佐久間薫のレビュー一覧
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いろんなタイプのお宅を”家大好き少年”道生くんが自由研究のために訪ねていくお話ですが、とにかく出てくる人たちがみんな優しい!
最初は何かといぶかしがる大人たちも(そうじゃない人もいたけど)、まっすぐな彼のハートに共鳴するかのように気がつくと心がほぐされて、そして彼のことを受け入れていく様子がうかがえました。
ピュアすぎて危なっかしさも多々ある道生くんのことを、お母さんがこっそり先回りしてカバーしようとしているのも素敵です。
我が子が大好きなもの、やりたいことを肯定して、でもあくまでも黒子に徹して動けるその行動力にどこか羨ましさもおぼえました。
訪問先で「学校は平和に暮らす練習をする場」だと -
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我が家から最寄り駅までのルート上に、昭和50年代造成と思われる住宅街があります。竣工当時の画一的なデザインのまま朽ちかけていたり、綺麗にイノベーションされたり、建て替えられたお宅はそれぞれ時代の流行を取り入れたデザインになっていたりとさながら住宅の見本市状態で大変楽しいのですが、そんな自分にうってつけのマンガを偶然本屋で発見。たちまち虜になってしまいました。
家が大好きな小学生が、気になるお宅をアポなし(では無いんですよね、実は。ここは巧い)で中を見せてもらうというユニークな設定。全面ツタの家やゴミ屋敷など顔ぶれは実に豊かで、その住人も一筋縄ではいかない曲者ばかり。そんな濃いキャラに物怖じせ -
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団地に住む小学生・家村道生は、散歩で色々な家を見るのがが大好き。「中はどうなっているんだろう、住んでいる人はどんな人だろう、といつも想像しています。だから、自然とぼくの自由研究のテーマは「家」になりました。」ということで、大きな日本家屋や、蔦に覆われた家、コンパクトハウスなどに、ピンポーンとおじゃまして取材する。お礼はお気に入りのお菓子「チョコDEパイ」1つ。最初は迷惑そうにする家主もいるが、道生の素直な言葉につられて、自分の人生を振り返る。クラスでは浮いている道生だが、取材先の人々が研究に興味を持って認めてくれたことに喜びを感じるところでは、うっかり涙も。
それぞれのお家の間取りが入った自由 -
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散歩をしながら家を見るのが大好きな小学3年生の家村道生くんのお家研究日記の第2弾。
気になるお家を見せてもらえませんか?と物怖じせずにお邪魔する道生くん。
今回も目を惹くお家が続々と登場。
そして、お礼のチョコDEパイも持参してる。
それぞれのお宅で何かしら食べるのも興味深い。
第1話〜ミモザの咲くアメリカンハウスではサッポロ一番塩らーめんを道生くんが作って一緒に食べる。
第2話〜節約家の古い平屋ではヤマザキのアップルパイを温めてその上に明治エッセルスーパーカップを乗せて食べる。
第3話〜藤森建築に泊まれる家では飯島商店のみすゞ飴を食べる。
第4話〜金継ぎ職人のかやぶき屋根の家ではか -
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お家に興味があるのでとても楽しく見れた。
主人公は、小学3年の家村道生くん。
彼はお母さんと2人で団地住まい。
散歩が好きで気になる家がいっぱいあって、中はどうなってるんだろう?住んでる人はどんな人だろう?と想像していたら自由研究のテーマが「家」になり、気になる家をピンポンして見せてもらう。
もちろんすんなりと家の中に入れてくれるわけじゃなく、事前にお母さんがこっそり頼んでいたりするわけで…
家が好きというのも小学3年では珍しく、クラスでもみんなと会話があわなかったりする。
だけど第7話で、友だちになれなくても不思議じゃないよ。ただ友だちじゃないけど平和に暮らす練習をするのが学校なんじゃな -
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ご自宅訪問エッセイマンガ。
小学生の道夫君が、自由研究のテーマで
「街の気になるお家の中を見せてもら」というストーリーです。
それぞれの章の最後に道夫君のレポートが紹介されています。コレが、家主の特徴をつかんでいて、侮れないんだな。
このマンガを読んで思ったのは、家の中ってのは家主の頭の中(思考)がまんま現れているって事です。
(私はあまり自宅に他人を招待したくない理由はコレだと思う。)
ミニマリストの家、汚部屋の家がもっともわかりやすい。
ミニマリストの頭の中は、必要最小限のタスクを効率よくこなしていくために整理されていますし、その反面、汚部屋の主は、物がある事に安心を得る。なので、