渡辺惣樹のレビュー一覧

  • 真珠湾と原爆 日米戦争を望んだのは誰か ルーズベルトとスチムソン

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    勉強になりました!

    ■ 重要ポイント
    ①スチムソンの善悪二元論
    社会ダーウィニズム的な文明序列観を土台に、幣原外交=「善」、軍部強硬派=「悪」という単純な二元図式で日本を見ていた。
    満洲事変では、フーバー大統領の慎重論を押し切ってまで満洲国不承認を断行するほど理想主義に凝り固まっていた。
    1930年代後半には対立図式が「中国=善、日本=悪」に転換。しかしこの二元論は結局、東アジアの安定にはつながらなかった(戦後ソ連が関東軍の武器を中国共産党に渡し、共産革命を後押しすることに)

    ②FDRの参戦欲求からくる日本の締め付け
    対独参戦を望みながら世論の不干渉主義に阻まれていたFDRが、対日制裁を段階的にエスカレートさせていった。
    ハル四原則は、表向きは普遍的な正論に見えながら、実質的には日本に大陸政策全体の放棄を迫る内容だった。
    首脳会談の提案も頓挫し、ハル・ノートが事実上の最後通牒として日本に届いた。

    ③原爆を作った人たち
    きっかけはアインシュタインの署名付き書簡(実際に書いたのはシラードら)だったが、彼自身は開発には一切関与していない。
    FDR・スチムソン・軍・科学者が短期間で巨大な組織(マンハッタン計画)を作り上げ、開発を加速させた。
    標的選定では「早期使用・軍民複合標的・無警告」という結論が出ており、京都だけはスチムソンの個人的な思い入れで外された。

    ④そして使ったトルーマン
    副大統領時代は原爆計画の存在すら知らされておらず、大統領就任からわずか13日後に全容を知らされた。
    ポツダム会談中に実験成功の報告を受け取り、既定路線だった使用方針を追認する形で投下を決定。
    戦後は「原爆は本当に必要だったのか」という批判にさらされ続け、スチムソン自身も釈明論文を書くほど悩んだ。

    ■ 気づき
    現実や状況を学び判断できる「リアリスト」ではない人たちが、それぞれの限定的な視点・信念で動いた結果が積み重なって開戦・原爆投下に至った、という読後感

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    2026年09月22日
  • 真珠湾と原爆 日米戦争を望んだのは誰か ルーズベルトとスチムソン【WAC BUNKO】

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    <目次>
    WAC BUNKO化にあたって
    はじめにー歪んだ歴史観を見直そう
    第1章FDRの本当の敵は誰だったのか?
    第2章真珠湾攻撃を恐れていたハワイ
    第3章原爆を落とした男、スチムソンの野望

    2024/12/1初版発行
    2020/8に刊行された単行本を加筆修正した文庫化。

    P15日本は満州を除く中国そしてベトナムからの撤退
    も検討していた。~

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    2026年08月16日
  • 謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源

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    とても勉強になりました。

    受け入りではなく自分で情報を取って学ぶことが大事と再認識しました。

    ■ ポイント
    ・国際金融資本
    ・歴史はシーソーゲームである
    ・中央銀行(紙幣発行権)の民営化、国有化
    ・歴史はイワシの大群
    ・マスタープランはない、各人のアクションの結果
    ・歴史は一概に言えない。多要素あり
    ・本当を記載していると思われる文献を学び思考し自分の考えを持つ

    ■ アクション
    ・英語の勉強?
    ・歴史古典に触れる★

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    2026年04月29日
  • トランプの理性を破壊したのは誰か イラン、イスラエル、ウクライナ、ロシア…トランプ外交を分析する20の視点

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    色々と勉強になりました。渡辺惣樹さんのおっしゃることはだんだんと陰謀論めいてしまっている面がありますが、それが逆に…世界がそのように動いているとしたら…恐ろしくもあります。
    いずれにしても、普段接している情報とは別の角度からの見方を渡辺惣樹さんは与えてくださるので、観点のバランスを取るために貴重と感じます。

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    2026年04月29日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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     なるべく感情を廃して、後世を知る色眼鏡を廃して、当時の人たちの視線で公平に伝えてくれた渡辺先生の意図を尊重し、私も、激しい喜びもなくかといって深い絶望もない、植物のような心で、穏やかに平凡に読ませてもらおうと思いました……が、無理でした。
     限界だねぇ、押すねぇ……バイツァダストッ!
     
     釈明史観は、『裏の皇国史観』と揶揄されるように、日本や枢軸国が全て悪かった……裏を返せば、日本や枢軸国が世界を動かしていた、それほどに影響力があった、英仏米ソは、何も影響など出来なかったと認めるという、無理無茶無謀な暴論なのです。
     その点、歴史修正主義は、事実のみを見て、端的に捉え、我々から見た味方の無力や過ちも認め、かつ、当時の人たちの懸命な努力も、敵となった人々への、戦う直前まで交渉を繰り返した、尊敬や愛情を認め、また、彼らも我々に尊敬と愛情を見せてくれていたことを伝えているのです。
     正直、涙なしには読めませんでした……。
     特に、ヒトラーに対しては、後世を知る私たちには多くの偏見があります。人種淘汰の残酷さは許してはなりませんが、そうなるまでの彼の、平和への惜しみない努力の数々は、正しく受け入れられ、知られていて欲しいと願うばかりです。

     日本の名酒と、ドイツのヴェリタスブロイを呑みながら……今日の平和のありがたさに、感謝を。

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    2026年03月02日
  • 覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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    大変勉強になりました。
    自身の知識・教養不足を痛感し、恥ずかしくなりました。
    また2025年、トランプ大統領が関税をかけたり、好き勝手やっているだけだと嫌悪していましたが、民主党と共和党の考え方の違い、アメリカ国内でも南部と北部で全く考え方が異なること、アメリカと中国が思想的に似ていること、イギリスのプロテスタントがやってきて今のおかしなアメリカができてしまっていること等々を知ると、アメリカを何とかしようとしていることに気がつきました。
    日本もかなりやられてしまっている。
    私自身ができることは何なのか?やるべきことは何なのか?を考えながら、引き続き学び続けていきたい。

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    2025年08月30日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    トランプが2020年選挙で落選したため、なんとなく説得力に欠けてしまいましたが、結局は書いてあることが正しいことが明らかになってきました。あの選挙が盗まれたものだったかどうかはこれから分かるかもしれないが、2024年もう一度トランプが当選したので、今さらどちらでも良いことかもしれない。

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    2025年07月08日
  • 覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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    「正義」とは誰の視点か。渡辺惣樹、ジェイソン・モーガン『覚醒の日米史観』はアメリカが描く歴史の裏側を照らし出す。捏造された正義、正当化された殺戮――それは日本が知らず知らずのうちに受け入れてきた物語だ。   

     本書は問いかける。私たちはなぜその「正義」に無防備でいられるのか。アメリカとの関係を再考することは未来を守るための覚醒でもある。歴史の奥に眠る真実に耳を澄ませたい。

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    2025年06月03日
  • トランプが戦争を止める 米露蜜月とネオコンの崩壊

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    漫然とマスメディアからの情報だけに接していると民主党側(いわゆるリベラル側)にバイアスが掛かった感覚に自身もなってしまいますので、ときどき意識的に共和党側(いわゆる保守側)に立った(というと渡辺惣樹さんには失礼で、「中立な」と言うべきかもしれませんが)見方に接して、感覚を補正しておくために渡辺惣樹さんの著書は欠かせません。

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    2025年01月11日
  • 覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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    ネタバレ

     今回も大変充実した内容を読ませていただき、ありがとうございました。筆者お二人は個人的にも慕っております。とはいえ、この二人が並ぶと、モーガンさんの過激さが際立っていて、少し笑ってしまいました。笑笑 茂木誠さんと並びましたときは、静かな中にも激情を秘めている二人というあたり、よく似ていたものですが、この二人ですと、そうなるのかぁと。笑



     カトリックはアングロ・サクソンの闘争心に歯止めをかける役割があった。組織化したあたりからおかしくなったという指摘は目から鱗でした。つまり、あれだけ残酷な戦争の歴史を辿ってきた西洋は、「あれでも”マシ"だった」のだと!カトリックの衰退とともに戦争が激化したというのは、なるほど、30年戦争であったかつてから、冷戦以降、60年以上も戦争・紛争だらけの啓蒙主義思想の時代になった様子を比較しましても、それだけ、暴力性の歯止めがなくなってしまった様子は見て取れます。単純に2倍です。つまりは二分の一に収めていたということで、なるほど、マシだったのか・・・と、驚愕です。
     そこでつい、日本人はすごいなぁと言いたくなりますが、そもそも日本は地形・立地条件において、あまりにも恵まれていたということは事実でしょう。海という天然の要塞に守られ、推進力を持つ鋼鉄の船の時代になるその日まで、本土決戦に侵されるようなことはただの一度もない平和な国でしたから。
     そうした恵もなく、諸外国と戦い続けなくてはならなかった西洋には、むしろ同情すらします。とはいうものの、それは狼を恐れて、異端の魔女狩りをしたり、森を焼き払ったりしたツケが来ているのであり、やはり自業自得とも思わないではないですが・・・「逢魔時」とは、元々、怪物に会うというオカルトではなく、オオカミが食欲をみなぎらせる夕暮れという、もっと生活に即した、身近な恐怖を例えたものであったことを鑑みますと、野生動物の脅威に晒されることのない現代文明の私たちが、当時のカトリックの人たちのオオカミへの恐怖を誹ることなど出来ないと私は思います。そこも含めて、やはり私は同情的です。
    ※異端とされた人、魔女とされた人は、そのほとんどが、森の近郊に住む人でした。都市部に住めない人という時点で、排撃させる所以のある人であり、偏見の対象となりましたが、そもそもオオカミの側にいて生きられるということが、生理的に不気味であったのでしょう。縄文人の遺伝子を持つ私たち日本人からすれば、森は恵を与えてくれると同時に、自分を死に至らしめる恐ろしさも持っているのは当然の理解ですが、それを受けいられないほど、西洋は都市部の贅沢に早いうちから慣れてしまったのかなと考えています。便利や贅沢があまりに早いうちに訪れるのも、倫理観からすれば不幸なことなのかもしれません。実際、迫害の対象として有名であるユダヤ人は「灰色狼」と呼ばれることもあったそうです。※詳細は、GOSICK/桜庭一樹 分裂病と人類/中井久夫 参照




     私も、渡辺さんと同様に、実は現在を楽観視しています。
     参議院選挙のとき、参政党が一議席しか取れなかったことを、その当時は大変に惜しむ思いでおりましたが、今となっては、神谷代表一人であったからこそ、他の人たちの当選を免れたと思えます。アメリカ大統領選挙に合わせて、今現在(令和6年10月)衆議院選挙が行われている真っ最中です。今回も、思ったような芳しい成果にはならないかもしれませんが、後から振り返れば、それでよかったと思えるような運びとなるであろうことは、これまでの経験則から直観しています。人に説明できないことなので、私がそう思うという話に過ぎないのですが・・・世の中、これから明るくなっていくと思います。気づいた人が少しずつ増えていますから。あまりにも壮大な絶望に一度悲観した後、もう一度楽観する人が増えていけば、きっと大丈夫です。それこそが、どれだけ世の中が乱れ続けようとも祈りを続ける、宮中祭祀・・・天皇陛下の、日本国民の「らしさ」だと思いますから。

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    2024年10月24日
  • 虚像のロシア革命 後付け理論で繕った唯物史観の正体

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    ネタバレ

    血の日曜日事件など、かつて教科書で読んだものの、具体的に何があったのかよく知らぬままにいた出来事の多くが、「ああそうだったのか」と納得できる形で説明されています。

    渡辺惣樹さんは、偉人の歴史には、女性がどう関わったかを調べずに語れないという着眼点が昔からあるようです。
    今回も、ロシアが革命で斃れるきっかけとなった哀れな皇帝が、どのような経緯であったのか、女性への傾倒と、帝王学を学ぶはずだった父があまりに早く亡くなってしまった不幸などを通じて説明されています。

    父に義理立てて遅らせた結婚ゆえ、彼を亡くせばすぐにでも式を取り持ちたいという個人的な想いには同情しますが、普通選挙に憧れる国民感情の無視や、過激派が思うままに内政を操っていることへの露骨な無関心など、目に余る未熟さも明らかです。
    その未熟さこそ、父をあまりに早く亡くした不幸ゆえと思えば、やはり同情はするのですが……ピョートル氏の規格外な好奇心を鑑みると、やはり、未熟は未熟であったと言わざる得ないと思われます。

    とはいえ、読み進めていくと、ニコライ2世は、決して未熟なままではなかったと分かります。むしろ、各国の世論をよくよくと調べ、世界大戦のリスクを見越していたナサニエルロスチャイルドと同様に、戦争回避を望んでいたことが分かります。インフラの債権の多くが、フランス由来であったため、そのフランスがドイツと戦わないと決めさえすれば、それだけで自動的に参戦は避けられたのですから。
    もちろん、ナサニエルが戦争を避けたかったのは、人情とか、そうした美しい話ではなく、ただの市場経済の安定を意図したものに過ぎませんが、金融資産によって世界支配を目論んできた彼ら一族の性質上、市場経済の安定とは平和の構築でもあります。イスラエルと米ネオコンの複雑な関係が出来上がるその前から、自らが就いた地の平和を守ろうとするユダヤ思想は、ある程度存在していたのだろうと考えました。

    それにしても、チャーチルの出世を支えたのが、袖にされた女性だったとは。つくづく、表の歴史には出てこない、偉人たちの男女関係というのは趣深い。ハニートラップのみならず、国家の動きを決める政治家・官僚たちの浮沈が、男女関係で決まっているというのは、どれだけ文明が進もうと、私たちは原始的に動物であることを思わざる得ないと直感しています。
    ナサニエルが戦争に反対だったことを思うと、チャーチルの背後にいた金融資産家は一体誰だったのか、気になります。彼を支えた女性にこそ、その金銭的な援助が約束されていたのかもしれません。

    そして、その後に記されていく、多くの、戦争を避けようとした人たちの勇気と、もつれる思惑の悲しみたち———まるで小説のように、物語を楽しむように、じっくりと読むことが出来ました。

    また、いかに、釈明歴史観、東京裁判史観が、歪なものであり、浅はかな情報の切り取りであったかが、明らかになったと確信出来ました。もちろん、もっと複合的に見ていけば、惣樹さんの解釈すら、見落としていることはたくさんあるのでしょう。
    けれど、それこそが、「歴史のIF」から、今に生かせる知恵を見出し、伝えたいと願う、惣樹さんの想いに敵うものだと思います。自分が永遠に正しいことを証明しようとしたチャーチルが愚かであったなら、自分よりも多くの人を幸せに出来る道筋を見つけた人が現れたなら、嫉妬ではなく、祝福で応えたいものです。

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    2024年06月19日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    学校で習う歴史解釈とは違った断面から世界史を眺められる好著。

    印象に残った点などをいくつか。

    ①ピカソやロバート・キャパは共産党シンパであり、『ゲルニカ』などの作品は共産主義勢力のプロパガンダ作品。

    ②FDRや妻エレノアは共産主義シンパ。晩年の二人は仮面夫婦。

    ③英国首相チャーチルに対する過大評価の風潮。二つの世界大戦に英国が参戦するのに重大な役割を果たしている。日本の歴史家は、チャーチル大戦末期に選挙で負けたことを無視しがち。日本への無警告での原爆投下をトルーマンに勧めていた。

    ④スターリンの死に様。スターリンを畏怖するあまり、発作に陥った彼に誰も近寄らずに処置が遅れてしまうことの皮肉。

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    2023年12月31日
  • 謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源

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    まえがき 渡辺惣樹
    第一章国際金融家 vs.ロシア二〇〇年戦争
    なぜかくも陰謀論と歴史修正を恐れるのか
    陰謀と策略は世界の常識
    実は二〇〇年以上続いている”戦争”
    中央銀行を拒んだアレクサンドル一世
    なぜリンカーンは暗殺されたのか
    民間ではなく国家の中央銀行をつくったロシア
    ロシア革命の本質は「ユダヤ革命」
    「操り人形」のウッドロー・ウィルソンにつくられたFRB
    ついに国際金融家の軍門に下るロシアとアメリカ
    アメリカ弱体化で使い捨てられた「ソ連」
    第二章ナポレオンと「哲人政治」の本流
    プラトンの「国家」を耽読したナポレオン
    歴史を変革したナポレオンの偉業
    革命から哲人政治へ
    なぜ「哲学者」は軽視されるのか
    哲学者と独裁者
    民主主義では世界わからない

    ヨーロッパの哲人政治を見よ
    要するにヨーロッパの「戦争」というのは、捕虜はとらず全員虐殺し、略奪をほしいままにする。
    中国に孔子が説いた「論語」の世界がないように、ヨーロッパに国際法の世界が本当にあるのか、まことにあやしい。
    高山正之さんが詳しく書いてますが、バターン死の行進は虐待でも何でもありません。長距離をゆっくり移動しただけのことです。原爆投下という未曽有の虐殺を糊塗するために、日本軍の行為をどうしても非道に宣伝する必要に迫られた。欧米文化特有の二重の心理構造がある。自分達は捕虜を虐殺しておきながら、捕虜をとった日本に対し虐待したといまも批判する。
    本当に人種差別がひどい。別人種に対しては何をしても許されるという感覚がある。会田雄次の「アーロン収容所」に書いてある通りで人間扱いしない。
    ナポレオンの時代も捕虜虐殺は当然のことであって、みながそうしていたからしないように国際法を定めたわけでしょう。
    この彼我の差は指摘しておきたいです。

    第三章ヨーロッパを脅かした新興国アメリカ
    ヨーロッパとアメリカの関係を掘り下げる理由
    イギリス協調に転換したナポレオン三世
    イギリスはずるい
    英米戦争を仕掛けたのはイギリスかアメリカか
    自由貿易帝国主義者と保護貿易主義者の戦い

    領土交渉は金で解決するのが賢いやり方
    外務卿の沢宣嘉は、アメリカのスワードに「占有の正当性で議論するよりも金で買った方が後顧の憂いをつくらない」、と教えられた。
    アラスカもフィリピンも買ったことにしている。

    会議は踊ったほうがいい
    ロシアを狙うのコンの野望は失敗する
    第四章世界大戦を仕掛けたチャーチルの闇
    どうしてアメリカが参戦しなければならなかったのか
    「バルフォア宣言」がなされた理由
    誰もイギリスが参戦するとは思っていなかった
    チャーチルとロスチャイルド

    参戦を阻止できなかったロスチャイルド
    これは真面目な話ですが、男と女の関係を見ないと歴史は書けない。

    世界大戦はどこまで仕組まれたのか
    第五章操り人形ウィルソン大統領の大罪
    ウィウソンに裏切られたドイツ
    ウィルソンのキングメーカー
    チャーチルとも親密だったバーナード・バルーク
    バカな大衆の洗脳を当然視するウォルター・リップマン

    非現実的な賠償金額
    ベルサイユ条約が調印されたのは一九一九年六月二八日、この日が5年前に大戦勃発の引き金となったオーストリア皇太子が殺された日でした。東京裁判でA級戦犯とされた指導者たちの処刑の日を皇太子(現上皇陛下)の誕生日に選んだように、欧米は日付設定にも悪意を込める。
    英米のドイツへの激しい憎しみは、非現実的な賠償金請求からもわかります。

    大戦をアジアに波及させなかった日本の貢献
    人種差別主義者だったウィルソン
    アメリカの若者の命を奪ったウィルソンの罪
    第六章ドイツの英雄だったヒトラー
    一九三八年で死んでいたらドイツ史上最高の政治家だった
    ナチスドイツの目覚ましい経済復興
    反ユダヤ主義ではなく反共産主義
    国際金融勢力の逆麟に触れたヒトラー
    ソ連承認は世紀の愚策
    強欲で自壊したチェコスロバキア
    フランクリン・ルーズベルトの愚策
    ヒトラーを追い詰めたドイツ系移民の虐殺
    ドイツ版とアメリカ版のニューディール政策の相違
    ヒトラーが鉄人政治家だった可能性
    弟七章仕組まれたアメリカ解体が生んだトランプ
    日本とドイツの敗戦で台頭したソ連
    地球上で「共産主義」とは共存できない
    蒋介石が暴露する共産党の実態
    毛沢東の「独裁者宣言」
    八百長というべき冷戦時代
    マッカーサーの回想
    アメリカとソ連の結託
    ベトナム戦争中、ソ連に援助したアメリアk
    アメリカ人がいなくなったアメリカ
    第八章プーチンは誰と戦っているのか
    ゴルバチョフがトドメを刺したソ連崩壊
    冷戦後の世界史を混乱させたネオコン
    ネオコンの教祖レオ・シュトラウス
    独裁者か鉄人か?
    キッシンジャーがつくった「ペトロダラーシステム」
    ロシアを取り戻すプーチンの戦い
    干渉主義者 vs. 孤立主義者
    なぜアメリカは中国に甘かったのか
    第九章二〇〇年戦争の行方
    選挙で民意が反映されないアメリカ

    フロリダ州で起きたレッドウェーブに注目すべき
    CNNは社長がジェフ・ザッカ―からクリス・リヒトに替わって以来、極左アンカーがどんどんクビになっています。

    グローバル勢力に対峙し続けるプーチン
    英米と欧州の乖離
    アメリカの代弁者に過ぎないゼレンスキー
    ノルドストリーム爆破は英米の仕業か
    アメリカはプーチンに核を撃たせたがっている
    「ウクライナ」の正体
    ゼレンスキーにも利があったアゾフ大隊の壊滅
    ロシアとボタンの掛け違いは江戸時代から
    日英同盟は日露戦争のお膳立て

    極左化する世界
    欧州の右傾化が問題にされていますが、実態は逆で世界は明らかに左傾化している。その急先鋒がアメリカで、日本も追随している。今やロシアだけではありませんか、自国の国民と文化と伝統を大切にしている国は。

    言論の自由を守る二つのプラットフォーム
    FacebookやYouTubeなど世界で言論弾圧が進む中、言論の自由を守る。
    一つは「ランブル/Rumble」もう一つがTwitterを買収したい―ロン・マスクの存在です。
    ツイッターを買収したい―ロン・マスクは、すごい哲学を持っていますね。人類の文明、伝統と言っていいかもしれませんが、それを守るためには自由な言論のプラットフォームが必要であるという、本当の意味でのビリオネアの夢と役割を果たそうとしています。


    自分の頭で考えられる人が本当の「保守」
    あとがき 馬渕睦夫
    渡辺さんは「歴史の細部を見ることで大きなうねりも見えて来る」とするミクロ的アプローチ。私は、「大きな流れを把握した上で、適宜細部で補強する」マクロ的手法を旨としてる。

    本書に取り上げられている人物や出来事を、ところどころ調べながら読みました。

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    2023年11月02日
  • 「正義の戦争」は嘘だらけ!ネオコン対プーチン スペイン内戦からウクライナ戦争まで

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    はじめに~「プロパガンダ報道」に惑わされないために
    渡辺惣樹

    第一章 米ネオコンに操られるウクライナ戦争

    第二章 繰り返される「1984」的な「戦争プロパガンダ」

    第三章 「正しい戦争」と「不正な戦争」都があるのか?

    第四章 スペイン内戦ー共産主義礼賛史観を修正せよ
    フランコは悪者にされているけれども、もっと評価されるべき政治家だ。

    おわりにー米国ネオコンは二十一世紀のスターリニストだ 福井義高

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    2023年09月23日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    歴史を綴るのは過去を遡る行為である以上、知識の範囲(地球上全ての事実を知るのは無理)や思想、時代背景その他様々な要因に縛られて記載されているものとの前提で見る。いずれも一方的な見方をするのは危険だと考えて触れるべきだと思う。とは言え本書は最近の私自身の考え方に最も近く、私自身も否定する材料は探せない事から、見事に心を掴まれてしまう。
    先の大戦(第二次世界大戦)は時間をかけてゆっくりと膨らませてきた風船、それは一つでは無く色も大きさも異なる多数の風船が膨張し過ぎてひしめき合い、ある日突然誰かが針で刺す様な行為で破裂した結果だとぼんやり考えてきた。
    世界に破壊的な恐怖をもたらした大戦の要因とは何か。大きくは民主主義と全体主義、資本主義と共産主義のせめぎ合いと捉えるのがごく自然だし、少し狭めて見れば、ポーランドや英仏、米国にソ連、そして定説として語られてきた歴史上の大戦の当事者である独、日の個々の利益のぶつかり合いである事は言うまでもない。
    本書で登場する主要な人物として、ヒトラー、チェンバレン、チャーチル、FDRを中心に各国の外相や外交官のやり取りを詳細に追っていく流れは、推理小説の様にスリリングで一気に頭の中はセピア色の「現場」に自身を置くことになる。まるで会話を傍で聞いてるかの様な感覚だ。
    所々、読み手は地図上の国の形や国力をグラフでイメージしながら辿っていく事になるだろうが、ページをめくると良いタイミングで効果的に当時の地図が掲載されてくるので読みやすさもある。
    全くあり得ない事だが、必然的に自分ならこうするだろうと、あたかも国の元首や外相外にでもなった様な考えが頭の中で生まれてくる。ああ、もう少しあと20年早くこんな気持ちになっていれば(本書に出逢っていれば?)、少しは政治の道を目指したかもしれないなと。
    誰が戦争を起こすのか、タイトル通り最終的に風船に針を刺すのは前述の個人を始めとした政治家たちだ。第一次大戦からの国民の積年の恨みを一挙に晴らした代弁者、個人の利益や後世に残る名声にこだわってしまった人々。背後で暗躍する赤色で染めようとする思想家たち。それに見事に翻弄されていく人々。皆それぞれに抱えた背景を後世の歴史家が自身の歴史観で如何様にでも描ける。時代が彼等を生み出したのか、彼等が時代を利用したのかは分からないが、結局膨らむ風船を掴んで後世に名を残す程に高く昇って行った事は間違いない。途中で重し扱いでポロポロと落とされていく民衆には多くの悲劇と犠牲が強いられるのではあるが、風船を飛ばしたのも民衆だ。
    そう考えると、成る可くして成る、起こる可くして起こる戦争の過程は今のウクライナ戦争を見ていても非常に合致する点が多い。
    今まさに動いている現在をその様な歴史的、大局的、全網羅的に眺めるのは不可能ではあるが、少しでも広く高い視点で世界地図を眺めていないと、身に降りかかる火の粉は払い落とせないだろう。もちろん大半はその様な力を持てないが。
    まずは本書を手に取り流れに身を任せる事で濁流をもがく状態から緩やかな清流を泳ぐ力を自分が持たなければと感じた。

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    2023年04月08日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    従前学んできた事とは違った観点からのアプローチで、そのような事情があったとは露知らずに歴史を学んできた事に反省した。
    教科書等の説明も、ある観点からの説明であり、違った見方をする事の大切さを学んだ。

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    2022年04月23日
  • アメリカ民主党の欺瞞 2020-2024

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    政治でもなんでも、2つ以上の意見がある時には、そのどちらの意見も知りたい私。

    トランプ氏を支持している人の意見は、ネットにはあるが、主要なメディアではまず取り上げられない。
    陰謀論だとか、頭がおかしいとか言われていることは耳にしてはいるが、真剣に支持している人の考えを知りたかったので、とても参考になる一冊だった。
    私が中学生の頃に憧れたアメリカはどこへ行ってしまったのだろう。音楽、映画、文学。あの頃にアメリカが感じられない。そして、これからどこへ向かっていくのだろう。
    日本とって、一番重要で大切な国なのに…。

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    2021年08月05日
  • アメリカ民主党の欺瞞 2020-2024

    Posted by ブクログ

    私は極端な政治的思想の持ち主ではない。左でも右でもない。少なくとも極左や極右ではない。
    その前提で、この本は読んで損はないと思う。普段私たちが接しているメディアは強弱あるにしてもほとんどが基本的にリベラル系(あるいはリベラル系の受け流し)。つまり知らず知らずのうちにバイアスの掛かった見方の入った情報を浴びている訳で、この著書のように扇情的な陰謀論者とは一線を画す、冷静な保守側からの米国政治の裏側解説は貴重。
    繰り返しますが、この著者の書いていることが全て正しい見方であり真実であるかどうかは分かりません。まあ、政治の世界は所詮は狐とたぬきの化かし合いでしょうから、共和党側にもダークな面は多々あるでしょう。…が、ニュースの見方のバイアスバランスを取るために、こちら側の見方を知ることも有用と感じる次第。
    …それくらい、結構「衝撃的」です。こちらの内容。

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    2021年06月18日
  • 激動の日本近現代史1852-1941

    Posted by ブクログ

    いやー、危険な本である。
    なぜ危険かと言うと、対談なので骨子の部分、触りの部分しか語られておらず、「詳しくは拙著『  』に書いたのですが」という感じになるので、その「詳しい」部分が気になってしまい、読みたい本がどんどん増えてしまうという…(苦笑)
    しかし、この本を含めて、近現代の国際関係史はこの20年くらいの間に大きく通説か覆されているのですね…未だに教科書には反映されていないことが多数と思いますが。
    例えば、どうやら私の知る「韓国併合」の背景もがらっと認識を改めなければならなさそうです。ほんと、外交は二国間関係だけでみてはいけませんね。背景にある多国間関係を見ないと。

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    2020年09月18日
  • 真珠湾と原爆 日米戦争を望んだのは誰か ルーズベルトとスチムソン

    Posted by ブクログ

    筆者が一貫して主張している、ルーズベルトの考察が下地になっている。ただし本書の主役はスチムソンで、彼が対日政策に果たした役割に焦点を当てて駆け足で原爆投下までを追った内容。
    正直筆者の本にしてはかなりあっさりしている、という印象。
    言ってしまえば、過去の著作からのダイジェスト版的な感じ。
    だからこの本で初めて筆者の主張に触れたら、果たしてどこまで読者が食いつくのかなあ。

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    2020年08月16日