篠真希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者はアンガーマネジメント教会1期生の方で、子育て世代向けにアンガーマネジメント講演を多数登壇されている方。
その著者が、「目先の事に捉われて、怒ってやめさせる(やらせる)のでは無く、子どもが自ら考えてやめる(やめさせる)ことを選択する」ことを本書で提案しています。
このために、次の2つの事が書かれている。
①「自分のイライラにのまれない感情をコントロールする術を身につけること」
→怒りはコントロールできるという前提に立つ。
②「子どもの成長を考えたうえでどういった言葉がけが効果的なのかを考えること」
→ケーススタディによる叱り方の提案。
内容で良いと思ったことは下記の通り。
◼️怒りそのものは悪では無い。ごくあたり前の感情。良い悪いがあるとすれば、怒りを上手に表現できたかどうか。
要は、イライラする自分に罪悪感を感じる必要は無いんですよね。むしろイライラをコントロールできてる!って自分を褒めていいくらい。
◼️どうして怒りが生まれるのか?
「親の〜すべきという価値観」を
「まぁいいか」に変えられるかが1つのポイント。
これって、「まぁいいか。死ぬわけじゃ無いし」まで、広げられると最強だと思う。
◼️怒りをコントロールするメソッド抜粋
◎タイムアウト
怒りの温度が高いときにその場を一度離れる。その際、子どもに対して、パニックを起こさせないフォローをしてから離れること。
◎アンガーログ(怒りを書き出す)
怒った出来事をかきだす。
いつ、どこで、どんなことがあったか、その時に思ったこと。出来る限りすぐに書くようにする。「ゼロ秒思考」に通じるところあり。
◎身体リラクゼーション(体を動かす)
体を動かすことはストレスも緩和してくれる。これって、瞑想と同じ。体の呼吸に集中することで、体に意識することでストレスを緩和させる。
◎マインドフルネス瞑想(今ここに集中する)
今この瞬間に意識を集中させて現実をあるがままに受け入れる。幸福感を高めることができる。過去に気持ちが行きがちなのも防ぐことができる。
◎24時間アクトタイム
今日1日怒らないと決める。忙しい日にやると効果的。
◼️ケース毎の叱り方
ケース毎による叱り方が多数載っているので、まだ乳児の親にとっては、将来的に怒りがちな場面がたくさん出てくるので、参考になる。
その中で1つ気になったのが次の言葉。
◎決めつけないこと
「また同じことして!」とか、「なんでいつもやらないの!?」とか決めつけない!
もしかしたら、子どもは今回はめちゃくちゃ気をつけた結果、それでも失敗しただけかもしれない。子どもに別の気掛かりがあって、失敗しただけかもしれない。親が怒りたい行動を子どもが繰り返してしまった時こそ、子どもに寄り添りたいですね。
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Posted by ブクログ
結構内容は、認知行動療法的なものだった。コーピングメゾットを紹介したり、認知をモニターするように言ったり、記録をつけたり、認知のゆがみを考えてみたり。
I・メッセージの紹介もある。
そういう意味では、分かりやすくCBT的なものを紹介していて、それが、本当に子供向けになっていていいのだが、
しかし、怒りに対して、それをどう表出するか、とう面が抜けている、あるいは、少ないのではないかという部分が気になった。
怒りの表出は悪いことという捉え方にとらわれていて、それを表出することで相手に不快感を伝える、自分の身や立場を守る、という心理的な役割があることも無視できない側面ではあるだろうに。
アイメッセイージの紹介があるが、実際にこれがどの程度役に立つのかは、相手との関係性によるもので、相手が自分を大切にしてくれる・仲がいい・近しい関係である場合には役に立つが、相手が自分をどうでもいいと思っているのであれば、役に立たない場合もある。また、アイメッセージでいえば、何でもいい、みたいな部分で(この関連の本)は終わってしまっていて、実際にアイメッセージを使用することの違和感、実際に使用するための心構え、現実的な表現方法の提案(ただ私を主語にすればいいだけでなく、もっと方略的に自分の話し方であったり、具体的な話し方であったり、を指導する必要もある)、アイメッセージで対応できない部分をどうするかについての検討、が求められる部分であると思う。