ピーター トライアスのレビュー一覧

  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    面白い。日本とドイツが勝利した歴史改変物。日本が原爆を投下してUSAをUSJとして統治、って設定が燃える。科学の水準も1988年で既に現代を凌駕してるのが面白い。まだイマイチ主人公には感情移入できず、ただこの世界観を楽しむのみ。猟奇的な描写にはちょっと辟易。作者は韓国系アメリカ人だということだけど、日本文化について相当深い理解がある様子で興味深い。現代日本人の感覚からすると、戦後も続いた日本帝国のエクストリームすぎる描写が誇張にも皮肉にも思えるんだけども、冷静にもしあの戦争に負けてなかったらこうなってるかもな、と納得出来もする。これは日本のことよく知らないと書けないし、そこに脱帽。それと、訳の

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    2017年02月20日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    下巻もメカの戦闘シーンは少なめ。パシフィックリムを観た時のようなテンションにはたどり着けなかった。
    ただ、ストーリー自体は思っていたよりも楽しめた。なかなか深い結末だ。日本人が同じ設定で小説を書いたら全然違う現状を描いていた気がする。
    オマージュとも言われたディックの『高い城の男』を未読だったので、俄然興味が出てきた。

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    2017年01月04日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    複数巻を並行に読むシリーズ。

    六浦賀を捕まえることを決心したベンこと紅功と昭子。しかし、ジョージ・ワシントン団の拷問で腕を失った昭子は、失った腕にレーザーガンを着けることを望む。また、六浦賀の待つサンディエゴには武装アーマーでしかたどり着けないことから、サンタカタリナ島経由で行きたいのだが、そのためには負けると殺されるゲーム大会で優勝するしかなかった…。

    つらつらとあらすじは書いているものの、ほとんど忘れていたので、わからないまま読み進めていた。しかもほとんど説明なく会話で進むことから、なかなか状況が把握できない。

    ロボットもののドライでクールな作品ではなく、血しぶきどろどろ、『北斗の拳

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    2023年03月02日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    1948年、アメリカでの地上戦に日本の皇軍が謎の破壊兵器を投入し、アメリカ全土を制圧してユナイデッドステイツオブジャパン(USJ)を建国した。1988年、終戦時に生まれたベンこと紅功は、USJにおける日本皇軍の諜報部に所属していた。ある日、元上司と思われる男性から「娘が死んだ」と電話を受けた…。

    ディックの名作『高い城の男』同様、第二次大戦を起点としたパラレルワールド物である。もっとカラッとドライな話かと思いきや、わりかし重めのストーリーで面食らった。

    日本皇軍、諜報部、憲兵といった日本人コミュニティに対して、テロ組織ジョージ・ワシントン団が裏の裏をかいて手を回してくる事に対し、日本軍は情

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    2022年11月30日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 下

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    こんな調子なら、今後も幾らでも続けられそうだよね。
    これからの展開も面白そうなのに残念だな。
    ただ、下手に続けるとマンネリになるので思い切りよく、ここで終了で丁度良いのかも。
    惜しまれつつ、去るのが有終の美学かな(汗)

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    2021年09月09日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 上

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    3部作の最終巻。世界観は3作共通していて登場人物も同一人物が出てくるのだが物語自体はそれぞれ独立しているので、前作までの細かい内容を覚えてなくても問題は無い所が好き♡
    同一人物が、以前の作品でどんな活躍したか、すっかり忘れてるけど読んでいてイライラせずに読めた。
    つまり内容は至極単純、今回はロボットバトルで能天気、残酷描写も多いので好みが分かれる所だが、僕は好き。
    暇潰しに持って来いだ。

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    2021年09月09日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    ディックの高い城の男の設定を受け継ぎつつ、サイバーパンク的要素をふんだんに盛り込んでいる。ディックなどの古典SFに大いに影響されたであろう、日本のSFの世界観の中でも特にロボ(エヴァやメタルギアなど)が再帰的に古典SFの中に取り込まれて出来た作品という感じがした。

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    2021年01月09日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 下

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    日本とドイツが勝利したUSJ三部作の最終巻。
    MSEは青春モノ過ぎてあまり肌に合わず、USJは登場人物が裏切られた社会の精神的バックボーンが慣れなかったのでイマイチ感があったが、CSRは主人公を体制側に据えた上で陰謀劇とした為話に疾走感があり一気に読めた。しかし海外の人は自分で作成した世界を一気に変えたがる癖があるのだろうか。

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    2020年10月29日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    下巻に入ると情報が整理され、物語の方向性が明確になって、かなり読みやすくはなった。でもそれは単調な一本道と同義であり、相変わらず深みはない。外国人の目から見た日本人や日本文化に出会うたび感じる、一種の気恥ずかしさや違和感がずっとあって、居心地の悪い読書だった。完全なエンタメに振ったほうがよかったのではなかろうか?

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    2020年04月29日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    ネタバレ

    さあ終わった~石村大尉と特高の槻野は所在不明の六浦賀将軍の足跡を追う。将軍は先の大戦で日独が負ける改変歴史世界を舞台とするゲーム「USA」を開発し、アメリカ人抵抗組織に協力しているのだという。石村は片腕にガンアームを装着した槻野とパイロット久地樂のメカに乗り、行く手を阻む的メカを撃破し、抵抗組織の本拠地へ向かう~下巻はほぼ一気読み・できた。だけど、結局どっちの勝ち? 華々しく終わって欲しかったなぁ

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    2020年01月23日
  • メカ・サムライ・エンパイア 上

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    前作であまりメカが活躍しなかった反動か、こちらはメカ戦、メカ戦、またメカ戦と読み応えありで、私を含め前作で消化不良だった人もニッコリ(笑)

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    2019年01月16日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    "書店で見かけて、ジャケット買い。上巻を読み終わるも、本の世界に入りきれずにいる。
    下巻を最後まで読むべきか・・・
    とりあえず惰性で読み続けてみる。"

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    2018年11月24日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    上巻よりは明らかにテンポが良くなったけど、ちょっと好みじゃ無かった。
    デストピア物嫌いなのかなあ?<おれ
    あと、隠された歴史として『三光作戦』とか出てきて萎えたのも事実

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    2018年10月24日
  • メカ・サムライ・エンパイア 下

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    日本が戦争に勝利した世界でゲーマーがメカのパイロットになっていくいわゆる王道っぽいお話。
    前作はゲーム開発者が主人公で表紙のロボットほとんど出ないやんけとなっていたが、今作では出まくり。
    やっぱりバイオメカは特撮怪獣がモデルなのかな。
    外国から見た日本文化のイメージってこんな感じなのかも、というのを楽しめます。

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    2018年05月12日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    うーん、どう評価したらよいのか・・・

    完全にファンタジーなんですよね。ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』に出てくるイエーガーを思わせる巨大ロボット兵器「メカ」が登場したり、うーん。

    設定は良いと思うんですよ。でもね、描かれた内容にね、なんか共感できないんですよねぇ。かと言って、“駄作”とまで言う気にもならず・・・

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    2017年09月11日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    もし、第二次世界大戦で日本が勝っていたら・・・、そんな歴史改変小説です。

    日本がアメリカに勝つと言う内容の小説と言えば『高い城の男』が有名です。この作品は、21世紀版の『高い城の男』と言うのが触れ込みですが、どうなんでしょう?『高い城の男』は、重厚な厚みのある話だったと思いますが、これは、やっぱりファンタジーですよね。いろんな設定が、SF。

    主人公?の石村も、良く分からんしね・・・?

    下巻に期待・・・できるのかな。

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    2017年09月09日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    本書は、第二次世界大戦で日本とドイツの枢軸国が勝利した改変世界が舞台。アメリカ西海岸は「日本合衆国」として日本国の統治下にあるが、生き残ったアメリカ人は「ジョージ・ワシントン団」を結成し、度重なるテロ行為により、日本合衆国に打撃を与えていた。日本合衆国の大尉である石村紅功は、かつて自身の両親を日本国に対する反逆の疑いで告発した人物。ある日、彼のもとに架かってきた一本の電話。それはかつての上司、六浦賀(むつらが)将軍からであった…

    本書はもちろん、フィリップ・K・ディック「高い城の男」の影響を受けており、「21世紀版『高い城の男』」として紹介までされているようですが…正直、誇大広告の印象は拭え

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    2017年05月27日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    んー下巻は期待してたほどじゃなかった。なんかもっとこの世界観を上手に活かしてほしかったんだけど、ロボットバトルもそう盛り上がらないし主人公のスーパーハッカーとしての技術も活かされきってないし、不本意なラストだった。ここまで大風呂敷広げたならエンターテイメントに徹し切るべきだったんじゃないかな。エピローグ的な章もあのラストの後だと蛇足に過ぎないなと思った。しかし訳がとにかく秀逸なので、訳書だと意識せずに読めたのが本当に新鮮な体験だった。

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    2017年02月23日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    下巻もダラダラと読んできたが、本も半ばに来て、慣れてきたというか、太平洋戦争に日本が勝ったという設定をしたゲームの世界だと思うことにした。
    皇国や特高や憲兵や八紘一宇も神道もそれらしく見せるためのアイテムに他ならず、それ以上の意味がないと思えば、気にもならず、結局は“だれもが信じられる国・USA”を讃えているように読めた。
    表紙が凄くかっこ良かっただけに、めっちゃ肩透かしでした。

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    2017年01月28日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    第二次世界大戦で日独が勝利した世界を舞台に繰り広げられるSF。
    上巻はパシフィックリムのようなロボットの戦闘シーンは少なめだが、設定の説明にページが取られた印象。こういった類の小説は、設定が行きすぎてる方が楽しめる。
    下巻も楽しみになる程度には魅力的。

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    2017年01月03日