでも生きづらさを感じる人が減るように。
    生きづらさを感じることが減るように。

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    2024年11月01日
  • 星界の報告

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    ロマンしかない。

    望遠鏡の仕組みを知ったガリレオが、当時としては驚異的な20倍の望遠鏡を作り、それをもって天体を観測したガリレオによる報告書。

    望遠鏡は当然今の方が数段優れているため、観測したもの自体は小学生の自由研究でもできるレベル。しかし、ガリレオはその観測から月の表面に凹凸があることや、木星の近くにある4つの星が衛星であることを発見していく。当時の時代背景を考えると、ガリレオの想像力と理論の積み上げ方は驚異的と思える。

    今の情報からすると目新しいものはないけど、天文学の黎明と、科学がどのような僅かな積み重ねで発展してきたのかを体感できる本だと思う。

    また、自分は本来訳者のあとがき

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    2023年10月04日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ネタバレ

    教育に関する本ですが、制度にも絡むかなともう一段上のジャンル、社会に分類。
    ギフテッドの子供の判別を、学校現場で先生たちができるように研修や知識を得てもらうような方法を指導するというような対処を今後していきたいという話が後半で出てくるのですが、現実的には今は無理なのではと思いました。また、地域差や先生のスキルなどによって偏りがかなり出るのでは、とも思いました。
    現状の学校は人手不足で、昔に比べて「オカミの顔色」を伺うような無駄な(と言い切ってしまうが)仕事量がものすごく増え、さらには特別に指導が必要な子供が増え(発達障害が広く認知されたことによるところもあるそう。現役の先生が言ってましたが)、

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    2023年08月05日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    ギフテッドだからといって、必ずしも幸せではないことが分かった。ギフテッドと分かるまでの苦悩。周りの子と興味が合わない。深い思考力。

    また、本に出てきた聾者でIQ130の方。聾者なのに頭がいいと妬まれる。

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    2023年07月25日
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち

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    書籍としての白眉はギフテッド当事者の生の声を拾い、日常生活で触れることのない(触れた実感がないだけかもしれないが)彼らの置かれた状況をつぶさに知ることが出来たこと。

    公教育の問題というばかりでなく家庭内での扱いも考慮すれば、精神的な生きづらさが多くの病名で明示されるようになった昨今においても、一様には捉え難く、また受け入れがたくもあり、神話的な偶像の側面ばかりでなく広く知られるようになればと思う。

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    2023年07月09日
  • 星界の報告

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    月の表面と木星の衛星を観察することで、地動説を証明しようとした本。

    おそらく人類で初めてそれらを観察したガリレオの興奮する姿が伝わってくる。

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    2023年01月23日