渡辺惣樹のレビュー一覧

  • 「正義の戦争」は嘘だらけ!ネオコン対プーチン スペイン内戦からウクライナ戦争まで

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     私達は、何を見せられ、何を聞かされているのだろうか。歴史に限らず、信じ込まされているものが、あまりに多い気がする。

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    2022年11月02日
  • 第二次世界大戦とは何だったのか 戦争指導者たちの謀略と工作

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    著者の渡辺さんによると、本書は第二次世界大戦の流れが頭に入っている人向けとのこと。チャーチルやフランクリン・ルーズベルト、スターリンなど歴史の表舞台の政治家らとその家族、関係者らの心情を人間ドラマとして開戦直前から終戦まで浮き上がらせている。

    確かに教科書にない情報満載なので新しい視点を与えてはくれるが、どうも頭に入ってこなかった。史実を解説するとも異なるし、かと言って歴史小説というにも程遠く(渡辺さんは小説家じゃないし、本書にその趣旨もないわけだが)歴史の裏方で活躍してた政治家家族やスパイなどの初耳人物らに感情移入ができなかったのがその理由だろう。昼間のワイドショー賑わす愛憎劇の類が頭に入ってこないのに似てる(芸能人に興味がない)。

    それにしても日本だけでなく全参戦国に問題はあったが、中でもチャーチルは戦禍に油を注いで全世界まで拡大させてしまったという意味で罪が重い。敗戦国だけが裁判にかけられるのも納得がいかない。

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    2022年07月10日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    いつの時代も政治家は己の私利私欲のために行動していますが、米国と日本ではまるで異なります。日本もたいがい酷いですが、米国は他国の国民にミサイルを撃ち込みます。
    経済力としての規模も米国はとてつもなく大きいので、政治家の私利私欲な行動が、地球上の多くの人間の生命を脅かす。その権化が、民主党であり、ヒラリークリントンだそうです。他の書籍でも通づるとこですが、ネオコン(ディープステート)達がどのような悪事と根回しをしたのかの真実は不明です。しかし、ヒラリークリントンが国務長官時代にプライベートサーバーを使うという法律違反、機密漏洩、大手メディがヒラリークリントンを擁護し続けていたというのは真実でしたね。

    本書全体を通して感じたことは、アメリカもずいぶんおかしな国ですね。とても中国=悪だという流れにもっていくのも、疑問を抱くレベルです。
    読み物として、面白い1冊でした

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    2021年05月15日
  • アメリカ民主党の崩壊2001-2020

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    反トランプ主義のメディアとは異なるスタンスで描かれており、視点の多様性を確保するには良いと思える1冊。

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    2020年02月22日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    要するにナチスドイツの脅威より共産主義の拡大を警戒すべきであった、という観点から歴史を見直し、チャーチルやF.D.ルーズベルト(やチェンバレンら実際の政治家等)の誤った判断がなければ第2次世界大戦はなかったはずなのに、と過去の現実を修正するのが歴史修正主義なのか? と思わせる。
    第2次大戦は共産主義者(ある部分ではユダヤ(借金を補填してもらうなど、チャーチルはユダヤ系富豪たちと親密だったということを記した節が「チャーチルの策謀」と題されていたりする。))の謀略だと言いたいのか? と途中思ったが、そんなことまでは言わず、英独開戦までの事象を割と淡々と記述して終わった。
    ただ、第1次も第2次も、ドイツのせいではない、とは言いたいのはわかった。実際、第1次大戦はドイツが主導して始めた、という刷り込みって、別にないような? 第2次大戦の大元はベルサイユ体制の不公正さというのも、教科書でもそう習ったような。
    しかし、ベルサイユ体制への固執を満洲問題にまで適用するのは違和感ありあり。たらればで言えば、日本が介入しなければ国共合作も起きなかった、つまり中国の共産化は防げたかも、と言えてしまうのでは。
    たらればだったら、ヨーロッパ戦線についても、ドイツの東進を英をはじめとする第三国が許容したら、確かに独ソ戦争でおさまった(両国の間にある小国は壊滅…)かもしれないが、ヒトラーとスターリンという両キャラを考えると、19世紀までのように適度(?)なところで終戦にならなかったのでは。ソ連のほうが勝つ可能性だってあったと思うのだが、そしたら、反共陣営からしたら実際よりもっと悲惨な事態だったのでは? ヒトラーが勝ったとして、超強国となったドイツに(ドイツが西には一切進まなかったとしても)仏英が耐えられるだろうか? 結局泥沼化していたのでは(それでもアメリカさえ参戦しなければ「世界大戦」にはならないようだが)。日本についても、アメリカを参戦させないことが肝要なら、挑発に耐え、真珠湾など起こさなければよかったのに、欧米の権益を侵さないのは言うまでもなく…という話になりそう。
    ポーランドやチェコスロバキアの状況の記述は新鮮だった。しかし、ダンツィヒ(グダニスク)をドイツに渡したほうが、つまりみんなのために自国が犠牲を払えばよかったんじゃん、と後知恵で言われても、今の日本に置き換えて考えれば、きわめて難しいのは自明だと思うが。
    引かれているのが2次文献(もしかして修正主義の著作ばかり?)ばかりで、孫引きも多いのが気になった。著者はなく編集方針かもしれないが、参考文献一覧がないのも不便だと思う。

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    2019年05月19日
  • 戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実

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    馴染みの無い事実に驚かされる一方で、論理性が見えない記述もちらほらあり、いろんな意味で興味深い書。

    ヒトラーをめぐる評価の基本スタンスには共感できる。すなわち「ヒトラーは悪魔だった。しかし1938年までの段階では、彼はドイツを立て直した強力なリーダーとして世界的に評価されていた。われわれはその当時の視点に立脚して彼とドイツを見なければ、正しい歴史評価は行えない。」というもの。当然な話だが難しい。

    ヒトラーが英国と戦争中にソビエトとの戦争(つまり二正面戦争)に突入したのは英国に戦う理由を喪失させるため、との一部歴史家の説明にまったく腹落ちできないでいたが、この書を見るとなんとなく理解できた。

    しかし、当初ヒトラーにポーランド侵略の意図は無かったという主張はどうだろう?確かにヒトラーは、ポーランドに対し当初一貫して対話姿勢をとったという事実は重要だろう。しかし、「我が闘争」でうたっている「共産ソ連とその衛星国の支配」を実行するためにはポーランドを支配下に置かねばならず、矛盾しているように聞こえる。
    またチャーチルがいなければ欧州戦争は独ソの局地戦に終始したはず、という主張と、ダンツィヒ回廊をめぐるポーランドの頑固と英国の(無謀な)対ポーランド安全保障が日本における300万人の犠牲をもたらした、という主張は論理がわからず首肯もできない。

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    2017年04月06日