ユーザーレビュー 星界の報告 ガリレオ・ガリレイ / 伊藤和行 "Sidereus Nuncius"は,イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが1610年3月13日に出版した、最初の書籍。 内容は,望遠鏡による月の表面や木星の衛星などの観察結果が中心。中でも木星の衛星については,時間経過による経過からその回転運動を予測しており,後の太陽中心説においても重要になる。...続きを読む 簡潔な記述は科学的姿勢の模範である一方で,献辞であったり“Cosmica Sidera”(後に“Medicea Sidera”と改名)であったりリップサービスともとれる面もあり,当時の科学者の事情が伺える。 Posted by ブクログ 星界の報告 ガリレオ・ガリレイ / 伊藤和行 『チ。ー地球の運動についてー』 を読んでテンションが上がり一気読み。 色々周りに気を使いながら観察して記録してさらに気を使いながら出版して それが現在の我々が味わえる まさに「まるで、奇跡ですよ。」 Posted by ブクログ 星界の報告 ガリレオ・ガリレイ / 伊藤和行 月が昔から苦手だけれど星は好き、な天文学に興味を持ち始めた少女時代にガリレオ・ガリレイを知り、本書が出ているのを数年前に知って読んでみました。 なんと魅力的な一冊! ガリレオ衛星から木星と近辺にある星たちを、自らの手で改良し製作した覗き眼鏡なる望遠鏡で、天体観測的に記録し、地球の動き、太陽や月の現象...続きを読むをガムシャラに、地道に記録し、報告した一冊です。 ガリレオ先生はやはり偉大な方だと再認識しました。 Posted by ブクログ 星界の報告 ガリレオ・ガリレイ / 伊藤和行 ロマンしかない。 望遠鏡の仕組みを知ったガリレオが、当時としては驚異的な20倍の望遠鏡を作り、それをもって天体を観測したガリレオによる報告書。 望遠鏡は当然今の方が数段優れているため、観測したもの自体は小学生の自由研究でもできるレベル。しかし、ガリレオはその観測から月の表面に凹凸があることや、木...続きを読む星の近くにある4つの星が衛星であることを発見していく。当時の時代背景を考えると、ガリレオの想像力と理論の積み上げ方は驚異的と思える。 今の情報からすると目新しいものはないけど、天文学の黎明と、科学がどのような僅かな積み重ねで発展してきたのかを体感できる本だと思う。 また、自分は本来訳者のあとがきとか全く興味がないんだけど、p85からの訳者解説は本文の内容はもちろん、時代背景なども詳しく示してくれてとても面白かった。 Posted by ブクログ 星界の報告 ガリレオ・ガリレイ / 伊藤和行 月の表面と木星の衛星を観察することで、地動説を証明しようとした本。 おそらく人類で初めてそれらを観察したガリレオの興奮する姿が伝わってくる。 Posted by ブクログ ガリレオ・ガリレイのレビューをもっと見る