桑野和明のレビュー一覧
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ネタバレ第二話で感激!瑞樹くんが雑貨屋さんでコップを購入。そのコップには3巻で登場したナリソコナイのてる吉の絵が描いてある。美鈴さんのイラストに気づく瑞樹くん。彼もまたずっと気にかけていたんだなぁ。と嬉しくなった(^-^)
第三話では鈴闇様という小学生の女の子のような神様から、驚きの情報を得る!冬夜くんが瑞樹くんをどう思っているのか。爆弾発言にニヤニヤしてしまった( *´艸)
相変わらずなお姉さんの京都弁に、噴き出してしまう。絶妙なタイミングでした!
表紙の燃えるような鮮やかな赤がきれい。北野天満宮は一度訪れてみたいです(*´▽`*) -
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ネタバレ第一話のナリソコナイは再び出てきそうな気がする。冬夜くんに早く封印して欲しい。このナリソコナイの描写はちょっと気持ち悪い。
第二話。クマのぬいぐるみのナリソコナイ!やった~♪癒し系キター(^^)と思ったんだけど、物騒なこと言い出すから呆然としてしまった。野球部のピッチャーとOBは性格が悪すぎ。瑞樹くんが天狗の鼻を折ってくれたからスッキリする。瑞樹くんのひとの良さがますます顕著に。彼の作るきなこティラミスは絶対おいしいはず!
第三話。瑞樹くんのお姉さんが面白い。ちょっと頼りないひとだけど、弟を大事に思うあまり冷静な判断ができず、変な石を買わされてしまったのかな?と思った。お姉さんの京都弁がおかし -
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ネタバレいちばん印象深いのは第二話です。第一話を読んだときは軽く読める小説だと思ったけど、第二話に登場するナリソコナイのネンドンと、その友達の夕芽の厚い友情に泣かされてしまった。
ネンドンの性格がいいのです。妖力が弱いから寿命が短くもうすぐ消えるというネンドン。とうとう歩けなくなって。でも話すことはできる。良かった。というのです。できないことを嘆くのではなく、できることに喜びを見出だす。見習いたいです。
主人公の瑞樹もネンドンと重なるところがあります。両親を亡くしたけれど僕には姉がいる。幸せだと瑞樹は感じている。もっと悲しんだほうがいいのではと、心配になりましたが、お姉さんが面白い人だから悲しむ暇がな -
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恐怖の案内人・黄泉ちゃんが贈る大人気シリーズ。小3の次女が夢中で読んでいるのだけど、まわりには読んでいる子がまったくいないらしく、「おもしろいのに感想をだれとも共有できない!」とのことで定期的に私に読むよう勧めてきます(笑)
今回は都市伝説がテーマで、『ベッドの下の女』『赤いくつの女』『暗闇の住人』『黒い募金の女』の4編。
友達に利用されて裏切られた少女が都市伝説をもとに復讐するとか、恋敵を疎ましく思った少女が呪いのアイテムを相手に押し付ける……とか。なかなかストーリーが入り組んでいるので毎回びっくりする。
お化け系のホラーなんだけど、人間関係の歪みや鬱憤が発端となって招かれる恐怖なんだよな。 -
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娘から「読んで!!」と熱烈に薦められて。
いじめの結末編、と副題にあるとおり、収録の4編はいずれも、学校でのいじめを発端に恐怖の世界へと足を踏み入れることとなった少女が主人公。いじめる側であれ、いじめられる側であれ、だれかに対して憎悪の念を抱いたら行き着くところは同じなのかもしれない。人を呪わば穴二つ。
『丑の刻参り』は、いじめられっ子のユカコと、そんなユカコをいつもいじめから守る聡美、という幼馴染の少女たちの微笑ましい関係が描かれている。やがて可愛らしいユカコにはイケメンで頼れる彼氏ができ、お役御免の聡美はこれで一安心、かと思いきや……。
友だち関係における複雑な矛盾や悪意が、とても児童書 -
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神様からもらった力を
地味に人助けに使う瑞樹がいい子だわぁ。
いい子、というか人好きのする子。
そのあたりをナリソコナイに
見込まれているから、相談事が増えるのね(笑)
人間と仲良く一緒に暮らしたいと願う
ナリソコナイたちの想いを
少しでも叶えようとしてきた瑞樹。
別れを選ばなければならなかった回も
決して遺恨の残るものではなかったし。
栗きんとん、芋あん団子に
抹茶モンブランと秋スイーツづくし。
冬にはあたたかい甘味を…と思ったら
ここでシリーズ終わりなのね。
いや、別にいつでも続けられそうだけど。
そして私の姉さん伏線あるっぽい疑惑も
特に広がりをみせることはなく( ´∀`)
うん、で -
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人間用と神様用の入り口があるなら
専用じゃないじゃん(笑)
というツッコミはさておき。
この感じの小説がいろいろ出版されてますが
多すぎて全部は手を出せないので
出会いの運と相性にまかせるしかない。
で、これは好きなほうのタッチでした。
京都に暮らす姉を頼って
東京から来た高校生の瑞樹が
クラスメイトである冬夜の経営する
和洋折衷の甘味処でアルバイトをしつつ
神様や妖怪(ナリソコナイ)の絡む事件を
いろいろ解決する短編集。
1巻目は来京したばかりの瑞樹に合わせて
ちょろっと京都な観光地も出てくるけど
基本、生活圏内のおはなしだね。
騒動のもとはあるものの
瑞樹と冬夜、甘露堂の従業員やお客た -
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ネタバレどんな小説を読んでも、初恋は甘酸っぱくて少し切ない。実っても実らなくても胸をキュンとさせ、ドキドキさせることでしょう? でもこちらで紹介するお話はひと味違います。ドキドキはドキドキでも恐怖によるものですから。 初恋をテーマにした怖い話が4編。初恋ってもっといいものじゃ?と思いながら読んでいた。出てくる女の子の執着がすごいのもそうだが、出てくる男が方々の女の子に手を出しすぎでは。若いうちからそんなんだと、いつか後ろから刺されるぞ!と思わず突っ込み。「ブラッティ・バレンタイン」一番最初の「ブラッティ・バレンタイン」はフィクションだからと言われればそれまでだが、非常に過激で最初からこのテンションで大