ガリレオ・ガリレイのレビュー一覧

  • 星界の報告

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    "Sidereus Nuncius"は,イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが1610年3月13日に出版した、最初の書籍。

    内容は,望遠鏡による月の表面や木星の衛星などの観察結果が中心。中でも木星の衛星については,時間経過による経過からその回転運動を予測しており,後の太陽中心説においても重要になる。

    簡潔な記述は科学的姿勢の模範である一方で,献辞であったり“Cosmica Sidera”(後に“Medicea Sidera”と改名)であったりリップサービスともとれる面もあり,当時の科学者の事情が伺える。

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    2022年02月03日
  • 星界の報告

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    ネタバレ

    『チ。ー地球の運動についてー』
    を読んでテンションが上がり一気読み。

    色々周りに気を使いながら観察して記録してさらに気を使いながら出版して
    それが現在の我々が味わえる
    まさに「まるで、奇跡ですよ。」

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    2021年05月22日
  • 星界の報告

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    月が昔から苦手だけれど星は好き、な天文学に興味を持ち始めた少女時代にガリレオ・ガリレイを知り、本書が出ているのを数年前に知って読んでみました。
    なんと魅力的な一冊!
    ガリレオ衛星から木星と近辺にある星たちを、自らの手で改良し製作した覗き眼鏡なる望遠鏡で、天体観測的に記録し、地球の動き、太陽や月の現象をガムシャラに、地道に記録し、報告した一冊です。
    ガリレオ先生はやはり偉大な方だと再認識しました。

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    2021年05月12日
  • 星界の報告

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    非常に面白かったです。

    月の表面やガリレオ衛星に関する書籍であることは知っていましたが、特に月の起伏についての記述が興味深い洞察がされており、楽しみながら読ませていただきました。

    もう一つ「おっ」と思ったのは、月の表面に関する話の終わりに、がっつり太陽中心説を支持する記述がされていたことです。

    ここからガリレオ裁判に繋がっていくのだなぁと。

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    2025年09月04日
  • 星界の報告

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    ロマンしかない。

    望遠鏡の仕組みを知ったガリレオが、当時としては驚異的な20倍の望遠鏡を作り、それをもって天体を観測したガリレオによる報告書。

    望遠鏡は当然今の方が数段優れているため、観測したもの自体は小学生の自由研究でもできるレベル。しかし、ガリレオはその観測から月の表面に凹凸があることや、木星の近くにある4つの星が衛星であることを発見していく。当時の時代背景を考えると、ガリレオの想像力と理論の積み上げ方は驚異的と思える。

    今の情報からすると目新しいものはないけど、天文学の黎明と、科学がどのような僅かな積み重ねで発展してきたのかを体感できる本だと思う。

    また、自分は本来訳者のあとがき

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    2023年10月04日
  • 星界の報告

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    月の表面と木星の衛星を観察することで、地動説を証明しようとした本。

    おそらく人類で初めてそれらを観察したガリレオの興奮する姿が伝わってくる。

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    2023年01月23日
  • 星界の報告

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    当時の最新技術である望遠鏡を駆使して木星の衛星の挙動を克明に記録しその傾向(後の軌道)を見出した章は圧巻だった。冬ほぼ毎日夜1時頃に残された記録からガリレオの執着心、好奇心、そして熱い思いが伝わってきたような気がした。

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    2018年03月22日
  • 星界の報告

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     努めて冷静に振る舞おうとしているが今まで見ることのできなかった物を見ることができた喜びと興奮が伝わってくる。ページ数は多くないが重要な記述が多い。後にガリレオ衛星と呼ばれることになる木星の衛星観察では、動きを詳細に記録することによって周期を割り出そうとし、同時に星の周りを回る星の存在を示すことで地動説を裏付けようとしている。また、月の表面が地球と同じような地形をもっていることを示したり、星雲が星の集まりにであることを示すなど、現在では当たり前であるが、当時としては革命的な記述がある。望遠鏡による月や木星の観察の単なる記録と考察にとどまらず宗教的な宇宙観から抜け出す記念碑的な著作といえる。

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    2017年06月30日
  • 新科学論議(下)

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    ほとんどが数学的な証明に当てられていました。そのため、命題だけを掻い摘んで私は読ませていただきました。

    ガリレオの主張、等速度運動や等加速度運動の性質はは中学で習う基本的な運動法則ですが、それをすべて証明する姿勢がよく伝わりました。

    どれだけ科学に対して数学を重視していたかがよく分かります。アリストテレスの『天界論』などの議論と比較すると、その対比が強すぎて、面白かったです。

    特に、解析学を用いてないところがものすごく特徴的です。解析的な手法がないとこんなにも難しいのかと実感しました。間接的に、解析学のありがたさを感じました笑

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    2025年09月28日
  • 新科学論議(上)

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    材料力学は履修していなかったので、第二日目の議論はなかなかイメージしづらかった。

    しかしながら、ものを相似させながら大きくすると自重を支えられないという問題意識、そしてそれらを数学で厳密に証明しようという試みはとても伝わった。

    考えてみれば、学校ではこういった現実の問題を扱っていなかった気がする。とても楽しそうだなと感じた。

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    2025年09月20日