トーン・テレヘンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずーっと積読だったこの本。
7年を経てやっと読めた^ - ^
妄想力が豊かで自分の殻にこもってしまう
ハリネズミくん。
出会いがもしあっても、自分が傷つく出会いに
なってしまうのではないかと
長〜〜〜くうろたえる。
しかし、ハリネズミくんのことを思って
家を訪れてくれたリスさんによって
ハリネズミくんは
「自分を大切にしてくれる相手を
ぼくも大切にすればいいんだ!」と気づく。
ハリネズミくんは、
たまたま家にリスさんが来てくれたから
自分と気の合う相手に出会えたけど、
人間(特に学校生活のない大人)は
自分から踏み込む・出会う勇気を持って
行動しないと気の合う相手には出会えないなと
思 -
Posted by ブクログ
登場するのは動物たちだけ。さぞメルヘンチックなお話なのかと思ったら、心配性で臆病なハリネズミが主人公。誰かに訪ねに来てほしい、だけど実際に訪ねてきたらどうしよう……身体中を覆うハリは、他者が近付けないようにする剣なのか、自分の身を守るための甲冑なのか……ハリネズミの家のドアからノックの音が聞こえないのは、本当にハリのせい?
招待状を書こうと考えあぐね、書いては消して、引き出しの中にしまいこんで。実態のないお客様をあれこれ想像しては怯え、悲しみ、絶望する。ヒトの世も、最近はSNSを通じて画面の向こうにいる顔の見えない誰かと繋がることが容易くなりました。
ハリネズミはヒトの気軽さを、ヒトはハリネズ -
Posted by ブクログ
ネタバレハリネズミくん...
妄想激しすぎるよ...
想像力豊かすぎるよ...
最初、読み始めてからどんどん真面目によめば読むほど、辛くなってきたので、途中軽い気もちで愛を持ってハリネズミくんを見守った。
悩んで悩んで深みにはまって葛藤して
怖くて怖くてでも、繋がりたくて
最後はハリネズミ君を、好きになったなぁ。
最後、解説もよくて、あぁそうだったのか、と解説まで読んで☆3つ。
最後、解説より
動物たちはみな同じ大きさ
同じ種類の動物は複数、登場しない
人間は出てこない
物語の中では誰も死なない
これら4つのシンプルな規則をもうけ、それ以外はなんでも起こりうるのがテレヘンの物語だ