松本礼二のレビュー一覧

  • 反啓蒙思想 他二篇

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     「啓蒙の中心的諸原理、すなわち普遍性と客観性と合理性、生活と思想の真正の問題のすべてに恒久的な解決を与える能力、そして観察と論理的思考の適切な能力を備えて考える人なら誰にでも合理的方法は開かれているという前提」(45-46ページ)に対する批判、反対である反啓蒙思想に関する論集。

     『反啓蒙思想』で、ヴィーコ、ハーマン、ヘルダーなどその思想的系譜が簡潔にまとめられており、良いガイダンスが得られる。

     『ジョセフ・ド・メストルとファシズムの起源』。
     ここで取り上げられるド・メストルという人物をまずもって知らなかった。1753年生まれで、フランス革命期からナポレオン帝政期の同時代人である。啓

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    2022年09月19日
  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)

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    政治のことばかりとおもっていたら、最初がアメリカの自然についてのことで驚かされた。
     ところどころフランスとの差異は書かれているので、その比較としては意味があるであろう。どこがよく引用されるのかがよくわからないので、引用された都度、これを見るのがいいと思われる。

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    2022年07月04日
  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)

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    結構期待して挑んだものの、やはり古典的な印象が否めない。しかし、これは当時とても革新的だったのだろう。言葉遣いは結構すき。民主主義に潜む多数派専制の危険性の指摘など。

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    2012年06月02日
  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)

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    ネタバレ

    19世紀、アメリカ合衆国を悉に見て回ったフランスの思想家トクヴィルによる当時の「最新のアメリカレポート」。当時のヨーロッパ諸国の状況を知らないと今ひとつわかりづらいかもしれないが、欧州の軛から自由になったアメリカという国家が、その風土、人民の気風、世界の中での地理的・政治的な位置などの特異さから、「民主主義」という大きな特長を涵養する事になった、ということだろうか。アメリカという国の成り立ちから、今の巨大国家アメリカの行動原理が見えてくることを期待する。

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    2012年06月01日