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「同級生と話が合わない。なじめたことは一度もない。授業はクソつまらない」……IQ130以上がひとつの基準ともされるギフテッド。強い個性ゆえに周囲になじめない現実を描く。朝日新聞の人気連載「ギフテッド 才能の光と影」を加筆。
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Posted by ブクログ
小学校中学校と平等で平均的な教育を受ける義務を、もう一度考え直す必要があるんじゃないか考えさせられた。 右利き左利きとあるように、脳は色んな特性を持って人は生まれてくる。 一人一人、オーダーメイドの教育は難しいにしても、生まれつき知能の高い子供は、小学校入学前と中学校入学前に検査をしてほしい。 そし...続きを読むて学校では学ぶことへの自由を与えてやってほしい。好奇心や高度な学問の学びに、先生たちは寛大になってほしい。 そうすることで、子供たちは救われるのです。 自由にしてもらえた知能の高い子供たちは、どんどんと伸びていきます。自分の力で。 どれほど辛い思いをしているか先生たちは知らないのです。
ギフテッドの方の実体験を章立てにして読める。 教員として、どのような支援、授業がいいのか 勉強になった。 ギフテッドの専門書ではないので、 定義づけや対策などは書いていない。
息子が今風に言うとギフテッド(もういい大人)なので第一章はひたすら共感しながら読んだ。我が子の話かと思った。 思春期の頃は対人関係で上手くいかないことも多く、わがままに見える性格的なものかと思っていて、親としてもしんどかった。 ここ最近「息子はギフテッドである」と確信したら(検査の数値含む)、今ま...続きを読むでの生きづらさに全て納得し、なぜそういう発想になるのか、そういう行動をとるのかが納得出来るようになり、息子に対する向き合い方がやっとわかってきた感じ(未だに親も振り回されて大変)。 でも息子は常に脳がぐるぐる働いているから日々クタクタで、相変わらず生きづらそうで大変だろうな、一生そうなのかな、自己理解を深めて上手にコントロールして生きてくれればなと、強く思う。能力が上手に社会とマッチすれば良いのだが、幸福度が非常に低くて自殺率も高いゾーンである事は間違いない。 (でも息子の周りの人は彼にそんな特性があるなんて誰も思っていないはず、ちょっと変わっているただの友達の一人。話しの理解力が飛び抜けて高いので、話しの理解展開が早くて楽だが脳内見透かされていると感じる事もある) 日本人の「出る杭は打たれる」という同調圧力の強い国民性はギフテッドにとって生きづらさを倍増させる非常に厄介な環境(現在海外在住であるが、まだそこが適正であるかは模索中) 「放っておいて欲しい」と言う第一章の大人の女性の言葉にただただ共感。 (子供はまた別であろうか、教育の難しい部分)
第一章がとくに印象的だった。 5人の当事者たちそれぞれの、生き生きとした悲痛な叫びが感じられた。 学校での支援の話題では、支援のために診断基準を設けることが生徒の線引きにつながり、逆に差別意識を生むということが興味深かった。 あらゆる隠れた才を輝かせることができる教育の形に到達することは可能なの...続きを読むだろうか?
すごい人らの紹介、日本のギフテッド教育の歴史と現状/課題、海外事例の紹介など新鮮な話ばかりで面白かったです。
ギフテッド(高IQ含む)の解像度が上がり、また自分の理解不足を痛感した。 ギフテッドというワードにはポジティブで恵まれた存在という印象が強かったけど、殊に日本ではその同調圧力の強い教育体制から疎外感や不適応を生じさせてる現状があると知った。同学年との話の噛み合わなさや物足りなさっていうのは、自分の...続きを読む中と周りからの孤立感を際立たせるのだな。 国のギフテッド支援政策が、その異能ゆえの困難を支援するという方向性であること。これには賛否色々あるだろうけど、才能を選抜して伸ばす方策では学力競争を加速させる懸念はその通りと思う。その先のある種の成功した人生が約束されている盲信に捉われそう。そういった意味では、まずは個人、社会の理解度を底上げすることが大切なんだなと感じる。 障害者支援に比べての遅れが指摘させているが、そこの線引きがどうなっているのか、2E(Twice-exceptional)はどう正しく把握され才能の部分にはどのような支援が行われているのか。障害者支援の現状も勉強してみたいと興味が拡大していくのだ。
朝日新聞の連載記事をまとめた本。高IQの人はある領域で特異な才能を発揮する一方で生きづらさを抱える事が多いといいます。特に興味深く読めて共感できたのはインタビューの部分。授業の辛さ、生きづらさは何となく重なる気がしました。ギフテッドに興味がある方におすすめ。
ギフテッド=天才というイメージが払拭された。外国の取り組みも紹介されていたが、平均的であることを良しとする日本の伝統的な教育観ではなかなか難しい部分があるな、と感じた。 ギフテッドとは逆に、学習障害のため既存の公教育ではついていけないお子さんたちが身近にいるが、その両者ともに対応が必要。 もはや平均...続きを読むに寄せようとする教育観は捨てて、どんな特性のある子供達も能力のある無しにかかわらず、その存在が大切なのだと思えるような社会になって欲しい。
ギフテッドについての本を読んだことがなかったので気になり、読んでみたのがこの本でした。 「ギフテッド=天才」というイメージが崩れ、「それぞれの個性を持つ一人ひとりの人たち」としてギフテッドがイメージできるようになりました。 英才教育の弊害、やってみて起きてきたことについてのインタビューも興味深く...続きを読む読みました。 先入観にとらわれず、知ろうとすることの大切さも合わせて本書から学びました。
ギフテッド=天才ではない。超人的な才能があるのはギフテッドの中でもごく一部で、ギフテッドのうち9割はIQ120〜130。 知能検査の最高値と最低値の差が15以上あると集団生活で生きづらさを感じることがある(私の場合は128-96の32)。 スコア自体は最低値でも平均の内範囲内だが、最高値との差は15...続きを読むを大きく上回る。 凸凹が大きいと困難を抱えやすいとか。。 確かに、最低値だった「処理速度」をもとめられる場面では確かにダメダメだった記憶しかない。。
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ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
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