篠真希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者はアンガーマネジメント教会1期生の方で、子育て世代向けにアンガーマネジメント講演を多数登壇されている方。
その著者が、「目先の事に捉われて、怒ってやめさせる(やらせる)のでは無く、子どもが自ら考えてやめる(やめさせる)ことを選択する」ことを本書で提案しています。
このために、次の2つの事が書かれている。
①「自分のイライラにのまれない感情をコントロールする術を身につけること」
→怒りはコントロールできるという前提に立つ。
②「子どもの成長を考えたうえでどういった言葉がけが効果的なのかを考えること」
→ケーススタディによる叱り方の提案。
内容で良いと思ったことは下記の通り。
◼️怒 -
Posted by ブクログ
結構内容は、認知行動療法的なものだった。コーピングメゾットを紹介したり、認知をモニターするように言ったり、記録をつけたり、認知のゆがみを考えてみたり。
I・メッセージの紹介もある。
そういう意味では、分かりやすくCBT的なものを紹介していて、それが、本当に子供向けになっていていいのだが、
しかし、怒りに対して、それをどう表出するか、とう面が抜けている、あるいは、少ないのではないかという部分が気になった。
怒りの表出は悪いことという捉え方にとらわれていて、それを表出することで相手に不快感を伝える、自分の身や立場を守る、という心理的な役割があることも無視できない側面ではあるだろうに。
アイメ