保坂隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
40代後半から50前半にかけて人生観が変わるような事柄が次々に起こってきた。自分も悩みながら状況にアジャストしてきたと思う。その中で次第に仕事中心の人生という考え方からセカンドライフをどう自由にいきていくかということに大きく関心のありかが移っていった。
ありがたいことに自分は財産や自己実現という意味で恵まれた半生を送ってきたと思うが、一方で実は自分が本当に求めているものが何かということに向い合わずに生きてきたのではないかとも思う。
この本は精神科医が自分の生き方について実践的に気づいてきたことをわかりやすくまとめた本で、とても読みやすいし現在の自分に近いものを感じた。現状に何か不満を感じたり人 -
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「シニアといわれるようになってからどう生きるか」が大きなテーマ。これからひとり暮らしをする方に、心の準備のしかた、まわりの人間関係のコツ、お金などの生活の心得、衰えゆく脳をどう活性化させるかといったことを、精神科医の目線からまとめた。
「ずっとひとりで寂しい、老いていくことが辛い」
「相談できる人がいない」「自分だけ取り残されている気がする」「これからのお金、健康の不安がなくならない」
ひとりの老後に不安や孤独を感じ、このようなお悩みを抱えていたら、必ず助けになる。暮らしに役立つ具体的なアドバイスや、不安を手放せる心構えを「知恵袋」としてまとめた1冊~将来になんとなく不安にを抱いている。こうし -
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ネタバレ孤独力。
造語だが、56歳の自分にはこれからますます必要になる。
「孤立する」のではなく、周囲とある程度、協調性を保ち続けながら、「一人きり」も楽しむ。
家族や友人とも付き合うけれど「依存」はしない。
自分に不要な人づき合いは切って行く。
カメラマンの幡野広志さんもそんなことを書いていた。
この本は、「定年後、男性はどう生きるか」というテーマで精神科医が書いたものだが、前半は、団塊の世代(1947〜1949年生)向けの、少し古い感じがした。
でも、自分も結局、「同じ」老化の道を辿るかもしれない。
•余分なものは捨てる
•本当の意味で自立する
•一人も楽しむ
•今の自分にもできる -
Posted by ブクログ
仕事が辛すぎて心がすり減った時に本屋さんで見つけました。まさに今の自分にぴったり(笑
よく頑張りすぎはいけないと言いますが、頑張ることしか知らないので頑張らない方法が判らない。
そんな私と頑張りやさんのあなたに贈る問題解決への第一歩が本書です。
難しいことは書いてないのに、実際にやろうとするとなかなか出来ない。自分で自分の首を絞める考え方を少しずつ緩めていく事が大切だと感じました。
なかなか自分を大事にする余裕なんてないし、仕事をしてれば突然背後から槍が降ってきたり、頭上から弓矢の雨が降ってきてズタボロになります(笑
でも、槍や弓矢に気をとられずブレない自分を大切に育てていこうと思いまし -
Posted by ブクログ
お金も健康も普段からできるだけのことをして、あとは天任せ。というのも大事な生き方の知恵。
50歳前後になったら、具体的な老後のイメージを描き始める(のんびり。や何か生きがいというイメージからの脱却)。
日常を面白がることで心の柔軟性を保つ。
ユーモアのセンスを磨く。
生きがいで、自分を追い込まない。
ささやかな喜びを大切にする。
とことん自分を好きになる。起床時、就寝時、盛大に自分をほめることから始める。
一日一発見で老化を止める。
生きてるだけで丸儲け。些細な幸せを感じる。
老後も続けられる趣味を今から始める。
始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある。哲学者マルチン=ブーバーの