藤本和子のレビュー一覧

  • 西瓜糖の日々

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    借金玉さんが折に触れてすすめてるやつ

    浮遊感?のある不思議な文体

    ちびちび読んでいるけど「西瓜糖」が何なのかよくわからない。(村で採れる作物で、食用のほか建物の材料になったりしてる。

    桃源郷ものぽくもあり、とはいえソロ隠者ではないので『ヘンリ・ライクロフトの私記』ほどひねくれてもいない。




    「わたしの生活は静かに過ぎてゆく。」

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    2022年11月03日
  • 西瓜糖の日々

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    アイデスでなじめない人間が行くところが忘れられた世界であるような感じで読めるが、実際にはその逆なんだろうと思います。

    前作「アメリカの鱒釣り」は楽しい感じでしたが、今作は一転物悲しい感じとなっています。

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    2022年10月10日
  • 西瓜糖の日々

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    多くのものが西瓜糖で作られている世界。
    死後を思わせるような、<過剰でない>平穏な人々。
    詩的な幻想ながら、藤本和子さんの翻訳が見事で読みやすかった。
    なんとなく、長野まゆみさんを思い出す。もしかしかたらブローティガンがお好きなのかもしれない。
    『ビッグ・サーの南軍将軍』もいつか読みたい。

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    2022年01月21日
  • ビッグ・サーの南軍将軍

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    最初に読んだのは数年前だったけれども、もう一度読み直したら、とても腑に落ちた。
    昔読んだときは、芝生の復習とかとちがってしっくりこなかった(愛のゆくえ、みたいなかんじ)けど、
    年をとったからなのか、面白く読めた。ブローティガンは毎回読み直して新しい。

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    2009年10月04日
  • 西瓜糖の日々

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    幻想ってよりはSF味を感じた!西瓜糖は馴染みがなくてイメージしにくかったけど、すごく甘いって訳じゃないとあとがきを読んで何となく理解できた気がする。

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    2025年12月31日
  • 西瓜糖の日々

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    アイデスとはどんな場所なのか
    iDeathというからには
    死の世界なのかもと
    解説の柴田元幸さんは
    言っている
    日本語的には
    「愛です」とも読めてしまう
    なんとも不思議な幻想的な世界
    語り手は名前を持たない
    それは読者に委ねられている
    西瓜糖で作られた町で暮らす語り手
    それは西瓜糖の言葉で
    語られている
    なんだか甘いイメージ
    だけど
    ゴテゴテとした
    ねばりつく
    ちょっとしつこく
    鬱陶しさも感じるのかも

    穏やかな暮らしの中に
    愛や友情があるが
    それ以上に嫉妬や暴力
    何より死が渦巻いている
    川の中の棺や
    忘れられた世界
    虎にかじられた両親の話しが
    普通に語られ
    その虎が「悪いと思っている」と

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    2025年12月24日
  • 西瓜糖の日々

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    おすすめされて読んだのだが、何故おすすめされたかわからなかった、、(キュートなあのひとごめんなさい)面白いけどね、不思議ワールドすぎて「ほーん」って感じだった。私はリアルを生きたいっ

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    2025年10月04日
  • 西瓜糖の日々

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    ネタバレ

    語り手の淡々とした物言いのおかげで、物語はずっと穏やかで静謐で、だけどどこか狂気があった。
    わたしたちが今いる現実世界とはかけ離れた場所に物語の世界はあって、ずっと遠い未来か、現実世界の向こうの死の世界か。虎の時代やインボイルの事件などがあっても、基本的には穏やかな時間が流れているように感じた。両親を虎に食い殺されたときでさえ、"わたし"はそれを俯瞰して眺めているというか、いつかのポーリーンのように激しく心を乱しているようには見えなかった。西瓜糖でできた橋やその他たくさんのもの、西瓜糖鱒油をつかったランプをわたしたちは持っていないけど、わたしたちが持っているたくさんのものも

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    2025年07月23日
  • 西瓜糖の日々

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    西瓜糖で作られた、閉じられた静謐な世界。そんな世界の中にはうっすらと不穏な空気があり、グロテスクな死や流血が書かれるけれど、恐怖やおぞましさみたいなものはすっぽりと抜け落ちているようで不思議な読み心地。起こる出来事に関連性はあるが物語の筋のようなものはなくて、この独特な世界の雰囲気を味わう小説なのかも。
    岸本佐知子さんのエッセイでいしいしんじ好きな人におすすめと書かれていたので気になって読んでみたんだけど、ちょっと違う気がする。不思議な世界を描くという点では似ているのかもしれないが、いしいしんじ作品にあるようなあたたかみ、人間のにおいのようなものは全く感じられなくて、それらを排除したのがこの西

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    2025年02月10日
  • 西瓜糖の日々

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    【あらすじ】
    コミューン的な閉じられた幻想的な世界、「アイデス」と「忘れられた世界」。
    そこは完璧で美しいが同時に残酷な一面を持つ。
    詩篇のような文章で綴られていく、抽象的なストーリー。

    【感想】
    人を選ぶ作品であることは間違いない。
    「アイデス」を理想世界と思うか、息苦しい世界と思うか…
    ただし、あまり深く考えずに描写そのものを堪能するのもありだと思う。
    川の主の大鯰や、西瓜糖で出来た家具など想像を掻き立てることは間違いない。

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    2025年01月20日
  • 西瓜糖の日々

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    淡々としている主人公の語りがうつくしかったり時には落ち着きすぎていてこわく思えたり。でも読者の感情の動きはよそに静かに、浮世離れしているような設定の世界。それでも人間関係があり、善があり悪があり、好きな食べ物があり日々の仕事がある。不思議な空気でした。毎日の太陽の違いが面白かった。

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    2024年07月13日
  • 西瓜糖の日々

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    こういう小説ひっっっさしぶりに読んだ!!
    言葉選びが好きすぎて前半ニコニコしてたんどけど、後半が割りと不穏な展開でビビり散らかしてた。
    でも何故かひとつひとつの文章が心に染みてくるという不思議な感覚……。
    全部の文章が凄かったが一番よかったのは64ページの文章かな。
    2行だけでこんなブッ刺さるなんて思ってなかったよ。

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    2023年07月09日
  • 西瓜糖の日々

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    ネタバレ

    不思議な町、世界の話。
    最初、西瓜糖ってなに?って思ってぐぐった。
    西瓜糖を原料としていろいろなもの(家とか)を作ってる世界の話。

    世界観は好きだったし、
    ブログみたいな感じでサブタイトルがあって、
    そのサブタイトルに対する文章が短くて区切りがいっぱいあって
    とても読みやすかった。

    最初は??が多かったけど、
    後々わかってく部類の小説か?と思ったら
    そんなにわからない部類の小説だった。

    インボイル率いる軍団が、
    集団自殺をした場面は、
    それまでの素敵な描写と相反してすごく際立ってたし
    グロテスクだった。

    村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の、
    世界の終わりの部分を

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    2022年04月29日
  • 西瓜糖の日々

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    現代的な感覚からすると、世界観に設定が少なく、物足りない気もするけれど、だからこそ古臭くならないのかも。由来は異なるけれど、シュルレアリスム絵画に描かれる無意識の世界のように感じた。
    また、後世の多くの作家と作品に影響を与えていることも読み取れた。忙しなく読み進めてしまったけれど、もう少しゆっくりした時間のなかで読んでみるとまた違った印象を持つかもしれない。

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    2022年02月08日
  • ビッグ・サーの南軍将軍

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    長らく版が絶えたままになっていましたが、11月にようやく文庫化されました。めでたい。これを読んでから鈴木志保の「船を建てる」を読むと、3巻あたりで流す涙が2割増になる、かもしれない

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    2009年10月04日