ジョージ・S・クレイソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は、お金を働かせるという部分に焦点が当てられる事が多いが、実際にはそこではなく、貯金と倹約ではないだろうか?
また10分の1を残すという部分には、西欧においては、それがどういう意味を持つのかを、誰もが理解しています。聖書では、それを神に捧げるものとしていますが、それは実際には究極的な意味での最大効率が得られる貯蓄法だと私は理解しています。
お金持ちと幸福とは必ずしも同じではないのだけれど、ここに描かれている主人公達(お金持ち)は、過去の自分の失敗を反省し、他者からのアドバイスを聞き、決めた事を自制を持って継続出来る者達で、人間的成長と経済的成長を同時に勝ち得ている。
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Posted by ブクログ
古代都市バビロンは、当時、世界で最も裕福な都市であり、それを支えているのは、住民の金銭感覚の高さにあった。その中でも、バビロンで一番の大富豪であるアルカドは、元々は裕福な家庭育ちではなかったが、金貸しのアルガミシュから資産運用の方法を学び、富を築いた。
この本は、そのアルカドの話から、物語的に現在でも使えるマネーリテラシーを学ぶことができる。内容としては、難しくはなく、これからのお金の考え方について意識を変えながら実践できることばかりである。まずは、収入の十分の一を貯め、それを様々な形で運用していく方法が書かれた、マネーリテラシーの入門書ではないかと思う。 -
Posted by ブクログ
こういう本って説教くさくて(失礼)
あんまり頭に入ってこないんだけど、
これはするすると読めた。
乱暴な要約をすれば、
『倹約に努めて真面目に働き、賢者の声を聴け』
ってことなんだと思うけれど、
これが今も読まれているのは
それがいかに難しいことなのかを示していると思う。
最後の文でバビロンが今はなく、
当初はその存在すら知られていなかったことに驚いた。
これだけの文明のあった都市がどうして?と思ったら
余所者に侵略されて、街を捨てたとある。
結果、バビロンは崩壊した。
入れ物だけあっても、中身が伴わない限り存続は難しい。
本当に本著の内容のまま存在した都市、バビロン。
今お金持ちだと言 -
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ネタバレ 購入済み
黄金法則は、普遍の真理
無料試し読みを読んで、続きを読みたくて購入しました。黄金法則と言いながら、当たり前のことを整理しているだけかと思いました。・・・いやいや、数千年かけて、色々な人が、色々な表現で語った人類普遍の真理だから、聞いたことがあるように感じるのだろうと思い直しました。
「籠の中に毎朝10個の卵を入れ、毎夕そこから9個を取り出す。そうすれば、いずれ籠は卵であふれかえるだろう。(収入の10分の1を貯金する。)」ウ~ン、サラリーマンは、これに尽きますかね。コラム作者が奨める「外国株式のインデックスファンド購入」についても、たまたま、私が、約1年前から始めたインデックスファンド積立が、コロナショックを乗り越え