八木敏雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと敬遠してきた本ですが、ブラッドベリの『緑の影、白い鯨』を読んだのを機に、チャレンジしてみることに。
あまりに分厚いので読み通せるか心配になったけど、なかなか読めない理由はそこじゃなかった。話の途中で、とつぜん鯨に関する記述が延々と始ったり、真面目に読もうとすると根気が続かない。そういうところは読み飛ばし、本筋だけを追っていくという邪道な読み方になってしまいましたが、おかげでなんとか、息詰まるラストまでたどり着くことができました。
最初から不吉な予感につきまとわれた死の船に君臨するエイハブ船長のキャラクターがとにかく圧倒的。そのすさまじい死にざまは、まるで映画を見るように目に浮かびます。そして初めて、スターバックスの店名が不運な航海長に由来していることを知ったよ・・・でもなんでそんな名前を店に? -
Posted by ブクログ
鯨に特別な思いが無い為
鯨に関する知識のページ等は飛ばしました。
とても長いのですが
船に関することなど
緻密に書かれているので
海が好きだったり船が好きだったりする人は
ゆっくり想像しながら読めば
味わえるんじゃないかと思います。
私はせっかちなので無理でした。
人物に関する印象としては
スターバックは理性的で
偏執的化身エイバム船長に色々もっともなことを
言うけど一蹴されて
周りもなんだか乗り気で一人浮いちゃいそうだし
ちょっと可哀想だなーと思いました。
逃げ場が無い海でこのポジションは相当
きついと思いますね。
クイークェグが面白いので読めました。
先を読むかは決めてないですが
モービーディックが出てくるところは読みたいなと思います。
難しい本ですね。 -
Posted by ブクログ
重厚で壮大な長編小説が読みたいと思って,白鯨に挑戦してみた。
1巻の表紙をめくって,ピークオット号の航路と主要人物紹介を見たところ,航海の顛末がすべて明らかにされてしまっているではないかっ!若干ゲンナリしつつも,気合いで読み進める。
個性的な登場人物の長ゼリフ(たいがい意味不明),鯨の生態に関する解説(古すぎて学術的価値が不明),捕鯨活動の詳細な描写(情景を思い描くことは困難)で埋め尽くされた3冊。これを31歳で書き上げた著者は凄いと思うけど,いかんせん読むのは苦痛。
そのくせ,ラスボスとの戦いは,それまでの1000ページを軽く超す前振りに比べると,けっこうあっさり敗北し,唐突に物語終了。なんだかなあ…。でも,読後の達成感は半端なかったので星3つ。 -
Posted by ブクログ
先日の海底二万里もそうだったが、150年前(明治維新前!)の小説ということで、見事に古びてしまっている小説。
いまさら鯨について語られても新味はないし、開陳される知識も古びているし、こうなりゃ物語としての面白さを味わうしかないのだが、特に波乱万丈の物語というわけでもない。
子供向けにリライトされて短い物語にしてくれたものの方がよほど出来がいいように思えるのだが、どうだろう。
ただ、今回、読み通してみて驚いたことが一つ。
私の記憶では、エイハブ船長は自ら白鯨に放った銛につながった縄に絡まり、モービィ・ディックに磔になったまま溺れ死んでしまう。そしてモービィ・ディックが海上に姿を現すと、まるで生き残ったものを誘うかのように手だけが揺れている。というものだと思っていたのだが、全然違っていた。
モービィ・ディックに絡めとられるのはエイハブ船長に従う得体の知れない男であり、そいつは手をブラブラさせることもなく、海に没した後、何の記述もない。
エイハブ船長は捕鯨ボートの他の乗組員が知らない間に縄が首に絡まったまま海に引きずり込まれて退場し、これまた再登場することなく、その後に何の記述もない。
このあっけなさは何?まるでアメリカン・ニューシネマ状態ですが...。
それともディレーニィみたいに、印象的なラストを書くと中身が目立たなくなるから、わざとあっけなくした?
良く分かりません。
とりあえず、日本人なら誰でも知っているけど、ちゃんと読んだことのない作品の一つは、海底二万里に続いて制覇した。
しかし、150年前はマッコウ鯨って死ぬほど憎まれていたのがよく分かりました。