ジョージ・S・クレイソンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
特別なことは書いてなく、お金に関して基礎的なことを教えてくれる本だった
コラムがいちばん参考になる
【要約】
古代バビロンを舞台に、「富を築き、守り、増やすための不変の法則」を物語形式で説く
かつては貧しい記帳係だったバビロン一の大富豪アルカドが、友人や市民たちにその知恵を授ける過程を通じて、現代にも通じる資産形成の原則が明かされる
■黄金に愛される七つ道具
①収入の十分の一を貯金せよ
稼いだお金の少なくとも10分の1を自分のために取っておく
②欲望に優先順位をつけよ
欲望と必要経費を混同せず、収入の9割で生活する予算を立てる
③貯えた金に働かせよ
貯蓄(元金)が生み出す利息をさらに再投資し、「黄金の流れ」を作る
④危険や天敵から金を堅守せよ
投資の際は元本の安全を第一に考え、その道の専門家のアドバイスを求める
⑤より良きところに住め
自分の家を持つことで生活費を下げ、自信を養う
⑥今日から未来の生活に備えよ
老後や家族のために、長期的な備えをしておく
⑦自分こそを最大の資本にせよ
自身のスキルを磨き、知恵を深めることで、より多くの報酬を得られるようにする
■「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
①金は将来のために収入の10分の1を貯める人に喜びを持って集まる
家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
②金はそれを有益に活用する賢い持ち主のために、羊のように増えながら働く
黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば黄金は懸命に働くことだろう
③金は専門家の助言に従って慎重に投資する持ち主のもとに留まる
黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
④金は自分が知らない分野や専門家が勧めない目的に使うと、手元から離れていく
自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに 投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
⑤金は非現実的な高利益を狙ったり、詐欺師の誘いに乗ったりする人からは逃げていく
非現実的な利益を出そうとしたり謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を妄信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
単なる蓄財術だけでなく、「幸運」と「行動」の関係についても触れている
幸運の女神は、「先延ばし」をせず、チャンスが訪れた時にすぐに行動する人に微笑むと説かれている
さらに、借金に苦しんだダバシールの物語を通して、「決意のあるところに道は開ける」という教訓とともに、誠実に借金を返済しながら自分のための貯蓄を並行して行う具体的な計画も提示されている
最終的に、バビロンの繁栄がそうであったように、「個人の知恵と努力」こそが真の富を築く基盤であると締めくくられている -
Posted by ブクログ
この本は、お金を働かせるという部分に焦点が当てられる事が多いが、実際にはそこではなく、貯金と倹約ではないだろうか?
また10分の1を残すという部分には、西欧においては、それがどういう意味を持つのかを、誰もが理解しています。聖書では、それを神に捧げるものとしていますが、それは実際には究極的な意味での最大効率が得られる貯蓄法だと私は理解しています。
お金持ちと幸福とは必ずしも同じではないのだけれど、ここに描かれている主人公達(お金持ち)は、過去の自分の失敗を反省し、他者からのアドバイスを聞き、決めた事を自制を持って継続出来る者達で、人間的成長と経済的成長を同時に勝ち得ている。
-
Posted by ブクログ
古代都市バビロンは、当時、世界で最も裕福な都市であり、それを支えているのは、住民の金銭感覚の高さにあった。その中でも、バビロンで一番の大富豪であるアルカドは、元々は裕福な家庭育ちではなかったが、金貸しのアルガミシュから資産運用の方法を学び、富を築いた。
この本は、そのアルカドの話から、物語的に現在でも使えるマネーリテラシーを学ぶことができる。内容としては、難しくはなく、これからのお金の考え方について意識を変えながら実践できることばかりである。まずは、収入の十分の一を貯め、それを様々な形で運用していく方法が書かれた、マネーリテラシーの入門書ではないかと思う。 -
Posted by ブクログ
こういう本って説教くさくて(失礼)
あんまり頭に入ってこないんだけど、
これはするすると読めた。
乱暴な要約をすれば、
『倹約に努めて真面目に働き、賢者の声を聴け』
ってことなんだと思うけれど、
これが今も読まれているのは
それがいかに難しいことなのかを示していると思う。
最後の文でバビロンが今はなく、
当初はその存在すら知られていなかったことに驚いた。
これだけの文明のあった都市がどうして?と思ったら
余所者に侵略されて、街を捨てたとある。
結果、バビロンは崩壊した。
入れ物だけあっても、中身が伴わない限り存続は難しい。
本当に本著の内容のまま存在した都市、バビロン。
今お金持ちだと言われてる人たちが
その子孫だったりしたら面白いなぁ。