長山さきのレビュー一覧

  • ハリネズミの願い

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    登場するのは動物たちだけ。さぞメルヘンチックなお話なのかと思ったら、心配性で臆病なハリネズミが主人公。誰かに訪ねに来てほしい、だけど実際に訪ねてきたらどうしよう……身体中を覆うハリは、他者が近付けないようにする剣なのか、自分の身を守るための甲冑なのか……ハリネズミの家のドアからノックの音が聞こえないのは、本当にハリのせい?
    招待状を書こうと考えあぐね、書いては消して、引き出しの中にしまいこんで。実態のないお客様をあれこれ想像しては怯え、悲しみ、絶望する。ヒトの世も、最近はSNSを通じて画面の向こうにいる顔の見えない誰かと繋がることが容易くなりました。
    ハリネズミはヒトの気軽さを、ヒトはハリネズ

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    2024年01月27日
  • いちばんの願い

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    いろんな動物の願いがあって面白いと思ったけど、原文でないと意味が伝わらない部分もあるかも。なのでちょっと残念。

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    2024年01月15日
  • ハリネズミの願い

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    読むのがしんどくて長くて眠かった

    誰にでもある心の中なのかもしれないし
    自分ともっと深く向き合うために
    じっくり読めたかもしれない
    けど
    今の自分には無理だった

    今の心の状態はいいと思っていいのかな
    といい方に考える

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    2023年11月30日
  • ハリネズミの願い

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    何か行動を起こす前に、それについて様々な角度で考えて不安になることってあるなぁと感じました。
    自分に対して、そこまで深く考え過ぎる人はいないけれど、自意識過剰になって時に考え過ぎてしまう。でも、それだけ他人の考えや行動を慮れるくらい、他人のことをよく見ていることは、自分の特徴を示すことであるのかもしれない。自分が得意なことと苦手なことは表裏一体。どのように自分を見るかによるのだと。

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    2023年11月19日
  • ハリネズミの願い

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    とにかくハリネズミの妄想がリアルで、ことごとくネガティブな方向にいくのが面白く、愛おしかったです。思わずハリネズミの家を訪問したくなりました。

    誰よりも孤独から抜け出したいのに、誰よりも孤独を望んでいる。人生で一度はそういう瞬間があるのかもしれないなと思いながら読みました。

    延々とハリネズミの妄想が続きますが、最後はほっこりします。

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    2023年05月21日
  • ハリネズミの願い

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    ハリネズミがずっと、家に誰かを招待する手紙を出すかどうかを悩み、誰かが来てくれるところを妄想し、それがいつも悪い想像で終わり…自分に似てるなぁと思いながらも、相当こじらせてるなぁと思ってしまった。
    絵と装丁のかわいらしさに、もっとほっこり系かと思っていたため、意外にシュールというか、哲学的なのでたじろいでしまった。リスとのやりとりはよかった。

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    2023年03月07日
  • きげんのいいリス

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    表紙とタイトルがかわいくて読んでみた。
    ファンタジーでふふっと笑えるものやシュールなのや哲学的なお話もあった。

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    2023年02月26日
  • ハリネズミの願い

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    気になっていた本。前情報なしで、気になり、前情報なしで読んだ。なんてかわいいお話なのか。でも、孤独や訪問について想像し、悩み、考えるハリネズミはちょっと今の自分と重なる。ハリがコンプレックスでもあるけど、ハリがアイデンティティでもある。様々な動物が出てきては、それぞれの訪問をして、翻弄されるハリネズミ。簡単で読みやすい文章だからさらっと読めてしまうのだけど、さらっと読みたくない本だった。

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    2023年02月16日
  • おじいさんに聞いた話

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     自分とこのおじいさんの話を書き留めていたら、小説集になって、よその国でも翻訳されるようなおじいさんがいたらいいですね。
     子供向けの本だと思って読みはじめましたけど、これって、子供向けなのかな?って、思っちゃいました。実は、おじいさん向けなんじゃないでしょうかね(笑)。

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    2023年01月17日
  • キリギリスのしあわせ

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    早い人だったら2時間くらいで読み終えてしまうだろうか。
    翻訳された文章とは思えないほどスラスラと読み進められる。
    森の中にあるどんなものでも売っているお店の主人、キリギリスが奮闘する困ったお客さん(動物たち)との短い60のお話。
    作者のトーン・テレヘンさんは医師であるため、日々の診療を重ねてきたご経験があるからこそ、奇妙で楽しくなる話がいくつも書けるのかもしれない

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    2022年07月10日
  • ハリネズミの願い

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    うわー、分かる。と思いながら読んだ。
    孤独でいるのが辛い、寂しい、誰かに来て欲しい反面、誰にもそばに来て欲しくない時もある。
    このハリネズミは、もしかしたら私自身なのかも知れない。そして、あなたであるかも知れない。

    私も、リスのような友だちが欲しいと思った

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    2022年01月09日
  • ハリネズミの願い

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    表紙に惹かれて購入。
    ワクワクしながら、ページを巡り
    数ページ目で手が止まる。

    それから数年後、意を決して
    再度読み始めて、ようやく読み終えました。

    可愛い表紙とは裏腹に
    主人公のハリネズミ

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    2021年12月30日
  • ハリネズミの願い

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    ネタバレ

    ハリネズミくん...
    妄想激しすぎるよ...
    想像力豊かすぎるよ...

    最初、読み始めてからどんどん真面目によめば読むほど、辛くなってきたので、途中軽い気もちで愛を持ってハリネズミくんを見守った。

    悩んで悩んで深みにはまって葛藤して
    怖くて怖くてでも、繋がりたくて

    最後はハリネズミ君を、好きになったなぁ。

    最後、解説もよくて、あぁそうだったのか、と解説まで読んで☆3つ。



    最後、解説より

    動物たちはみな同じ大きさ
    同じ種類の動物は複数、登場しない
    人間は出てこない
    物語の中では誰も死なない

    これら4つのシンプルな規則をもうけ、それ以外はなんでも起こりうるのがテレヘンの物語だ

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    2021年12月22日
  • きげんのいいリス

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    最初のうちは、えっ?なんのこと?という感じ
    でしたが、いくつかのお話を読んでいくうちに、この世界にだんだんハマっていくというか、クセになっていくというか、そんな感覚でした。
    どの動物たちも、なぜか人間臭いような、そして逆にとってもファンタジーなような、不思議な世界感、一度味わってみて、お気に入りのエピソードを見つけてみるのも素敵かなと思います。

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    2021年11月27日
  • キリギリスのしあわせ

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    亀の甲羅の上の安楽椅子は、ちょっと想像できない。落ちない?固定できる?
    ロブスターは乱暴。「明日の誕生日に、結局、何ももらえないとしたら、何がおまえらを襲うかわかるか?良心の呵責だよ」恐ろしい。
    「疑い」とか「絶望」も売っている店。
    何でも売りたいキリギリス。
    森も、地球も、天も、世界全体も。自分自身も売りたい。
    毛虫の靴下のところで確信したが、これ絶対に、店の奥にドラえもんがいる。

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    2021年05月17日
  • きげんのいいリス

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    少し不思議な世界観の童話。動物達が、憂鬱な気持ちを抱えていたり、悩んだりする姿は、まるで人間のよう。リスとアリが、とても仲良しで微笑ましい。自分自身のメンタル状況によって好みが分かれそう。

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    2019年11月02日
  • きげんのいいリス

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    動物たちのちょっぴりとぼけた日常。

    テレヘンの世界がこれでもかと広がっている。動物たちはみなどこかのんきで、どこか寂しげ。

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    2019年09月03日
  • おじいさんに聞いた話

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    20181029 つらい話やあり得ない話ばかり。でも全部読めてしまう。ノスタルジックでファンタスティックな話。ついに考えてしまう内容にまとめるのは作者の才能なのだろう。出たら必ず読みたい作家の一人になった。

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    2018年10月29日
  • きげんのいいリス

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    悩める動物たちのお話。哲学的にも感じる、とても不思議な雰囲気の本でした。

    象とリスがダンスしたりと、動物たちのサイズ感も不思議なので、読み進めていくうちに、ピングーのようなクレイアニメで脳内再生するようになりました。

    挿し絵も可愛らしくて、ほっこりしました。

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    2018年09月24日
  • きげんのいいリス

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    20180909 前作で感動して続けて読んだ。今回もスッキリとまとまって元気がでる。持ち歩いて疲れた時や朝読むと良い本だとおもう。

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    2018年09月09日