渡辺惣樹のレビュー一覧

  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    第二次大戦は極悪国である日本やドイツ、イタリアなど軍国主義、全体主義の国が引き起こし、自由と民主主義の国であるアメリカやイギリスなど正義の連合国が、悪である枢軸国を倒した戦いである・・・
    これに異議を唱えたり、疑問を持ったりする人々は歴史修正主義者とされる・・・
    歴史修正主義で歴史を語る学者は、歴史学界で主流から排斥されるそうな・・・
    歴史修正主義・・・
    南京大虐殺はなかったとかホロコーストはなかったとか、そういうのも含まれてしまうのでややこしいけれども、本書によると・・・
    英米両国の外交に過ちはなかったのか?あったとすれば何が問題だったのか?と探究しようとする歴史観に過ぎない、ということだそ

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    2017年03月30日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    ネタバレ

    花戦争なるものが実在することを本書で知った。WW1で調印されたベルサイユ条約により領土を喪失したドイツが、回復を求めてオーストリアに侵攻し、軍事力ではなく花で迎えられ、無血で併合を実現したことを指す。ナチス政権において急速に国力を回復させたドイツは恐慌にあえぐ世界の羨望の的で、オーストラリア国民もドイツの支配をむしろ望んでいたという。
    FSSはいつの間にかコーラスが表舞台から去り、ものすごいフィルモア推しになっていた。当初予定になかったことは明らかで、設定が大幅に拡張された印象がある。同時に出現したのは詩女とかオートマチック・フラワーズとかいうものだ。花戦争という事象を知ってみれば、ダイ・グ統

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    2025年11月03日
  • 謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源

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    <目次>
    まえがき
    第1章国際金融課vsロシア 200年戦争
    第2章ナポレオンと哲人政治
    第3章ヨーロッパを脅かした新興国アメリカ
    第4章世界大戦を仕掛けたチャーチルの闇
    第5章操り人情ウイルソン大統領の大罪
    第6章ドイツの英雄だったヒトラー
    第7章仕組まれたアメリカ解体が生んだトランプ
    第8章プーチンは誰と戦っているのか
    第9章200年戦争の行方
    あとがき

    2022/12/31第1刷

    p34ま:共産主義とは、国の資源と大衆を効率よく
    搾取管理すつ一握りのエリート支配層のための思想
    であり、独裁になるのは必然
    p41ま:FRBから借りるというのは、株主たる国際
    銀行から借りるのと同じ
    P

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    2025年08月28日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    表層的というか、取り繕ってお化粧しまくって、こう説明しようという‟共通見解としたよそ行きの「歴史認識」″ではなく、真実を見抜こうとした‟綺麗ごと抜きのスッピンの「歴史認識」“。それすらも偏向ではないかと思う部分もあるのだが、明らかに今までの第二次世界大戦と視点が異なるので、読みながら、脳みそが切り替えられる感覚で面白い。一応は色んな本を読んできたので、教科書で習うメインストリームが全てではないという意識はあるつもりだったが。

    戦時中から冷戦期まで、米民主党政権(ルーズベルト政権およびトルーマン政権)内に多くのソビエトスパイが潜入していたことを示すヴェノナ文書が発表された。また、ソビエト崩壊後

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    2025年07月07日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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     戦争は戦場だけでなく陰で張り巡らされた謀略の中でも繰り広げられる。戦争指導者たちの策略と駆け引きを描き歴史の裏側を浮かび上がらせる。
     勝者の歴史として語られる戦争の記録。その影で誰が糸を引きどのように世界の命運が決まったのか。本書は外交、経済、情報戦の視点から戦争を動かした人物たちの意図に迫る。
     国益のための欺瞞、秘密裏に交わされた取引。戦争は単なる衝突ではなく周到に仕組まれた結果でもあった。
     歴史を知ることは未来を見通す力となる。過去の策略を学ぶことで私たちは同じ轍を踏まぬ知恵を得られるのかもしれない。日本は引き込まれ未だに敗者として真に独立できず不平等のなかにいる。

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    2025年01月29日
  • 史跡は語る 武蔵国(埼玉)編 教科書が伝えない歴史考察

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    渡辺惣樹さんによる埼玉歴史紀行本とあっては期待大で手にしましたが、期待以上の濃密さでした。歴史の中のある時代が中心の内容かと思いきや、幅広い時代に話は飛びます。さらにはブラタモリばりに地学・地形の話にも。著者の博覧強記ぶりには舌を巻くしかありません。
    正直、あまり馴染みのない時代の話は一読しても頭に入らず今ひとつピンとこない章もありましたが、埼玉巡りが面白くなることは間違いありません。

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    2023年12月12日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    なぜ日本ではチャーチルが評価されてるのか。それが不思議に思えるほど、最悪な人物として描かれる。FDR(ルーズベルト)も。結局本作では描かれないけど、第二次世界大戦(特に大東亜戦争)は、西欧のアジア蔑視が根底にあったように感じる。

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    2023年01月18日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    良書だと思う。右の人にも左の人にも広く読まれるべき。
    そうではないかと思っていたが、チャーチルは、糞ったれだった。
    NEVER SURRENDER演説と一億玉砕・本土決戦は何が違うのか?
    一方は勝ったので素晴らしく、一方は負けたから狂気とされた。
    実の娘と義理の娘をハニートラップに使うなど、中共より酷いかも!
    FDRは、共産主義かぶれの人種差別主義!
    スターリンは、最早悪魔!
    日本が悪という単純な図式ではなく、この手の輩が蠢く世の中で戦ったのである。

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    2022年06月16日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    2021年8冊目。満足度★★★★☆ ヒラリー・クリントンをという人物を中心として、アメリカ民主党がいかなる政党であるか、具体的な事件などを示しながら明らかにするもの。日本のメディアでは殆ど報道されていない事実の数々

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    2021年02月20日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    この帯はかなりミスリードですね。東條英機なんて出て来ないし。
    この本の内容を表すには、正確にはルーズベルトとチャーチルだけでなく、チェンバレンの後先考えない不用意な演説と、ポーランドの外交の頑なさ、を加えるべきですね。
    それにしても、スペイン内戦のゲルニカ空爆の脈略…意味を恥ずかしながら初めて知りました…なるほど、そういう背景だった訳ですか…

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    2020年11月10日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    史実も見方を変えると大いに見え方が違ってくる。FDRはアメリカ史上異例の大統領であることは間違いないが、意外と評価が高くない。その理由の一端が本書を読むとわかる。

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    2018年08月06日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    「釈明主義史観」と「歴史修正主義」。後者の立場(戦前の日本が正しかった、とかいう立場ではなくて)から、第二次世界大戦に至る過程を事実に即して追うもの。

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    2018年06月10日
  • 覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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     オーディブルで聴きましたが、とても興味深く聴くことができました。親米保守主義者についてとても批判的であるが、親米の道しかないからそう振る舞うしかないという側面もあるのだと思う。アメリカは本当は残虐でずる賢い国であることはわかっているけど、それを言ってしまったら大変な道を歩むことになるので、それは言えない。裏切られることがわかっている人を信じて全てを捧げているのが日本人なのだという直視したくない現実を再認識しました。

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    2025年10月17日
  • 覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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    <目次>
    まえがき
    第1章ふたつの敗戦国が暴いたアメリカの正体
    第2章世界史に混乱をまき散らすピューリタン帝国
    第3章捏造神話の人工国家は歴史が弱点
    第4章ネオコン+親米保守が日本を滅ぼす
    第5章日本人が知らない残酷なブラックビジネス
    第6章ディープステート解体はローマの歴史を見習え
    あとがき

    2024/6/30第1刷

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    2025年08月29日
  • 謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源

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     そもそもこの本の題名自体が意味わからないと思ったのだが、200年戦争とはウイーン会議から現在まで続く戦争のことなのだ。ウイーン会議は、フランス革命とそれに続くナポレオン戦争で混乱した体制を元の絶対王政に戻そうとした会議であり、一体何を言っているのだというのが読み始めた印象である。ウイーン体制という保守半導体性に対して、グローバルユダヤ左派が起こしたのがフランスの2月革命やベルリンやウイーンの3月革命、そしてロシア革命だというのだ。
     面白い本であるのだが…

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    2025年05月30日
  • 「正義の戦争」は嘘だらけ!ネオコン対プーチン スペイン内戦からウクライナ戦争まで

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     私達は、何を見せられ、何を聞かされているのだろうか。歴史に限らず、信じ込まされているものが、あまりに多い気がする。

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    2022年11月02日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    ネタバレ

    著者の渡辺さんによると、本書は第二次世界大戦の流れが頭に入っている人向けとのこと。チャーチルやフランクリン・ルーズベルト、スターリンなど歴史の表舞台の政治家らとその家族、関係者らの心情を人間ドラマとして開戦直前から終戦まで浮き上がらせている。

    確かに教科書にない情報満載なので新しい視点を与えてはくれるが、どうも頭に入ってこなかった。史実を解説するとも異なるし、かと言って歴史小説というにも程遠く(渡辺さんは小説家じゃないし、本書にその趣旨もないわけだが)歴史の裏方で活躍してた政治家家族やスパイなどの初耳人物らに感情移入ができなかったのがその理由だろう。昼間のワイドショー賑わす愛憎劇の類が頭に入

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    2022年07月10日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    ネタバレ

    いつの時代も政治家は己の私利私欲のために行動していますが、米国と日本ではまるで異なります。日本もたいがい酷いですが、米国は他国の国民にミサイルを撃ち込みます。
    経済力としての規模も米国はとてつもなく大きいので、政治家の私利私欲な行動が、地球上の多くの人間の生命を脅かす。その権化が、民主党であり、ヒラリークリントンだそうです。他の書籍でも通づるとこですが、ネオコン(ディープステート)達がどのような悪事と根回しをしたのかの真実は不明です。しかし、ヒラリークリントンが国務長官時代にプライベートサーバーを使うという法律違反、機密漏洩、大手メディがヒラリークリントンを擁護し続けていたというのは真実でした

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    2021年05月15日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    反トランプ主義のメディアとは異なるスタンスで描かれており、視点の多様性を確保するには良いと思える1冊。

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    2020年02月22日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    要するにナチスドイツの脅威より共産主義の拡大を警戒すべきであった、という観点から歴史を見直し、チャーチルやF.D.ルーズベルト(やチェンバレンら実際の政治家等)の誤った判断がなければ第2次世界大戦はなかったはずなのに、と過去の現実を修正するのが歴史修正主義なのか? と思わせる。
    第2次大戦は共産主義者(ある部分ではユダヤ(借金を補填してもらうなど、チャーチルはユダヤ系富豪たちと親密だったということを記した節が「チャーチルの策謀」と題されていたりする。))の謀略だと言いたいのか? と途中思ったが、そんなことまでは言わず、英独開戦までの事象を割と淡々と記述して終わった。
    ただ、第1次も第2次も、ド

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    2019年05月19日