福江純のレビュー一覧
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アインシュタインが提唱した「相対性理論」や「等価原理」「E=mc2」などを平らな言葉で説明した本……で合ってる?
学生時代物理赤点ガールだった私にはなかなかのボリュームだった一冊→
数式も当然出てくるし、まぁ、その辺りは読んでもやっぱりわかんないんだけど、ふわっと「時間の感じ方違うよねー」「重いとエネルギーたくさんいるもんねー」「空間が曲がると三角形の内角の和は180度じゃ……ないわ!ほんまや!」となったので、楽しかった(笑)
この充足感が味わいたくてブルーバックス読んでる気がする(笑)
「理系の本を最後まで読んだぞ!」って言う感動を味わいたい。
E=mc2はまだわかんないんだけどね……(こ -
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「色」をキーワードにして、星、宇宙、空、生物まで幅広いテーマについて解説している。空はなぜ青いのか?夕焼けはなぜ赤いか?葉っぱはなぜ緑色なのか?など。
各項目で専門的な知識を要する事象を絵を使って分かりやすく解説している。眼から鱗の話がちりばめられていて改めて知ったことも多く、非常にためになった。こういう書が一冊家にあるだけで、日常の物事に対する関心の持ち方が違ってくるだろう。
ちなみに、日本語には色の名前が500色ぐらいあるとのこと。日本に四季があったり、日本人の情感が豊かなため、日本語の色の表現が非常に豊かなのだろう、と著者らは述べている。 -
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ネタバレ・光の正体は電磁波。波、粒子両方の性質を持つ
・特殊相対論は光速度不変の原理、特殊相対性原理(慣性系内では同じように物理法則がはたらく)から成る
・物事は確率的に生起する⇔神はサイコロを振らない
・物事は連続的ではなく離散的に生じる
・高速に近い速さで動くものは、観測者に比べてゆっくりと時間が進む(=ウラシマ効果)
・双子のパラドックスは、宇宙船が慣性系でないため成り立たず、宇宙船に乗っている方が歳を取らない
・質量をもった物質のまわりは重力により曲がっており、光は(最短経路を進むため)曲がった空間を直線に進む
・ブラックホールは成長し蒸発する
・アインシュタイン方程式によると、物質の運動は時 -
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『儲けたいなら科学なんじゃないの?』で成毛眞が紹介していたので、興味が出て読みました。
第1章『常識篇:ブラックホールの非常識』では世間に広まっているブラックホールのイメージを覆す衝撃的な内容が書かれていて、驚愕しました。第1章だけでも読む価値が有ります。
宇宙SFが好きな方には中々興味深い話題がいくつも出てきます。成毛眞も言っていたようにかなり難しいのですが、綺麗なカラー図解が豊富に出て来るので、眺めているだけでも楽しめます。とても綺麗なブラックホールの写真に感動しました。内容自体は難解ですが、身近に感じられる例えが多く、文章は分かり易いです。専門用語が頻繁に出て来るので、物理学の知識は -
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宇宙関連の当時最新情報を集めたものです。
2010年のものなので、はやぶさは帰ってきてないし、大林組の軌道エレベーターの話もありません。
ですが、一昔前の知識しか無かった身には、いろいろ新鮮な情報でした。
ビックバンの前があったとか、ガンマ線バーストにダークマターやダークエネルギー、グレートウォールなどなど、そのスジの人にはたまらない単語が多々出てきます。
基本的に初心者向けにあると思うので、難しい公式や専門用語などはほとんど出てきません。
スイングバイにしても、惑星を使った加減速法みたいな感じで1行終わってたりするし。
詳しく知りたい人にはちょっと物足り無いですかね。
自分の情報のアップデー -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
SF映画やSFアニメ、SF小説などにかならずといっていいほど登場するもっとも有名な天体現象、それがブラックホールである。
しかしその研究が進むにつれ、一般的に漫然と想像されている“ブラックホールの常識”が、いまや常識でなくなってきている。
そこで本書では、ブラックホールに関するさまざまな誤解を解き、正しい理解を普及していく。
[ 目次 ]
第1章 常識篇:ブラックホールの非常識
第2章 時空篇:光速現象とスターボウ
第3章 重力篇:光線の曲がりとブラックホール時空
第4章 黒洞篇:ブラックホールとワームホール
第5章 宇宙篇:ブラックホールシャドーとブラックホールジェット
第6 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
太陽、月、無数の星々―何千年もの間、人類が地上から見上げてきた宇宙の姿。
しかし天界には、肉眼では“見えない”謎と神秘が潜んでいた。
宇宙空間で見られる青空や夕焼け、オーロラのような現象、太陽系一〇番目の惑星(?)エクボ天体、ドレスを着込んだブラックホール、宇宙の影の支配者ダークマター、幽霊粒子ニュートリノ―。
さまざまな創意工夫によって、可視光以外の“見えない光”だからこそ見えてきたはるかに奥深い世界。
ここ数十年の天文学の成果が一変させた、二十一世紀の新しい宇宙の見方を紹介する。
[ 目次 ]
第1章 天界の色彩―宇宙にも色がある
第2章 天体の体温―宇宙に拡がる“見えない