亀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イブン・バットゥータといえば、世界史の教科書に登場する旅行記書いた人、という記憶。そして、名前の響き語感が最高級だと個人的に思います。墾田永年私財法のリズム感と、イブン・バットゥータの絶叫感。いいです。
そのバットゥータ先生が雇った奴隷目線で語られる「バットゥータ先生のグルメアンナイト」。飯テロ漫画の趣ありますが、それにはご飯の絵力が足りない。奇人バットゥータと奴隷リタの珍道中、そしてグルメ案内、という風合いかな。
偉い学者さんあるあるの世間ずれなバットゥータと、彼に振り回されながら奴隷の身分から世間を知ってゆくリタの旅。
二人とも、知らないことを知るための旅になりそうです。
学者なので知 -
Posted by ブクログ
■2歳児大絶賛? やばいエピソードとシュールなイラストのコラボが絶妙!■
教科書等で偉人と呼ばれる人たちの「すごい」実績と知られざる「やばい」側面がセットで漫画やイラストとともに紹介されており、意外な(人間的な?)一面を垣間見ることができる。
僕のハートを捉えたのは「無知の知」を唱えた哲学者ソクラテスの発言で彼の鬼嫁に関連する含蓄ある言葉
「結婚はするべきだ。相手が良妻なら幸せになれるし、悪妻なら哲学者になれる。」
感想?言わぬが花でしょ。
ところでこの本、なぜか2歳の娘のツボにはまったようだ。気に入りすぎて、僕が読んでいると取りにくる、上の娘が取り上げると猛烈に怒る。突然ハッと気づいて -
Posted by ブクログ
世界史を学ぶと言うよりは、ざーっと流れを知りながら、世の中の偉人の表と裏を、少しユーモアに知れる感じの本。
もちろん高校(大学受験)で世界史Bを山川で学んだ人なんかには、色々と思い出すことが多いだろうしおすすめの一冊。(二周目は読まないだろうけど。)
appleのスティーブ・ジョブズの奇行まで色々と紹介されているが、史学のミソは「歴史を紡いでいるのは人」であり、「人と人のつながり」が歴史を動かしてきたということ。人が作ってきた(正確には記録してきた)歴史に名を残した人物も所詮は我々と同じ人で、偉人の部分だけじゃなく、人間らしい部分も知れる良い機会になった。どうしても教科書で学ぶとパーフェクト