長山さきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ週めくりのカレンダーに合わせて作られたため52編の動物たちの短編なんだそう。
一気に読むには気が滅入るになるほどの、ハリネズミの杞憂ぶり。そして個性が豊かすぎる動物たち。
だけど身に覚えがある。
P17 『みんながたがいを訪ねあっていた。ぼく以外のみんなが。』
P21『自分を訪ねてくるどうぶつたちを頭の中でつくりだしてみるといい。そのどうぶつたちと話をし、踊り、キミって思っていたよりずっと親切なんだね、と言わせればいいでしょ?』
P26『絶望しそうになったときには自分のなかで「おい!」という声が聞こえることを、ハリネズミは知っていた。けっしてぶつかってはならないところにぶつかりそうにな -
Posted by ブクログ
2017本屋大賞(翻訳小説部門)受賞作なのに、なぜこんなに低評価なの?と疑問をもち、手にしました。孤独なハリネズミの、究極の取り越し苦労と大いなる妄想の物語です。一見児童書のようで、なかなか哲学的な要素もあり、深い内容でした。
自分のハリにコンプレックスをもち、他の動物と上手く付き合えないハリネズミ。そんな彼が家に誰かを招待しようと思い立つのですが、ここからネガティブ思考の無限ループが続きます。
読むのも辛い、イライラ、単調…と、私もある程度感じましたが、待てよ、レビューそれで終わっていいの?と問われている気がしました。
人間関係に悩み、改善を望むものの、面倒さが先に立ち億劫になっ -
Posted by ブクログ
ネタバレずーっと積読だったこの本。
7年を経てやっと読めた^ - ^
妄想力が豊かで自分の殻にこもってしまう
ハリネズミくん。
出会いがもしあっても、自分が傷つく出会いに
なってしまうのではないかと
長〜〜〜くうろたえる。
しかし、ハリネズミくんのことを思って
家を訪れてくれたリスさんによって
ハリネズミくんは
「自分を大切にしてくれる相手を
ぼくも大切にすればいいんだ!」と気づく。
ハリネズミくんは、
たまたま家にリスさんが来てくれたから
自分と気の合う相手に出会えたけど、
人間(特に学校生活のない大人)は
自分から踏み込む・出会う勇気を持って
行動しないと気の合う相手には出会えないなと
思